徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2014年8月1日(金)
アストラエアの白き永遠1回目終了
 1人目は夕凪一夏。
 よ~~~やく1周目が終わりました。長い、とにかく長い。序盤はのんびりしながら進めていたせいもありますが、それにしても長いです。それでいて物語的にはたいしたことが起きていないというか、ほとんど話が進んでいないというか。ほとほと困った頃にようやく一夏ルートに入ってくれたかな、という按配で。今となってはボイスを全て聞いていた序盤戦が懐かしいです。未だに続けていたらエンディングまであと数日かかったでしょう。
 主人公たちは超能力の持ち主で、組織に所属する情報部員のような存在なんですけど、どうにも呑気すぎるように思います。ヒロインの護衛が任務なのに緊急性がないからといって、たやすく何度もそばを離れてしまったり。後から言い訳がましく色々と言ってみたり。そもそも設定自体が言い訳っぽいような能天気ぶりを感じさせます。仕事と言いながら園児の相手をしているだけという緊張感のなさ。世界観がふわふわし過ぎのような。
 一夏シナリオは終始もどかしい展開の連続でした。ラストで言っている通り、簡単なことを大問題に仕立て上げているだけという糞詰まり具合。これは一夏が一度でも姉と本気で喧嘩をすれば容易に気付けて解決しただろう、情けない問題です。それを延々と長尺で語られるのでプレイヤーは疲労感で一杯になります。せっかく一夏さんは良いキャラをしているというのに。
 そもそも大学生ならまだしも、社会人それも研究職である姉が一夏のために時間を作り続ける必然性があんまりないような気がするんですけど。単純に姉離れができておらず、両親とともにいても良かったのに勝手についてきて、勝手に世話をして不在がちだから落ち込むってよーわからんです。社会人相手にクリスマスを一緒にすごせないと激しく落ち込むってなぁ。幼児ですか。ぶっきらぼうで言葉足らずの姉のことを少しも理解していないあたりなんとも呆れてしまいます。ロボットであるコロナの方が遙かに相手を観察できてますよ。
 このシナリオは本筋に関係ないせいなのか、降り続ける雪の設定など非常にいい加減です。終盤の方では主人公が組織に属している設定も本人が忘れているのではないかと思うくらいでした。あまりにも一般人的な思考でプレイヤーの方がぎょっとしてしまうことも多々ありました。実際、超能力は最後の方ほとんど使ってないですしね。気のせいでないなら2回目のHシーンで使ったくらいのような。ひょっとしてアレが最後かな。
 本作はメインとサブで原画家を分けているパターンゆえにデザイン上の乖離が激しいです。見た目にわかりやすいのはいいですが、塗りも変えているのかちょっと戸惑うくらいに差があります。そうした点は背景にも表れていて、背景の人物カットとはさらに差が激しく違和感もかなりのものになってしまっています。雪が降る街の穏やかな世界観にお世辞にも合っていないように思います。
 曲の中にもそうした逸脱ぶりを感じるものが混ざっています。ギターをメインに使った一部の曲は主張が激しいだけでなく、シーンの用途に合っていないというか単純に本作の曲として相応しくないような。クリスマスの曲として本当にこれを持ってきていいのですか。個人的にとても疑問です。
 2周目からは少しでもペースが上がるといいんですけどどうでしょうか。

 ういんどみるOasisの「春風センセーション!」が11月28日に延期。またこのパターンですか……。予約したと思ったら延期。しかも、発売1ヶ月前になってから3ヶ月も延期ということは完成度はかなり低いのではないですかね。もともと期待値はそれほど高くなかったですけど、これでさらに下がるのは避けられなくなりました。結果がどうなるにせよ残念です。

