匣の中の悦楽2(GAIA)

 前作の主人公の噂を聞いて羨ましく思う主人公(今回も名前なし)。連れのタクオ(こちらは名前あり)を誘って同じことをしようと考えるのだった。
 
 我ながらよく買ったものだとプレイ前に袋から出したときに思いました。今回はセットでもないというのに。しかも、原画家が前作と同じだと勘違いする間抜けぶり。さて、果たしてどうだったのでしょうか。

 システムは前作とほとんど同じ。というか退化しているようにも見えます。前作は二つの時間帯で獲物を選びましたが、今回は時間帯の概念がなくなりました。そりゃ確かに前作の時間帯に意味はありませんでしたが、だからといってこの変更はねぇ。
 ゲーム姓はさらに低下しています。っていうか下がる余地があったこと自体に驚いています。これなら垂れ流しのオートプレイゲームでも良かったのではないでしょうか。
 書く必要もない気もしますが、難易度の概念はないといっていいでしょう。
 プレイ時間は前作より長いですが、それは最低の理由からです。どうしたことか、このゲームはボイスをクリックして飛ばすことが出来ません。恐ろしいことにコンフィグでボイスをなしに設定してもクリックが効きません。発音が終わるまでの時間を待たなくてはなりません。信じられない仕様ですね。
 前作からの進歩はインストーラーがついたこと。これってやはり誉めるべきポイントなんでしょうか(苦笑)。
 今回もフルスクリーンは不可。解像度を手動で変えるのもあまりお薦めしません。特に640×480はいけません。まるでスーパーファミコンを見ているような錯覚に陥るでしょう。見ていられません。世にも珍しいウインドウ限定ゲームです。
 メッセージウインドウもどうかと。枠内が全く透けていないのでCGがよく見えません。一体、いつの時代のゲームなんでしょうね。
 メッセージスキップはリターンキーにより一応、可能です。しかし、恐ろしく遅いです。はっきりと読むことが出来るスピード、おまけに前述した通り、ボイス部分では止まりますので全く意味がありません。

 シナリオは前作よりもさらに失速。工夫というものがなく、読む価値があるかどうかも疑問です。エンディングも完全に予想範囲内。これではしんどいよなぁ。

 CGは夜が舞台のゲームとは言え、暗い色調のものが多いです。しかも、残念ながらそれがあまり有効には見えません。ちょっと暗過ぎるんですよね。このあたりも前作の塗りの方が良かったように思います。
 立ちCGは前作と激しく競ってます。きわどい判定で前作に旗が上がる、というところでしょうか。
 前作にあったアニメーションはなし。ここでもやはり退化が見られます。

 音楽はなにか妙にいい加減なように感じました。どうでもいいと考えながら作られているように思うのは私だけでしょうか。
 タイトル画面とエンディングにボーカルが2曲。まぁ、カラオケレベルかと。

 まとめ。買ってしまったのはまさに不覚。誉めるところが見当たらないのも我ながら悲しいです。
 お気に入り:無理です。それは。
 評点:10

 予想がついたかもしれませんが、キャラ別感想はなしってことで。