徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2001年11月1日(木)
秋桜の空にスタート
 少し遅れましたが、「最終痴漢電車」の感想をアップしました。自分でも誉めているのか、けなしているのかよく分かりませんが、こんなものかと。個人的には事前に予想したくらいには楽しめました。

 「秋桜の空に」。上記の通り、ゲーム感想を書き上げたので始めました。まだ少しだけですが。
 足回り関係はバグも含めて、実にデビュー作らしい仕様。どうしてこんな……、と頭をひねることが多いです。そのへん次回作は色々と考慮して欲しいところ。
 音源はCD-DAなんですが、とてもそうは思えません。作曲の時点で担当者は音源に対する配慮を全くすることなく作ったのではないか、そんなことを思わせる曲ばかりです。要レベルアップ。
 エロゲーでは時折、あだ名をつけることが出来るゲームがあります。しかし、そんなゲームの多くでは妙な措置がとられています。それはあだ名に「くん付け」をすることです。これっておかしくないですか? あだ名というのはそれだけで呼び名として成立するものだと思うんですけど。そもそも「くん付け」をせずにはいられないキャラなら、どこか馴れ馴れしさの伴うあだ名では呼ばないのではないかと。
 で、どうしてそんなことを書いたかというと、この「秋桜の空に」ではあだ名だけでなく、敬称も設定出来るんです。これはちょっと面白いカナ、と(早速、染まってます)。残念ながらこの敬称をなしにすることは出来ないんですが(設定しないと自動的に「くん付け」になる)、あだ名に望まぬ敬称をつけられてしまうことを避けられるだけでも意味はあるかと。
 例えばあだ名を「王子」にして、敬称を「サマ」にするなんて遊びも可能な訳です。従来のゲームでは「王子サマくん」とかシスプリライクに呼ばれてしまう訳ですから、この機能があるとないとでは結構、違うのではないでしょうか。

2001年11月2日(金)
秋桜の空に1回目終了
 思ったよりずっと長い1プレイでした。途切れ途切れにプレイしたので正確な時間はわかりませんが。
 日常会話はなかなかいい感じです。シナリオライターのセンスの良さが光ってます。まぁ、Keyに代表されるような特殊な口癖系なのでややくどく感じる部分はありますが。
 1人目は教育実習生の小泉ひより。えーと、困ったことに解いた今でもどうしてこのキャラのルートに入ったのかわかりません。基本的に選択肢はどれを選んでも大差ない、会話のみ変わるタイプ(と思う)なだけに余計に。今から2回目はどうしたもんかって感じです。
 すでに書いたようにテキストのセンスはやや特殊ながら良いんですが、それはあくまでも対象となるキャラが嫌いでない場合の話。苦手なキャラにこられるとかなりくどいです。今から巨乳メガネ巫女という私の天敵のようなキャラに対してどうしたものかと悩んでいます。好きな属性と嫌いな属性を掛け合わせるとこんなにも嫌なものだったんですね。今さらながらに思い知りました。
 シナリオはこの世界の特殊ルールにかなり戸惑ってます。文化祭前に泊り込むのは普通ですけど、クラス単位で銭湯行ったり、布団ひいて寝たりしますか? かなり唖然とさせられましたよ。
 恋人同士になってからも平然と校内でいちゃつきます(教育実習生デスヨ?)。他の生徒もまるで突っ込もうとしません。「秋桜の空に」公式ルールみたいなものでもあるんでしょうか。慣れるまで時間がかかりそうです。ホントに。
 終盤の展開はやや唐突かな。特にその手前までは互いに秘密がある状態で進んでいくだけに戸惑いやすいかと。主人公の方にはタメがあんまりないんですよね。
 あとイベントCGの配置や構図が今一つかなぁ、と。どのシーンを選ぶかについてはどうもうまくない感じです。出来上がったCGもインパクトに欠けるものが多いように思います。数も少ないですし。一人目なんで、あくまで今のところは、ですが。
 そういえばこのゲーム、ロードする度に半秒ほど止まり、それから警告音が鳴って「ロードに成功しました」と表示されます。失敗することがあるんでしょうか。ロードする度にちょっとどきどき。

2001年11月3日(土)
秋桜の空に2回目終了
 2人目はすずねえこと桜橋涼香。ちなみに攻略に頼りました。だって心の赴くままにプレイしたら、昨日も書いた巨乳メガネ巫女のルートに進もうとするんですもの。仕方ないじゃないデスカ。二連続で苦手なキャラは勘弁ですよ。
 で、そのすずねえですが、昨日の教育実習生とは大違いでじーつーに可愛いです。幼なじみだけれども、一歳上でお姉さんぶるキャラというのは意外といそうでいなかったのではないでしょうか。変化球と言うより、ストレートが変化するカットボールくらい微妙な違いですが、かなり効果的に感じます。
 実のところ、似たようなキャラは「Canvas~セピア色のモチーフ~」にもいるのですが、あちらは時間差幼なじみ(世代ごとに切り替わる幼なじみがいる)とでも言うべき設定で、数の多さがかえって印象を弱めてしまっているのがウィークポイントでした。
 しかしながら、すずねえは違います。幼なじみはもちろん、お姉さんキャラとしても該当者が不在(教育実習生は不合格)なので大手を振りまくりで、遺憾なくその実力を発揮しています。
 メインヒロインだけに終盤への繋がりも実にスムーズ。欠落した情報がないので不審に思うこともありません。おかげで1回目のプレイの謎も解けました(プレイの順番を間違った?)。
 CGは一人目に比べれば少しはマシですが、それでも質、量に加えてそのポイントも物足りない感じです。具体的にはパッケージイラストのレベルが全編にわたって保たれていれば何の不満もないんですけどね。
 現在のところ、贅沢な不満は他ゲームに比べていわゆる個人ルートがあまり変わらないこと。確かに個人ルートなんですが、共通ルートの延長線上で起きるようなイベントがほとんどなのでもうちょいなにか欲しいかな、と(1回目のプレイ時にはどれが個人イベントなのかさっぱりわからないくらいでしたから)。
 それにしても、すずねえのHシーンはたまげました。理由はなんであれ、ベッドから降りて謝った主人公なんて初めて見ましたよ。なんだか違う意味でちょっと感動しました。
 一昨日の日記に書いたあだ名と敬称ですが、始めは「あだ名+敬称」でのちのち「○○さん」に変わるなら、例えでつけたようなあだ名もいいかもしれないと、すずねえシナリオをやって真面目に思ったりしました。笑えるだけでなく、そのギャップに少しだけジーンと来るかも。ちょっと倒錯プレイ風味(by小鹿)かもですが。