2014年8月5日(火)
アストラエアの白き永遠2~3回目終了
 2人目は橘落葉。
 やはり2周目も長いです。共通シナリオが思った以上に長かった(柚子が暴走した後までとは意外……)ですが、それでも個別シナリオは長いです。もちろん、1周目よりもましではありますけど。特に終わりそうで終わらない感じが強いだけに心理的にはかなり長く感じます。すでに1週間以上プレイしているという焦りもありますけども。
 本作の特徴というか困ったポイントが帳尻合わせです。一見して不幸だったり、それを思わせるような描写があったりするのですが、世界観が優しさだけでできているため悪人が存在することが不可能なのです。そういう設定なので。よって何が起きているかといえば、物凄い長尺の単なるすれ違い、というのが基本パターンだったりします。つまり、負の方向のネタを振ったら必ず揺り戻しが起こるのです。
 戦闘シーンもあったりするのですが、それさえもこのルールからは逃れられません。主人公は世話になっているヒロインの妹(家族のような認識の相手・園児)を有無を言わせずさらわれたというのに、許すどころか当の相手を気遣いさえします。甘いとかいうレベルではありません。ありえない温さです。恐らく、本作において「憎む」とかいった強い感情を抱けないのだと思います。それは世界を乱す感情だから。そのせいかはわかりませんが、再戦があるような素振りを見せておいて結局は何もないまま終わってしまいました。
 落葉さんはあまりにもあからさまな雪々を除けばメインヒロインの風格も十分という感じで、妹の葉月も込みで非常に魅力的です。しかしだからといって、あのウォータースライダーのイベントCGはちょっとやり過ぎではないでしょうか。あまりに卑猥で最初に見たときは思わず言葉を失ってしまいました。角度的に主人公は見ていませんが、もし見ていたなら平静を保つことは難しかったでしょう。それぐらいエロいです。本作は油断しているとこういう突発的エロスを放り込んできます。
 シナリオは順を追った丁寧な展開がなかなか良いです。ひねりはないので先は読めてしまいますが、先程も書いたように誤解を解く話なので丁寧さはとても大事で、一応は奏功してます。きちんと葉月が絡んでいるところも見逃せません。ただ、親父がダメダメであるのは全くフォローできませんけどね。まぁ、ライターもそんなつもりはないんでしょうけど。
 先日は書きませんでしたが、本作はHシーンがなかなかエロいです。イベントCGが不意を突いてエロいですが、それを受けてのHシーンもかなりのものです。絵と雰囲気のせいで油断しているせいもあるでしょうが、それにしても驚くくらいのエロさ。スタッフの強い意識が感じられます。しかし、それだけに一夏は3つあったのに落葉は2つしかないのが残念でなりません。
 3人目は水ノ瀬琴里。
 もう3周目ということもあって残念ですがパターンが見え透いています。すでに書いたようにそういう作品なので、いくら琴里が両親に捨てられたとやさぐれてみた所でオチはわかりきっています。はい、帳尻合わせの揺り戻し発動です。これではちょっと感動するのは難しいと思います。
 しかし、そんなことよりも琴里シナリオには問題があります。それは水ノ瀬琴里が非常に面倒くさい女であるということ。もう何をするにも素直になれず、いつでも上から目線で屈折しまくり。挙げ句、嫌いを主張する超能力をふんだんに(でも手を抜いて)使用して勝負を仕掛けてきます。これ、たまたま主人公が琴里と同じ感覚を持っていて共感を持ったからいいですけど、そうでなかったらサイキックなストーカーですよ? なまじ主人公よりも完全に実力が上だからタチが悪いです。主人公がショタっぽい美少年だったらゲームのジャンルが変わってしまったことでしょう。
 結局、「勝負」という単語を辞書的な意味から激しく逸脱して使いまくって肉体関係にまで持っていく、というオリエンタルミステリーな流れ。ついていくのが大変なだけでなく、その圧倒的な面倒くささに辟易しておりました。
 最後の戦闘もなんとなくスッキリせず。結着方法を刀に持ってくるところが唐突で、ちょっと違和感がありました。
 ところで、戦闘シーンがなんか変だと思うのは私だけですか? 言葉足らずな部分もあると思いますけど、主人公が基本、サイコキネシスをどう使おうとも100%通用しないというところに納得いかないものを感じるんですけど。少なくとも、能力が全て可視できるとか、どんな方向から攻撃してもレーダーのように反応できるという特性でもないとあのやられっぷりはおかしいのではないでしょうか。小石以外の道具を一切、使わないのも不思議です。そもそも、どんな物体でも(?)両断できるという琴里の能力の設定が?なんですけど。
 イベントCGはまた不意打ち気味に現れた、柚子の寝巻きを借りた琴里の姿がもはやワイセツブツのようでとても戸惑いました。ここでも柚子が無反応なのがまたおかしな気分にさせますね。なぜ、ツッコミがないのかと。
 Hシーンは相変わらずエロかったですが、落葉同様2回しかなくて落胆。

