ラサ・サヤン(川で歌おう)

投稿者:「世界・ふしぎ発見」を見た感想 - 2000/08/27 15:00

インドネシアのスマトラ島とジャワ島の間にスンダ海峡があり、その中にクラカタウ島(Krakatau)がある。

1883年12月は太陽黒点の極大期である。 その半年前の出来事である。
1883年5月27日頃、そこにあった火山島は、火山噴火史上まれにみる大爆発を数回起こした。
爆発の音はイスタンブールや南アフリカにも聞こえた。
島の大半は飛散、陥没して、火山島は消滅した。 (今のクラカタウ島は1930年に誕生した。)

この時の40m以上の大津波で36000人が死亡した。
火山灰は、30km以上の上空にたっし西風に流されて13日で赤道を一周し地球の上空をおおった。
太陽は青や緑に輝いて見えた。
3年にわたり地球上の日射量を一割余り減らし、世界中に低温・凶作を招いた。

その1348年前、西暦535年、クラカタウ火山の人類史上最大の大噴火によって、
火山灰は地球を全体をおおった。 これにより世界中に低温・凶作を招いた。
伝染病、食糧不足で多くの人が死んだ。

当時、一番栄えていた東ローマ帝国の首都コンスタンチノープルでも人口が50万人から10万人に減った。
この頃、歴史は、古代から中世に移り変わっている。

大昔、恐竜を絶滅させたように、大災害は、貧困と伝染病大流行と戦争を起こし、人類の歴史を変えてきた。
人類は力を合わせて、大災害に立ち向かう必要がある。 それが出来なければ、恐竜と同じ道をたどる事になる。 

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