2001年11月4日(日)
秋桜の空に3回目終了
 今週は全日本大学駅伝(兼箱根駅伝予選会)のためアギトはお休み。ガオレンジャーはやってたんですが。先週の引きが良かっただけにちょっとしょんぼりカナ。

 minoriの新作が早くも稼働開始。タイトルは「Wind-a breath of heart-」。まぁーだ、何の情報もないに等しいですが、原画はわりかし好みです。それにしてもminoriブランドって勝手に相田裕+古我望のチームブランドなのかと思ってました。

 ライアーソフトの第六弾「腐り姫」はただただ破滅へ向かうというか、目指すゲームですか……。雰囲気とかは好きそうですけど、どうでしょうか。なんか気に入ってもプレイ後には鬱になりそうな、そんなゲームになりそう。

 Tarteの「雪語り」のデモをダウンロードしました。どういう訳か2種類、それもムービーとプログラム制御によるものです。中身が同じならまだわかるんですけど、違いますからねー。どういう意図なんでしょうか。
 デモ自体はなかなか良い出来でした。基本を抑えて作ってあるので素直に発売日が楽しみになります。某雪ゲーより早く出るだけで好印象ですよ。ボーカルにちょっとノイズ(?)が入っていたのは気になりましたが、製品版では恐らく問題ないでしょう。

 「秋桜の空に」。3人目ははるぴーこと佐久間晴姫。いや~、可愛いです。昨日のすずねえにも負けていない可愛らしさ。
 本当は弱いけど、自らを守るために強がっているキャラって好きなんですよ。最近だと「月陽炎」の有馬美月とか。恋仲になったあとの反動が大きいのもこの手のキャラの特徴で、変わった後の素直さ(及びギャップ)でさらにやられてしまう訳です。晴姫の場合は恋人同士へのプロセスがかなり強引でしたが、そこもある意味で魅力だと思えてしまう訳で。
 終盤の展開でのキャラクターの切実さはメインヒロインであるすずねえにも引けをとりません。こうしたシナリオでは最初は不仲である方がより効果的な場合もあるんですよね。
 極めて当然ですが、残念なのは晴姫ルートは独立しているので他キャラのルートでは出番がないこと。まぁ、犬猿の仲なのであまり活躍しようがない気もしますけど。
 それにしても県大会前夜にHするのはどうかと思います。勝てる試合も勝てなくなってしまいますよ。しかも、主人公はコーチ役でしょうに。選手のコンディションを考えましょう。
 昨日書いた贅沢な不満は晴姫シナリオでは期せずして、解消されてます。まぁ、ひとり別ルートだからなんですが、側にいるキャラが変わるだけでも雰囲気も変わって良い感じです。
 CGはここまでで一番いいカナいいカナ(カナ坊の文体模写は説得力に欠けるなぁ)。顔が立ちCGと比べてもあまり変わっていませんし、魅力的に描けていると思います。相変わらずイベントCGのポイント選びはややズレていると思いますが。

2001年11月5日(月)
秋桜の空に4回目終了
 4人目はカナ坊こと楠若菜。本当にあだ名が多いゲームです。
 相変わらず日常会話のテキストは秀逸なんですが、恋人同士になるあたりが唐突だなぁ。主人公の側が思い出したように好きになるのがね。そのあとの甘々モードがほとんどないのも不満です。晴姫シナリオの後であるだけに余計にそう感じます。すずねえの苛烈なヤキモチモードには満足しましたが。
 (このあとネタバレにつき伏せ字)
 終盤の展開についても同様です。すずねえのシナリオを先に終わらせていればいいですが、そうでなければプレイヤーは完全においてけぼりになってしまいます。特に主人公と再会してなお、カナ坊には苦しい日々が続くだけにその印象は強くなります。
 そもそもすずねえ以外のシナリオではエンディングは二段構え。これは明らかに可能なら、すずねえのシナリオを後にまわした方が強い効果が現れる、という意図をもって作られた演出です。ところがそれでは晴姫はともかく、ひよりとカナ坊のラストはいきなり過ぎる印象が拭えません。奇跡が起きてもいいじゃないか、とプレイヤーが言うには説得力がなさ過ぎるんですよね(本当はすずねえシナリオで奇跡の理由が用意されている訳ですから)。だからといってすずねえのシナリオを最初にプレイすると疑問点はなくなりますが、せっかくの二段構えのラストのインパクトに欠けてしまいますし。
 情報の露出のバランスなんでしょうが、ちょっとした二律背反になってしまっています。他ゲームならば誰からクリアした方が……、というのもほぼ無意味ですからね。少しもったいないカナ、もったいないカナ(カナ坊の文体模写で締め)。

 ああ、やっぱり最後に苦手キャラを残してしまいました。いや、性格は嫌いではないんですけど、見た目とか属性とかはかなりしんどいデス。

2001年11月6日(火)
秋桜の空に終了
 残るは最難関尼子崎初子。果たして予想とは違いましたが、苦手なキャラであることに変わりはなかったり、でした。
 んー、ゲームを2つくらいやれば、たいていはこうしたキャラが出てきます。つまり、恋人よりも悪友である方が遥かに面白いという奴が(普通は酒飲み友達と評するのですが、意外にもこのゲームはアルコール方向には実に健全なのでした)。
 私の中でそうしたキャラの典型でかつ筆頭なのが「とらハ2」の真雪さんです。馬鹿やってる時の方が異常に楽しいので、恋人になったがゆえに態度が変わってしまうことを惜しいと感じてしまうんですね。まぁ、尼子崎の場合はそれ以外にもメガネとか桁の違う乳とかそのくせ巫女とかツライ要素が色々と積載されているんですけどね。