2014年8月10日(日)
アストラエアの白き永遠4~5回目終了
 4人目はコロナ。
 謎のシナリオ。ライターの趣味なのかわかりませんが、よくわからない方向へ転がっていきます。
 コロナがロボットに見えない、なんてのはわかりきった話でエロゲーというかゲームだからスルーしているだけなんですよ。超能力の保持にしたって、そもそも人間そっくりのロボットがオーバーテクノロジーなんだから、そんなものかと言われれば納得します。なにより、SF考証で突っ込める要素ではありませんからね。それで中盤になると不思議な謎解きが始まります。まるでミステリーの推理パートのように。そのノリの末に主人公にコロナはロボットではない、人間なんだ、とかドヤ顔で悟られてもプレイヤーはポカーン、ですよ。今頃、何を言ってるの、ってなもんでしょう。気付くタイミングが悪すぎます。なによりそういう風に自然と思い込んでいた、って設定が都合が良いというより色々とズレてますよ。読み手をひたすらに置いてきぼりにしているだけです。
 なんかいい感じのボーカル曲が流れてきてますけど、あまり悲劇的というか、盛り上がってないですよ。明らかに上滑りしています。それと結果的に違ったとはいえ、主人公は女性に囲まれた恵まれた環境にありながらロボットに恋することに全く葛藤しない不思議な男に仕上がってしまっています。
 ま、それでもそこで終わればいいのに、ここからさらに斜め上の新展開が始まります。まさかのアストロノーツへの道編です。確かに宇宙開発要素は出ていましたけど、これ必要ですか。エピローグに出るだけではなくてしばらく続くんですよ。立ちCGや背景なども真面目に用意するくらいは。SDカットまであります。コロナを追いかける主人公の姿勢も謎すぎます。基本的にすることがなかったはずなのに勉強を一切しておらず、積分も知らず宇宙飛行士を目指すとか痛すぎます。結局、中途半端な尺で中途半端な形で終わるラストはただただ不思議なだけでした。
 コロナはよくわからないキャラですね。超能力もまじえて終始、自分を偽っているのでもはやどれが本当のコロナかわからないんですよ。相手を思うことが相手を完璧に騙す、みたいなことに繋がっているので付き合うとすごく疲れそうです。何を信じればいいのかさっぱりわからなくなりそうですから。
 どうやらHシーンは2回がデフォルトである模様。一夏シナリオが多かっただけなんですね。それと超能力が最も役立っているのがHシーンな気がするってのもどうなんでしょうね。
 5人目は蛍りんね。
 琴里同様にとっても面倒くさい女でありました。根は素直なんですが態度は徹頭徹尾、素直ではないため中盤すぎたあたりからすっかり面倒くさくなってきます。同じやりとりに飽き飽きしてくるといいますか。他のキャラにも言えることですがちょっと繰り返しがくどすぎますね。何度「大人の女」発言からの一連のギャグ(?)を聞いたことか。
 しかし、りんねについて最も驚愕したのは特に何の意味もなく幼少時と同じデザインの服を今も着続けていること。仮にロリキャラだから未だに着ているのだとしても一体、何年間ですか。控えめに言っても10年近いんじゃないでしょうか。しかも、りんねは幼稚園勤務のせいか、制服の類が存在しておらずいつでもこの服ですよ。まさか施設時代なみにまだまだ貧乏なんでしょうか。色々と謎すぎます。
 終盤の戦闘も悪のりしたような内容でよくわからず。盛り上げる手法を思いつかなかったようにも見えるあたりちょっと……。
 Hシーンはやはり2回。
 今さら書くのもどうかと思いますが、本作は独り言が多すぎます。誰かと会話していて別れた後に悠然と独り語りが始まるとか余裕です。もはや本作の特徴とか言って差し支えないレベル。誰かに聞かせているのではないか、というくらい独白が多いです。たぶん自分に酔っている人が多いんじゃないかと思いますけどね。

