通りゃんせ

投稿者:聞いた話 - 2000/04/02 11:50

1986年11月15日17時25分、三原山は噴火し始めた。

11月21日、噴火見学が始まっていた。
16時15分、予想もしなかったところからの割れ目噴火が発生した。
見学者たちは、山を急いで降り始めた。 秒を争う緊急避難が、始まった。

最後になった茶屋の主人は、逃げ遅れた2人の学生に気がついた。
主人は、2人の為に待った。 そして、3人の乗った車は、急いで山を降り始めた。

目の前の道に、割れ目が発生した。
そこを飛び越え、後ろを見ると、その割れ目から、溶岩がいきよいよく噴出し始めた。

3人は、わずかの差で、助かった事に、気がついた。
天は、人を助ける人を、助ける。 昔も、今も、これからも。

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