 そしておまけシナリオ。これすごいです。本編と違って枷から解放されてしまっているので、ブレーキが壊れたダンプカーのように暴走してます。つーか、ライアーソフト級のヤバいネタが仕込まれてるんですけど。でも爆笑度は本編の何気ないネタの方が個人的には高いです。
 そういやマニュアルを見ていて思ったんですが、永遠の17歳、カナ坊さんのプロフィールは身長139センチに体重29キロ。そいでスリーサイズは上から72、49、71。詳しくはあまりわかりませんが、これって体格を考えれば充分、巨乳なのでは? 少なくても60台前半くらいでないと平らな胸とはいえないのではないかと。だって対抗馬のはるぴーが身長161センチに体重46キロ。上から75、53、76ですからねぇ。バストが3センチしか変わらないあたり、はるぴーが哀れな気が……。
 それにしてもずいぶんと笑わせてもらったゲームでした。ここまで笑えるのは年に1、2本くらいでしょう。Marronの次回作が今から楽しみです。ゲーム感想は近日中にアップの予定。 

2001年11月7日(水)
みずいろがドリーに……
 どうやらねこねこソフトの「みずいろ」がドリーに移植される模様。もちろんHシーンはないでしょうが、代わりに日和先生の幼なじみシナリオが追加されるみたいです。まーつまり、移植は本家がするということですな。なにやら社長はロイヤルティの低さに泣いているみたいで、非常に消極的な薦めかたをなさっていました。
 個人的にはかなり悩むところかなぁ、と。Hシーンだけでなく、当然ネタ的にヤバいおまけもなしでしょうし。日和幼なじみシナリオにはかなり惹かれますが……、う~ん。
 あと声優さんの問題もあるかな。パソコン版と変わっていたらちょっと厳しいですよね。特に日和と雪希の二人は特徴的な声なので余計に。

 ルージュの「このはちゃれんじ!」のデモムービーを落としました。ってこれは発売延期ごめんなさいバージョンなのですか? いえ、絵的には非常に可愛くていい感じでしたけれども。

2001年11月8日(木)
気がつけば40
 「秋桜の空に」の感想をアップしました。一応、全体的には誉めているつもりなんですが、それをきちんと書けたかどうかやや不安。欠点も間違いなくあるゲームだけに。
 結局、癒し系というのがどういった部分を指すのかよくわかりませんでした。まぁ、別にそんな点はどうでもいいんですけど。あと、どのへんが「秋桜の空に」なのかも。秋だから?
 ちなみに本日は2週目に突入。全ての選択肢(気に入ったキャラ限定)を試す所存ナリ。

2001年11月10日(土)
みずいろおかえしCDその2
 再び届きました。新たに見つかったインストーラーのバグに対応したバージョンのようです。にもかかわらず内容が一新されているのがねこねこソフトらしいですな。
 今回のバグの重要な点はアンインストール時に無関係のファイルを消去する可能性がある、ということですが私は幸いなことに「みずいろ」を残したままだったので事なきを得ました。これが現在のセカンドマシンだと容量の関係上、アンインストールしていたかもしれませんが。
 今回のメニューは「かいせつ」、「ユキちゃん○6才」、「ドラマCD」の3つ。
 「かいせつ」は日和先生のコンテンツ説明。残念ながら今回はここにしか出番はありません。でも、それだけに笑わせてくれますが。
 「ユキちゃん○6才」はこれで4作目。すでに連載と化しているような気がします。笑いに関しては日和先生に一歩劣りますが、それでも楽しませてくれます。これからもシリーズ化希望。
 「ドラマCD」はある意味、今回の目玉。ねーちんが主役のミニドラマになってます。日和先生も言ってますが、相変わらず怖いです。一発ネタを最後まで押し通しているのでやや苦しい面もありますが、この強引さがねーちんの魅力でしょう。
 メニューにドラマCDがあるので当然といえば当然ですが、こうした物にボイスがついているあたり、メーカーの違いを感じます。どことはいいませんが、ファンディスクで7800円もとっているくせにボイスなしな某メーカーは少し見習って欲しいです。体質改善を要求します。
 今後はファンクラブへと変わるそうですけど、年会費もないし(今のところ)実際にはあまり変わらないように思います。
 何はともあれ楽しませてもらいました。

2001年11月11日(日)
めいっぱい☆あすりぃと体験版
 アギト40話。本来的には今週の見どころは生まれ変わったエクスードギルスなのでしょうが、一部の視聴者にとっては氷川さんの取り乱しようこそ最大の見どころでした。
 前回、アギトの正体が何を考えているのかわからない、手先が器用なだけの居候男(主人公)だと知ってしまった氷川さんは激しく動揺、というか現実逃避。目の前で殺人行為を見逃そうとします。
 さらにアギトの正体を黙っていた馬鹿おんなに逆ギレ、激しく詰め寄ります。最近の氷川さんの(一応は)上司を上司とも思わぬ言動は少し心配になります。改造されたりしないかどうか。
 少しだけ冷静になった氷川さんは「これからどうやって津上さんと付き合ったらいいんでしょう」と悩みます。悩んだ結果として、門の外から中の様子を窺う、インターホンを押そうとして躊躇う、あるいは指が震えて押せない、さらにその怪しい姿を当の本人に見られる、いきなり逃げるなどほとんど変質者か恋する乙女状態です。
 家に招き入れられたあともアギトにお茶を入れさせてしまい恐縮する、殻ごと栗を食べて悶絶するなど獅子奮迅の活躍(?)ぶりでした。
 それにしてもどうしてこれほど同人女子を喜ばせる言動が多いのでしょうか。
 そういや、全くの余談ですがしばらく前のガオレンジャーに出演していた炭焼きオルグの人間体がアギトにも出ていました。ナルト占いをするラーメン屋台のおっちゃん役で。

 トップキャットの「ReNN」の詳細がようやくホームページにアップされました。それでもまだわからない部分はありますけれども、買う気にはなってきました。どっちかというとトップキャットの為に、という感じですが。

 メイビーソフトの「えらぶる」の情報更新。ようやくゲームの輪郭がつかめてきたような感じ。これまでが意味不明過ぎましたから。

 アクティブの「めいっぱい☆あすりぃと」の体験版をダウンロードしました。体験版といってもカードゲーム部分のみと考えて差し支えないでしょう。それ以外の部分はほとんど紹介されてません。
 いわゆる体育祭の競技パートがカードゲームになってるんですが、これって簡易型のページワンでは(汗)。ルールにないのにあと1枚と宣言するあたりもそれを彷彿とさせます。まぁ、もとのゲームが面白いのでそれほど問題ありませんが。
 それにしても雑誌媒体などで見ている時には気づきませんでしたが、今作の立ちCGは表情が固いように思います。
 頑張っているアクティブのソフトは個人的に買ってあげたいのですが、発売日が「ReNN」と被るのがねぇ。それだけなら気にしないんですけど、恐らく「ReNN」は時間のかかる大型のゲームでしょうし、翌週には「Pia3」が控えているというのがなんとも。ぬーん。