2014年8月16日(土)
アストラエアの白き永遠なんとか終了
 ラストは雪々。
 はーっ(ため息)。ようやく終わりました。ヒロインシナリオを終わって遂にオーラスシナリオが始まったというのに、まさかの平板で退屈な展開の連続。ルートのフラグ状態を確認するかのようなテキストはまさに眠気を誘ってくれます。仕事帰りの体にはレジスト不可能ですた。それが終わっても何かありそうで実際にはほとんど何もない思わせぶりな描写ばかり。ちっとも盛り上がることなく淡々と、ひたすらに進むばかりでテンションは右肩下がりでした。
 そして、とっくに見当はついていましたが、やはり大山鳴動してねずみ一匹な感じのオチ。そのために長々と尺を使ってまわりくどく書く必要があったんですかねぇ。ただでさえ、本作は都合良く大事なところに気付かない、という設定が付いて回っているというのに。何かといえばそこに意識がいかないことを不自然に思わなかった、ですからねぇ。
 各ヒロインシナリオの最後で出てきた謎のキャラがようやくまともに出てくるのですが、この構成がなんとも旧作「星空のメモリア」を彷彿とさせます。身も蓋もなく言えば同じパターンを再び採用した自分んとこの二番煎じ、ということに。しかも、あちらは謎のキャラが真打ちヒロインであったのに対し、本作ではまさかの肩すかし、ヒロインではありませんよ? 何か退化しているような気がするのは私だけでしょうか。展開を追うに連れ、開いた口が塞がらない気持ちになってしまいました。
 最後の流れもなんだかねぇ。結局はアレですか、 「遊星からの兄弟」みたいなことですか? 正直それだけの真相のために溜めすぎではないですかね。そこに至るテキストが長すぎますよ。雪々との別れの前もそうですし、その後もひたすらグダグダな感じになってました。そもそも誰一人としてルーンに迷惑していない、というオチには無理があるのではないですか。しかも、一回そういうことにして強引に話をまとめておいて、エピローグになったらまた少しばかり話をひっくり返して違う方向に進むのはいかがなものでしょうか。というか、エピローグはまんま蛇足な気がするのですが……。ただでさえ、都合の良い設定があって真実に気付けないでいるのに何度も話を交ぜっ返すの止めませんかね? 読んでいてとても疲れるんですけど。感心できる何かがある訳でもないですから。
 Hシーンもなんだかねぇ。別世界まで用意して(さながら理論武装であるかのように)、ロリヒロインと事に至るのはなんとも奥歯に物が詰まったような様子でありました。それでいて、その後に場所は関係なかった、とかいかにも言い訳っぽく言われてもねぇ。そこまでして用意したのにやけにあっさりと終わってしまうのも不思議な感じです。
 まさかまさかの3週間もかかった「アストラエアの白き永遠」もようやく」終了。ゲーム感想は近日中に。

2014年8月20日(水)
ちぇ~んじ!~あの娘になってクンクンペロペロ~1~2回目終了
 やや手こずりましたが「アストラエアの白き永遠」のゲーム感想をアップしました。なんというか不思議なゲームでしたね。10周年の貫祿を感じるようでそうでもないようであり。次の10年を頑張ってください。

 「ちぇ~んじ!~あの娘になってクンクンペロペロ~」。すでに2周ほど終わっています。
 「アストラエアの白き永遠」が長かったこともあって、1周目はサクサク終わるだけで好感を持つ、という精神状態でした。ま、そういうことがなくてもテンポの良いゲームというのは良い印象を持ちやすいです。
 ここまでは悪くはないんだけど……、という感じでしょうか。アイデア自体はとても良いと思うのですが、なにぶん制限がなさすぎることもあって段々と進める内にテンションが下降していきます。シューティングゲームの無敵モードみたいなものですからねぇ。やっていることが基本ワンパターンということも関係していると思います。ヒロイン1人目の時は気にならないことも2人目以降になると途端に気になるように。正直、一期一会であるヒロインではないキャラたちの方がシチュエーションも凝っていてバリエーションもあって面白いです。こちらは次第に1イベント1CGなのが惜しいと感じるようになってきます。
 チェンジ中は主人公にボイスがあります。変身しているキャラクターの声で。一見して悪くないのですが、しばしば一人芝居が始まることもあって寒く感じられることも珍しくありません。言うなれば妄想をそのまま声に出しているようなものですから当然かもしれませんけど。こういうのは尺に余裕のあるヒロインシナリオ限定です。
 ところで、途中から使えるようになるコネクトクラウド、あまり意味がないような気がするのは私だけでしょうか?

2014年8月22日(金)
ちぇ~んじ!~あの娘になってクンクンペロペロ~終了
 思った以上に面倒くさかったです。コンフィグ調整を一部失敗していて、選択肢後のスキップ継続をチェックしていなかったのが敗因でした。おかげで既読文をスキップする機能がシーン切り換え時に数クリックしないと発動せず(よく考えるとそれもおかしい気がするのですが)、おまけにカレンダーやチェンジ演出がちっとも高速化しないとあってやたらと時間がかかってしまいました。対象を選んだ後も「イタズラする/しない」を選ばなければならず、意外と画面から目を離しにくいのも厳しい点で。ハーレムエンドの出し方になかなか気付かず、気付いてもちょうどいいデータがなく、ほぼ最初からやり直しで無駄な周回になって時間がかかってしまいました。
 周回を繰り返すことでシナリオもかなりしんどくなっていきました。ワンパターンであるというのは先日も書きましたが、それが3、4周目も変わらず続くともう飽きてきてしまいます。部屋を物色する箇所が多いのも実は意味がないことはとっくに把握してしまっていますからね。感嘆符の場所だけで後は必要ないっていう。気付いてからはもちろん、読んだりしませんでした。正直、テキストには面白味もないですから。
 そして、なによりツライのが主人公の気持ちの悪さ。単純に魅力がない人物像ということもあるのですが、随所で悪友を小馬鹿にして俺はオタクじゃない、と言い張る姿にはげんなりしてました。発覚しないだけで犯罪そのものを率先して行う主人公にだけは悪友も言われたくないでしょう。しかも、そんな主人公に都合良く惚れているヒロインたち。つまり、チェンジして悪行の限りを尽くしても問題がないという恐ろしさ。あまりの理由のない好かれっぷりにも愕然とします。当然のようにそれを受け止める主人公の姿もまた……。
 さらに驚愕なのはこの公式(?)が通用しないヒロインの場合。いざそうなると無意味に好かれていることがどれだけありがたかったかわかるようになります。なんと主人公はチェンジして働いた悪さが発覚することを極度に恐れ、小細工を弄して錯覚でごまかそうとしたり、チェンジを使って無理矢理好きにさせようとしたりします。もう独り善がりの激しさに泣きが入ります。中でも個人的に引いたのはチェンジして勝手にヒロインのエロ動画をネットで生中継しておきながら(もちろん、ヒロインの意識はないし、その事実を知らない)、その姿に反応したネットユーザーたちに本気で嫉妬する姿。自分でアップしておきながらどういうことなのか、まるで意味がわかりません。しかも、それを繰り返す。分裂症なんでしょうか。
 それになんとこの時が初H。チェンジ能力で一方的に同意を得ることなくHしておきながらヒロインは俺のものだ、と悦に入る姿にはゲンナリどころではありませんでした。なんて情けないマッチポンプでしょうか。結局、Hを繰り返したこともあってヒロインも惚れてしまいますし。つける薬がない状態でした。
 予想通りプレイ期間は短く済みました。もっとも、これ以上ボリュームがあってもやる気が続いたかは怪しいところですが。結局、ヒロインではないキャラたちのイベントの方が面白かったですね。ゲーム感想は近日中に。

2014年8月24日(日)
ヤキモチストリーム、なないろリンカネーション、蒼の彼方のフォーリズム体験版
 昨日「ちぇ~んじ!~あの娘になってクンクンペロペロ~」のゲーム感想をアップしました。なんというか、思った以上に人を選ぶゲームでしたね。コンセプトに忠実であることがそのまま人を選ぶことになっているという。それと「へんし~ん!」シリーズを知っていても主人公のクセの強さを感じました。