2001年11月12日(月)
DEEP VOICE購入
 昨日はすっかり書くのを忘れていたんですが、クロスネットの「DEEP VOICE」を買いました。その理由はやるもんなかったから……、というあまり良くないものですが。まぁ、不意に欲しくなったというやつです。つーか積みゲーを消化しなさいよ>自分。
 こういう時はえてしてハズレをつかんでしまうものですが、今作はどうでしょうか。
 取りあえず、数度のバッドエンドを迎えながら最終日を迎えたんですが、そこでもなんとゆーかやっぱりバッドエンド。
 ハッキリ言うとよく分からないんですな。過去の声を視覚としてとらえることが出来る、というのが主人公の能力なんですが、それで見れるのがHシーンのみなんで緊迫感とかあんまりないんですよ。主人公も「僕は昏睡状態の女の子を使って一人えちぃしちゃうような駄目人間なんだ」みたいな感じなので全然、事件の本質に迫ってくれないんですよ。命の危険を感じてくれないほどのすごい呑気だし。
 つー訳で今のところ、評価不能です。まともなエンディングを迎えれば少しはましな感想も書けそうですが。

 「めいっぱい☆あすりぃと」。なんだか体験版を1日1プレイするのが習慣になりつつあります。カードゲーム自体が久しぶりということもありますが。
 昨日はページワンに似ていると書きましたが、UNOの方がもっと近いですね。どうしてだかすっかり忘れてました。

2001年11月13日(火)
DEEP VOICE進行中
 葵エンドと檜エンドを迎えました。思い切り攻略に頼りましたけど。このゲーム、難易度が高めですよ、やっぱり。それを自分で克服するぐらいまで好きにはなれなかったのが要因でしょうか。
 で、二つのエンドを終えての感想ですけど、う~ん。なんつーか意外性に欠けますね。はっきりと。初期情報から類推されることがほとんどそのまま真実なんですよ。ちょっとこれはいただけないなぁ。想像の範囲内で進む物語はひどく退屈です。主人公が受動的であることもそれに拍車をかけてしまっています。
 猟奇的な要素に実はほとんど意味がないというのも悲しいです。なんていうか無理矢理に舞台を構築した、という感じで。
 (恐らくは)誰のエンドでもそこまでの展開に違いがないというのもかなりのマイナスポイントかと。あくまでも○○エンドであって、○○シナリオではないんですよねぇ。
 声優さんの演技だとか、システム的な部分とか器は割としっかりしているだけにもったいないかなぁ、と。

2001年11月14日(水)
DEEP VOICE終了
 碧エンド。残念なことに昨日と感想は変わりません。特に目新しい事実もなかったですし。
 それにしても柳先生は結局、手紙だけ残して蒸発してしまったのでしょうか。一体、何のために出てきたのやら。まぁ、そういう意味ではせんせいも似たようなものですが。結局、ただの狂言回しなんですよねぇ。なにかありそうで実は何もないというあたり。
 そもそも人体のパーツを集めるという行為自体、サスペンスを演出するためのハッタリでしかないですからねぇ。どう考えてもそこから人は作れないし、それを行う理由を「壊れた心」というだけで納得しろというのは無理があるのではないかと。どのみちプレイヤー的には肩すかしでしかないですしね。
 最後の教会でパイプオルガンが鳴りだしたのは昔のRPGを見ているようで笑えましたけれど。

 やはり展開の変わらないゲームというのは、館モノに限らず退屈だと思うんですよね。特にこのゲームではそれが致命的かと。

2001年11月16日(金)
雪語りスタート
 「DEEP VOICE」の感想をアップしました。まぁ、結構厳しい感じになりましたが、あんなものかと。「DEEP VOICE」に罪はないですけど、やはり衝動買いチックなのは私には向かないようです。

 「雪語り」を買いました。ブランドデビュー作らしく(?)、いきなりインストールでつまずきそうになりましたがどうにかクリア。今時、CD入れ替え時の不具合というのも珍しいですな。
 まだ始めたばかりですが、日常会話が固いようなのがちと気になります。曲は初回特典にサントラCDをつけるくらいなのでなかなか良い感じです。
 このゲーム、どういう訳かセーブの回数が記録されます。こういう仕様は初めてみましたが、一体どういう意味があるのでしょうか。100回以上セーブしたりするとなにかあったりするんですかね?

 上記ソフトを買った時にトップキャットの「ReNN」のパンフをもらってきました。ここのパンフは毎回、非常にいい出来なんで必ずもらうようにしているんですが、今回はなかなか凄かったです。なんと見開き8ページ。気合入ってます。徐々に期待が高まってきたので恐らくは買うでしょう。
 それにしても「果てしなく青い、この空の下で…」がなんとすでに生産終了とは驚きました。大丈夫なんですか、トップキャットさん?

2001年11月17日(土)
雪語り1回目終了
 昨日の日記を書いたあとに覗いてみたら今度はバグの修整ファイルがアップされてました。なかなかせわしないゲームです。
 1人目は海老原睦月。昨日書いた日常会話の固さは進むに連れて多少は改善されました。あくまで多少は、ですけど。残念ながら読んでいるだけで楽しい、ノリのいい会話とは到底、言えません。とゆーか恐ろしいほど淡々と物語は進みます。正直、物語の起伏とか盛り上がりとかいう言葉は地平線の彼方に置き忘れてきたような感じ。ついでに言えばシナリオも非常に短いです。
 取りあえず1回目は(キャラクター的に)見たまんまのストーリーが展開されました。別にこのゲームに意外性を求めていた訳でもありませんが、それにしてもねぇ。
 複数回Hもありませんし(まぁ、これは予想通りですが)、甘々な会話もありません。ヒロインは5人かと思ったら4人だし、CGも少ないです……。
 まだ1人目なので明言は避けますが、ちょっとキツイかもしれません。
 メーカーホームページで公開されていたオープニングデモが製品版に使われていないというのも謎。デモだけでなく、ボーカルもエンディング曲しか使われていませんし。Why?
 それとエンディングロールの最後に出てくるブランド名の綴りが間違っています。「Tate」じゃなくて「Tate」でしょうに。他のは合っているんですけどね。よりにもよって最後にモニターの中央に残るところで。

2001年11月18日(日)
琥珀さん、ステキです
 アギト41話。今週は久しぶりに主人公のナイスな言動が炸裂していました。
 氷川さんに向かって「葦原さんとは最近いい感じ」とのたまいます。その発言に明らかにショックを受ける氷川さん。テレビの前のやおい女子は大喜びでしょうか、それとも氷川さんの心変わりを許せないでしょうか?
 主人公はさらに暴走。木野さんを説得してアギトの会を作ろうなどと言い放ちます。その際、アギトではない氷川さんに対する心配りも忘れません。「氷川さんも補欠にしてあげますから」と。ナイスフォロー! すっかり氷川さんはへこんでしまいましたとさ。このぶんだといつかは馬鹿おんなに頼みかねません。僕をアギトに負けないカラダにしてください、とか。つーかそれは私の妄想デスカ?

 サーカスのファンディスク第二弾、「アルキメデスのわすれもの」がなにか暴走しているような気がします。「水夏」とは限りなく離れてきているというか、素直に別企画ではイカンのかというコンテンツばかりのような……。

 すたじおみりすの「月陽炎」のファンディスクが発売決定。しかも、有馬鈴香のもう一つのストーリー(他に探偵見習いさんもいたり)と聞いては買わない訳にはいきません。お値段も2500円とリーズナブル。
 プレイするのに「月陽炎」本体が必要というのは最近では珍しい仕様ですな。気になる発売は来年春とのこと。それまでにサントラも出して欲しいなぁ。

 ライアーソフトの新作「腐り姫」の連載小説「全裸刑事」がスタート。挿絵は個人的に好きな「ぶるまー2000」原画の桜瑞氏。それはいいんですけど、この内容は謳っているゲームの情報とずいぶん違うような。なんか馬鹿っぽいんですけど。暗いゲームなのでは?

 創美研究所がファンディスクを発売。「神父のお仕事」、「ぱちもそ」、「コズミックマン」に関するコンテンツが収録予定。なんかここがファンディスクってメーカーイメージに合わないなぁ。にしても最近は猫も杓子もファンディスクですな。

 ZEROの「はじめてのおるすばん」はヤバ過ぎます。自分を慕う隣家の双子の胸ぺったんこな少女になんでもやりたい放題! 値段も5800円と安いし、売れそうカナ。「幼い体を開発し放題です」。「秋桜の空に」の名セリフが甦るかのよう。
 
 TYPE-MOONのホームページで「月姫」人気投票第3回の結果がアップされてました。その結果はなんとも驚くべきもの。
 なんと琥珀さんが第3位にスーパーランクアップ! 正直、信じられませんでしたが幻覚ではありません。現実です。第2回の雪辱を果たすどころか、永遠に無理とか言われた三強の一角に食い込むとは! ああ、今日まで琥珀さんについてきて良かった。
 さっちんは第7位。レンのせいでワンランクダウン。これは明らかに「歌月十夜」のせいですね。むしろないに等しい出番でよくぞ瀬尾晶に買ったと誉めるべきでしょう。頑張れさっちん、専用シナリオがなくたって応援してるさ。
 あ、ちなみにインドな方は第6位でした。帰るべきトコロに帰ったと私は解釈しています(戻るどころか1コ落ちてますけどね)。

 マロンが個人ホームページの登録を募集していたので申し込みました。「ゲーム購入への道」が更新停滞中なのでその対策の一環としてカナ。読まれないことには意味がないんだぞっっっっっっ。いえその、わかる方だけで結構ですので。

 「雪語り」。もう終わりました。早過ぎです、このゲーム。メッセージスキップを活用すると1時間で終わります。ちょっと短過ぎでしょう。どう考えても。おまけにこれでシナリオライターは二人だというのですから。
 メインヒロインがゲームを始めて三分の一を越えるまで登場しないというのはどうかと思います。スキーに行く前のパートが全く意味がない訳ですから。選択肢によっては少しは思い出すとかすればまだしもねぇ。
 恋人同士になる過程も弱いというか、はっきりと描写不足。「それから色々な話をした」、というような文章が多い(各ヒロイン2回ずつくらい)ことからもそれが窺えます。
 参考までにとあるキャラのHシーン前の様子を紹介します(念のため伏せ字にしますが特に問題ないと思います)。
 汗くさい主人公のハンカチを渡されて喜ぶヒロイン。ここまで主人公がヒロインを意識する様子はほとんどなし。
→「そんな明日香を、とてもいとおしく感じた」(本文のまま)
→「明日香の全てが欲しくなった」(同上)

 なんでやねん!! 思わずモニターに向かってマッハで突っ込んでいましたよ。ていうか、この唐突にして変さ加減はBeFのゲームに通じるものがあるような(汗)。

 久しぶりに日記の長文記録を更新したように思います。

2001年11月20日(火)
PUSH!!1月号
 「雪語り」の感想をアップしました。改めて文章にするとこうなっちゃうよなぁ、ってくらいに酷評ですからファンを自認する方は見ない方が賢明かと思います。
 この作品には期待していた方も多いようですから結構な衝撃ではないでしょうか。私の記憶では特集を組んでいるページも幾つかありましたし。取りあえず、ブランド初買いを避ける傾向にあるユーザーを迷わせるような記事を載せたカラフルピュアガールは確信犯と言えるでしょう(バックナンバーを持っている方は11月号のP106左上を参照)。原画の左氏には気の毒というほかないですな。まぁ、買っちまったこっちもですけど。

 PUSH!!1月号。
 BasiLの新作「それは舞い散る桜のように」が発表されてました。原画家は西又葵氏一人だけのようです。それはいいんですけど、学校の制服がなんかそのまんまファーストフード店の制服のように見えるのですが。一粒で二度おいしいというやつでしょうか。

 「Pia3」のデモも載ってました。思ったより派手な感じではなかったです。まぁ、あくまで思ったよりは、ですが。このデモには各キャラのちょっとしたセリフが吹き込まれているのですが、倖月美和さんも出ていたのですね。以前、チェックしたくせにすっかり忘れていました。つーか、最近エンカウント率が高過ぎです。個人的には長崎のみなみん以上なんですが。しかも、この人の場合はみなみんよりも演技が変わらないからなぁ。さすがにちと飽きてきましたよ。