 来月のタイトルが絞りきれないので体験版をチェック。
 「ヤキモチストリーム」。どうでもいいと言えばどうでもいいんですけでど、ファイル名が「yakitori_tri」ですよ。
 容量からもわかるように分量は少なめ。序盤中の序盤という感じです。2時間もかかったかどうか。
 個人的にこのタイトルに興味を持ったのが馬鹿ゲーっぽい匂いがする、から。その期待からするとちょっとおとなしい感じですかね。妹とか普通の基準で考えればトンデモっぽいキャラで面白いところもあるんですけど、なまじ期待を持ってしまうと笑いも込みなのでどうしても弾け切れていない、おとなしいと感じてしまいます。主人公が鈍感なのは状況を成立させるためでしょうが、それを理解しているわりには妹の姿勢は生ぬるいような気がします。結果オーライ過ぎるというか。
 まぁ、単純に妹属性がないことが響いているのかもしれません。すっかり、お笑い担当的な目線で見ていますからね。
 他のキャラもちょっとパワー不足に感じます。先輩は下手すると不快なだけになりかねない要素を持っていますし。幼なじみはそれが発覚してからが問題でしょうから体験版の段階ではちょっと不透明です。
 ところで、日付表示が○月○日→○ヶ月後→○/○→曜日→NEXT DAY→AnotherDay(うろ覚え)と変遷していくのはやはりわざとなんでしょうねぇ。とてもわかりにくいですが。

 「なないろリンカネーション」。
 こちらも同じく容量通り短めです。それでも「ヤキモチストリーム」よりは長かったと思います。もちろん、序盤という意味では変わりません。むしろ、出ていないキャラが多いという意味では(体験版の最後でセルフツッコミ気味に言っていましたが)、こちらの方が体験版として不十分です。メインの登場人物が何人も出ていないですからね。
 世界観紹介という意味では悪くないですが、単純に1エピソードとしてはやや気になるものを感じました。良い面もあるのですがシリアスな話をコンパクトにまとめ過ぎなような。確かに今回のはそこまで重い話ではないのですが今後を占いそうな部分でもあるのでちょっと気がかりです。
 キャラクターは思ったよりもいい感じ。正直、デザインにはあまり惹かれないのですがそれをテキスト面でしっかりと補ってくれました。これなら出ていないキャラにもある程度は安心できます。
 シルキーズなのでCGは高いクオリティが維持されています。しかし、個人的な好みからは外れているんですよねぇ。

 「蒼の彼方のフォーリズム」。
 やはり同じく1話のみと短めです。
 スケート靴みたいなのを履いて空を飛び回る。SFが好きな人ほど「ぐぬぬ……」となってしまいそうな設定です。しかも、それで行うフライングサーカスという競技がまたねぇ。ちょろっと体験版でも描写がありましたが取りあえず、面白そうに見えない。描写そのものにも気になるところがありましたが。
 キャラクターは人数こそ多そうですが、ここまでは賑やかし感が半端ないです。どうも全体的にCG頼みが拭えませんね。キャラが薄いです。美しいCGがなければとてもヒロインとは思えない人材ばかり。お隣さんぐらいですかねぇ。メインヒロインもフラットすぎてちょっと。
 唯一、体験版にHシーンなし。まぁ、期待する作品ではないから構いませんけど。
 次回予告があるようです。これもテレビアニメ化を目指しているのでしょうかね。最近、出会ってなかったこともあってなかなか良い感じ。というか、ここが最も活き活きしているってのもどうかと思いますが。

 うーん。結局、体験版を試したことでより悩ましくなったような気がします。新たに知ることができた部分も多いのですが、いずれも決め手に欠ける感じでここから2本は難しいです。本当に一長一短という感じで。ただ、今の気分で選ぶなら下2本でしょうかね。「ヤキモチストリーム」は勝手に笑いを期待したのがいけないと思います。「なないろリンカネーション」はやはり総合的なクオリティを期待するものでしょうから。「蒼の彼方のフォーリズム」はCG以外にはほとんど期待しないってとこでしょうか。定価の高さがネックでもありますけども。


先月日記目次翌月