 Studio e.go!の「IZUMO」体験版をプレイ。まぁ、色々と言いたいことはあるんですが、ポイントだけ。
 体験版というものは発売に先駆けて、ユーザーにゲーム内容をアピールするものだと思います。なのに表情を変える度に分身したり、怪しいカットを背負う立ちCGというのはどうなんでしょうか。瞬きすると目の周りの空間が点滅したりもします。どうも私の目には悪い部分ばかりがアピールされているように見えてなりませんでした。
 ゲーム部分は思い切りバランスとってないなぁ、という印象を受けました。最初は回復手段がないに等しいのに雑魚に3回殴られたら死ぬし、後から仲間になる回復キャラだけはMPが使い放題だったりと。ちなみに真面目にMPが消費されたら100%クリア出来ない素敵さです。

2001年11月21日(水)
めいっぱい☆あすりぃと購入
 タイトル通り早売り店で購入しました。
 しばらく触ってみたんですが、その感想は……、いいから早くカードゲームをやらせろっ! というところでしょうか。1時間半くらいはプレイしているんですけど、ちっともカードゲーム部分にたどり着きません。延々とアドベンチャーパートが続いています。三校合同の体育祭を実現しようと奔走するストーリーなんですが、どうにも盛り上がりません。主人公のキャラがパッとしない上に行動が終始一貫していないのがその原因だと思われます。
 今作には主人公にもボイスが設定されています。昨日の「IZUMO」なんかもそうですが、最近は流行っているんですかね。でも「めいっぱい☆あすりぃと」はまだわかりませんが、Hシーンで男の喘ぎ声は正直、勘弁して欲しいです。女性ユーザーからの要望なのかなぁ。

 昨日のPUSH!!1月号の続き。もう1枚のCDのデモなども見ました。
 D.O.の「家族計画」のデモは異常に格好よいですな。ひと目で惚れ込んでしまいましたよ。D.O.もデモのセンスが良くなったなぁ、「加奈」はどうも今一つだったから……、とか思っていたら神藝工房という名前が。なんだかすごく納得してしまいましたよ。
 I’veのボーカルもたいへん気に入りました。もともとI’veの曲は好きですけど、ここまで気に入ったのはおよそ1年ぶり、「とらハ3」主題歌の「涙の誓い」以来です。まぁ、あの時は気に入り過ぎて作品にあまりにも過剰な期待を抱いてしまって少し失敗しましたが。

 ルージュの「このはちゃれんじ!」のデモも良い感じです。私がダウンロードしたものとはバージョンが異なりますが、まるで店頭予告用にカスタマイズされたかのような素晴らしい出来です。通行人の足を止めるだけのパワーを持ったナイスなデモかと。

2001年11月22日(木)
いくらなんでも買い過ぎデス
 本日からトップページに各コンテンツ毎の最終更新日を明記することにしました。これで少しでも参考になれば幸いです。

 秋葉原遠征。色々あったので一ヶ月ぶりです。そのせいか、買うものが多過ぎて困るほどでした。おかげで今日はそれを消費しきれないうちに日付変更線を迎えそうです。よって「めいっぱい☆あすりぃと」もさっぱり進まず。

 「ReNN」だけでなく「家族計画」買っちまいました。まぁ、充分予想した事態なんですが、このままでは現在プレイ中の「めいっぱい☆あすりぃと」の次にやってしまうことは確実。来週には「Pia3」が控えています。ん~むむむ……、一体いつプレイ出来るのかしらん。
 そういやどうでもいいことですが、「ReNN」を買った某店ではポスターとデモCDが付くとのことでした。家に帰って開けてみるとソフトの他に出てきたものには戯画の「プラチナ」設定資料集の文字が。ずいぶんと面白いギャグです。これでブツが重要なものなら発狂したくなってますよ。もう少し接客も含めてなんとかして下さいよ。ホントに。

 同人誌も久しぶりに買い込みました。でも気がついてみると全て「月姫」本なんですが……。これは私が偏っているとみるべきでしょうか、それとも同人作品の同人誌が溢れている現状を嘆くべきなんでしょうか。
 内容は全て当たりという稀有なケースでありました。ちなみにタイトルは……
 「猫の森には帰れない」(再び上昇気流に乗った感じで一安心。各ネタは総じて面白かったですが、中でも「ジャン」ネタ最高)
 「割烹着の悪魔with黒猫」(マンガ以上に巻末付録がいいと思ったのは秘密です)
 「遠野家模様」(タイトル通りのホームコメディがいい感じ。絵柄もギュー。「胸キュン!はぁとふるCafe」を買って初めて良かったと思えたかも)
 「夢むつびつき月」(さっちんがどこまでもいいです。秋葉本なんでしょうが、私にはさっちん本にしか見えません。惚れます。お二方とも非常に好みの絵を描かれます)
 ……の4冊。各作家様の今後の活躍を期待しています。

2001年11月23日(金)
トップキャットが……
 本日はたいへんなショックを受けました。
 もう知っている人も多数おられるでしょうが、2001年11月22日をもってトップキャットが活動を休止しました。
 最新作「ReNN」発売のその日にです。正直、「ReNN」が開発を中断した時に嫌な予感はありましたが、まさか本当に現実になってしまうとは思いませんでした。
 思えば「果てしなく青い、この空の下で…」のクリア特典ホームページを見たいがために私はネットを始めました。そんな私だけに今回のことはまさに痛恨の出来事です。
 しかし、私はトップキャットがいつか帰って来る日を待ちたいと思います。文面にも「一時」とありますし、諦めの悪い私は信じていたいのです。いつかまた再会できる日が来ることを。

 「めいっぱい☆あすりぃと」。2キャラほど終わりました。
 どうも芳しくない仕上がりです。脈絡なく場面転換しまくるシナリオは正直、あまり読む気力が起きません。そのくせ無意味に長ったらしいのも困りものです。これなら最低限のシナリオでテンポ良く進む脱衣麻雀の方が遥かにマシです。エピローグストーリー(?)もうざったいなぁ。
 クリアしても今のところフリー対戦のモードが現れません。これがなければこのゲームの価値はほとんどなくなってしまうんですけど。
 あと5回も連続で繰り返しプレイするのは面倒なので(ヒロインは7人)、他のゲームの合間に進めていこうかな、と。

2001年11月25日(日)
家族計画スタート
 アギト42話。今週はほとんど主人公の回想シーンでしたので内容的な進展はありませんでした。よってライダーたちは先週に引き続いて時間中、ボコられっぱなし。まるで悟空が到着しないフリーザ戦のようでした。
 そんな訳でいつもの(私がこの作品に感じている唯一の価値である)珍妙な会話もありませんでした。来週に期待、と言いたいところですが主人公の記憶が戻ってしまうと難しそうです。

 「家族計画」。少しずつ始めました。非常にいい感じです。生まれも育ちも違う7人の男女が疑似家族を構成し、それを維持しようとする物語。
 面白いのは主人公がそれにあまり肯定的ではないこと。正直なところプレイヤーとのシンクロ度はあまり高くないと思うんですが(大概の人は主人公と意見が食い違いやすいのではないかと)、それだけに物語がどこへ進むか予測しにくいのでぐいぐいと引きつけられます。気がつけばプレイして数時間といった印象です。やめ時が非常に難しいタイプのゲームかと。
 しかし、初回プレイでバッドエンドに到達した愚か者は私くらいですかね。かけてきた時間が長かっただけに、いきなり突きつけられたエンドはちょっとショックでしたよ。優柔不断すぎですか、ワタシ?

2001年11月26日(月)
家族計画一人目終了
 一人目は何よりもお気に入りな高屋敷末莉。いや末っ子とかに弱いんですよ。序盤でプレイヤーとシンクロしない排他的な主人公になりかわって家族計画を繋いでくれた娘ですから、必然的に可愛くなっちゃいますよ。
 改めて思うにシナリオライターの山田一氏は主人公とプレイヤーをシンクロさせるのがうまいです。「加奈」の時にも思いましたが、初めはわざとプレイヤーと主人公の意志が食い違いやすいように仕向けているようなフシがあります。それである瞬間に決定的に融合させてしまうのですね。他のメーカーではあまり見られない手法です。普通は最初からすんなり融合するように努めるものですが。
 「加奈」の時は鬱陶しいだけの妹が守るべき存在だと気づいた瞬間がまさにそれでした。そのあとはネタが個人的にアレだったので、すごい勢いでシンクロ率が落ちていきましたが、そう感じる過程は一時的なシンクロ度がどれほど高かったかを再認識する過程でもありました。
 「家族計画」の場合(正確には末莉ルートの場合ですが)は主人公の意識が末莉に向いた時でしょうか。他の家族に冷やかされる時はかなりシンクロしていたんですが、根本的なところでは生い立ちの違いがなかなかそうはさせませんでした。それだけに個別ルートに入った後はかなりヤバかったです。
 「ロリコンの気持ちがメチャメチャわかる気がする」とか言っちゃいますから。思わず私もそうかも、とか少し思っちゃいましたよ。「七生報国」、「忠君愛国」、「滅私奉公」の三段コンボはあまりにも強烈でした。まさにガード不能。それまでは結構いいな、くらいだったんですがすっかり引き込まれてしまいました。このへんのシンクロ度もかなりすごかったです。エンディングもこれ以上ないくらい完璧でしたよ。
 まともなエンディングを迎えての少し気になる点もあります(一応、伏せ字)。
 家族計画が崩壊するまでに、主人公が「家族」というものに対して失いたくない、と感じられるようになったとは今一つ思えませんでした。
 家族計画の終わりを告げる寛に憤る主人公。具体的な家族のまとまりというものが最後までなかったのでやや説得力に欠けます。しかし、個別ルートに入ってから末莉との暮らしの中で主人公は「家族」を知ったように書かれています。ここで初めて、と解釈していいのでしょうか。果たしてこれはシナリオライターの意図通りということなんですかね? どうもよくわからないです。

 あとCGモードを見てなんですけど、年少組ふたりにCGが偏っているのはどうしてなんでしょうね。まだプレイはこれからな訳ですけど、ちと驚きましたよ。それと見た覚えのないCGが登録されているような気がします。

2001年11月27日(火)
家族計画二人目終了
 二人目は高屋敷青葉。昨日の末莉と対になっているような感じを受けたからです(本日も伏せ字)。
 しかし、どうにも今一歩な感じでした。青葉の過去の記憶に関する勘違い(欺瞞)が主人公の誤った推理と同じというのはいささか都合が良すぎるように思います。というか主人公とは違って無意識下で記憶が改竄されていた訳ではないと思うんですけど。
 個人的に最も気になった末莉との関係もうまく書かれていない。青葉がありもしない過去の温かみにすがっていただけなら、どうして優しさと見えないこともない素振りを時折、末莉に向けていたのか。自分に向かってきた時はともかく、離れていた時は本当に何も感じていなかったはずなのに。
 家族計画が崩壊したあと、寛に託された末莉を突き放してしまうのもどうかと思いますが、それ以上にその後の展開。中国マフィアが攻めてきた時にミスを犯させるためだけに末莉を潜ませておいたというのも得心がいかない。心を解かすのは主人公でも、関係を修復するためにわざわざ退場させなかったのだとばかり。
 放火された時に一時的に寛たちが戻ってくるというのもなんだかねぇ。そのまま家族計画を再建するというなら話もわかるのですが。
 病院での会話もちと妙かと。屋根裏に残っていた理由が語られるでもなく、青葉との間に新たな関係が築かれるでもなく、当てもない末莉と平然と別れてしまう。よくわからないなぁ。
 末莉ルートの青葉の方が格好良いというのもね。燃える屋内のシーンでは充分に姉の役割を果たしていましたよ。エンディングも末莉に比べると印象が薄いです。

 ちなみにシンクロ度は低めでした。青葉もですが、主人公も何を考えているのかよくわからなかったので。

2001年11月28日(水)
家族計画三人目終了
 三人目は高屋敷春花。
 のっけからなんですが良いです。よもや他のキャラルートではあっさりと流されていた母親との再会にあれほどのドラマが用意されているとは思いませんでした。かなり心を揺り動かされましたよ(以下伏せ字)。
 それにしても青葉ねーさん! どうしてあなたは自分のシナリオではなく、妹たちのシナリオでそうも格好いいですか。春花を探しに行く時の主人公との会話はなんともいえませんよ。
 「…なら私は、家を掃除しておくわ」
 「家族には、家がいるでしょう」
 って、ああもうっ。決まり過ぎです。これの前に無気力な主人公にむっとする末莉の稀有な姿もGood。こういう場面があってこその家族計画ですよ。それだけにこのシーンが後ろにうまく繋がらないのが至極残念。もしかしたら春花シナリオは高屋敷家がなくならないのではないかと思っただけに。やはり約束は果たして欲しいです。せめてエンディングでもう少しフォローがあればね。
 今のところ、シナリオ的には末莉>春花>青葉でしょうか(期せずしてキャラ的な順でもあります)。昨日も思ったんですけど、家族計画が崩壊したときに家族ときちんと別れを済ましたかどうかというのは大きいです。末莉シナリオには真純との別れがきっちりと書かれてましたからね。これだけでもポイント高いです。あと景の存在も大きいですよね。てっきり準のシナリオ専用のキャラかとばかり。
 家族計画に回帰するという意味ではやはり末莉のシナリオが最も良くできていると思います。とゆうかまだ終わっていないキャラがいるので断定は避けますが、CGの量から考えてもシナリオライターが描きたかったのは末莉と春花のシナリオなのではないでしょうか。

 原画の福永ユミ氏はずいぶんと変わりましたね。私が知ったのはミンクの「LOVE MATE」が最初ですが、あの頃とは別人のようです。
 時間の経過を考慮しても今作のメインキャラはちょっと描き方を変えているような印象があります。どうもサブキャラとの間に明確な差を感じるんですよね。景とか由利とか小夜とか、あと準の昔も。彼女たちのほうが、本来の氏の絵に近いような、そんな気がします。

2001年11月29日(木)
家族計画四人目終了
 四人目は高屋敷真純。
 うーん。青葉のシナリオほどではないですけど、ちょっとどうかなという感じです。CG枚数に比例してかシナリオが薄いんですよねぇ。青葉や春花のシナリオと重複している箇所を除くとほとんど残りません(本日も伏せ字)。
 昨日も書きましたが、やはり青葉は自分以外のシナリオではきっちりと長女の役目を果たしています。その凛々しさは他キャラの追随を許しません。ただ真純のシナリオでも後ろにはあまり繋がっていませんが。
 今のところ真純シナリオでしか拝めない、青葉の弱った立ちCGはかなりの可愛さです(青葉シナリオのエンディングロールでは出てきますが)。
 肝心の真純についてはやはりシナリオライターの意気込みが感じられない、というのが正直なところです。
 寛が家族計画の終了を告げる時、真純は出て行っていないはずなのに他のシナリオ同様に姿を見せません。つーかほとんど文章に手が加えられていませんよね。本来、こういうシーンこそ平行シナリオの差別化の図りどころではないかと思うのですが。シナリオの分量だけでなく、こういった辺りにもなにか見切りのようなものを感じてしまいます。
 キャラ的に見た場合、青葉、春花シナリオで寛と結ばれるというのはプレイヤーとしてはやや引いてしまいやすい要因かと。
 添田と訣別するシーンもはっきりとした理由が感じられないのでちとツライです。預金通帳はあくまで結果論的な要因ですからねぇ。ああもためらいなく終わらせられるなら、どうしてここまでかかったのか納得がいきませんし。
 他にも私がこのゲームで重視している、家族との別れの描写が弱いのも残念。ここがしっかり書かれていればいるほど、再会の衝撃(喜び)が大きいんですから。
 ただエンディングはなかなか良かったです。これまでで最も大団円的ではありますが、末莉シナリオが10年かかったことを考えるとあっさりし過ぎかなと。特に立ちCGを使っている関係で、外見に変化のないことがその印象を強めてしまっています。いっそここは立ちCGは使わずに、全員が描かれているようなイベントCGにしてしまったほうが良かったのではないでしょうか。


2001年11月30日(金)
家族計画終了
 最後の一人は高屋敷準。
 昨日の真純シナリオ同様、個人ルートはすごーく短いです(最終日も伏せ字)。
 しかもこれがちょっと特殊で、準がいない高屋敷家を書くことが準シナリオなのだ、と納得できないと評価されないのではないかと。文章は専用に用意されているとはいえ、展開そのものは末莉を除いた他のシナリオと同じなのですから難しいかもしれません。
 おまけにこれはどう見ても景シナリオと表現した方がいいような展開です。スタッフロール後にようやく準のシナリオに戻るといったような構成ですし。
 エンディングは1、2を争うほどまとまりのよい良いものでした。しかし、昨日も書きましたが、末莉シナリオで10年、真純シナリオで4年くらいかかっていることを考えると、準シナリオは幸福への再生が早すぎるような気がします。取り戻すのが難しいものだからこそ失うことを恐れるのですし、そこに何物にも替えがたい価値が生じるのです。ちょっとありがたみが足りないかなと。
 もう毎日書いてますが、私がこの作品で重視している家族と別れる時の描写は完璧でした。この点では末莉シナリオと並んで1番でしょう。それだけに再会時の呆気なさは残念です。もう少しくらいもったいつけたほうがより効果的だったように思います。まぁでも、そんなことになったら冷たい私でもきっと泣いてしまうでしょうけど。
 真純、準の両シナリオに共通しているのは個人ルートに入ってからの過去の掘り下げがほとんどないこと。その分がそのままシナリオの短さに直結しています。
 個人的には景のシナリオも欲しかったかなー、と。あそこまで書いたならぜひ分岐を作って欲しかった。「月姫」の琥珀さんなんかもそうですが、あまりにつらい過去と現実を作り物の笑顔で隠している人に弱いんですよ。正直、足長おねえさんになることが出来た準よりも、子供に笑顔を見せながら絶えず現実に直面し続けた景の方が痛々しく感じました。

 クリアするごとにタイトル画面にキャラが追加されていきますが、寛がここに加わらなかったのはかなり不満です。ヒロインズだけが高屋敷家ではないのに。
 ゲーム感想は近日中にアップ予定。

 横浜のヨドバシで「Pia3」を買いました。開店直後には狭いフロアーに行列が出来ていて驚きました。といっても20人くらいですが。一時は時計のコーナーにあるレジも使用していました。慣れていないのか、こっちは処理が遅かったですけど。


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