もっと!孕ませ!炎のおっぱい超エロアプリ学園!(みるくふぁくとりー)

 下城炎寿馬(下の名前のみ変更可能)はスマホを買い換えに来た時に不可解な状況に遭遇した。見たことのない店、課金しまくりのゲームに登場するヒロインによく似た娘。その娘から薦められたのはまさに魔法のスマホとしか言いようのないものだった。

 みるくふぁくとりーの新作は旧ブランドから引き継がれている例のシリーズ作品。
 購入動機は一応は原画買いになりますが心配しながらでした。
 初回特典は特にありません。

 ジャンルはいつもおなじみのアドベンチャーゲーム。
 足回りはみるくふぁくとりーに変わってからだいぶ改善されました。メッセージスキップは既読未読を判別して高速です。アプリ発動時のアニメーションもスキップされるようになりました。
 バックログは別画面にて行います。ホイールマウスに対応、ボイスのリピート再生も可能で恐らくはいつでも最初まで戻ることができます。戻りにくいですが。また、この画面ではシーンジャンプの機能が用意されています。カーソルを合わせれば背景にうっすらとジャンプ後のシーンが透けて見えます。
 クイックセーブしたデータはゲームを終了させても残るようになりました。
 前回の続きからはじめる機能も用意されています。
 コンフィグ画面からいつでもヒロインの立ちCGを全裸にすることが可能です。ただし、立ちCGにおいてもしょっちゅう裸になる作品なのであまりありがたみはありません。ちなみにサブキャラには反映されません。

 ゲームの期間は14stage。1stageでは4回任意のヒロインを選んで行動を起こすことができます。終わると次のstageへ進みます。ただし、サブキャラなど回数を消費しないものも多くあります。
 シナリオは複数ライター制の影響が少し出ているのか、同じゲームの説明を繰り返すシーンがなかなかに多いです。かなり減ってはきましたが誤字、脱字が散見されます。
 このシリーズらしくヒロインたちの好感度は最初からマックス状態になっています。ゲーム開始時はヒロインたちの紹介を兼ねたシーンがありますが、この時に何らかのエロイベントが発生しないのは不自然に感じられるほど、以降はHシーンの連続となります。よって征服している感はほとんどありません。メインヒロインに限ればアプリを使う必要性さえ疑わしいです。
 stage始まりなど、けしてイベントCGのない寸止めイベントも用意されています。ひょっとしたらこれが日常ということなのかもしれません。
 Hシーンは各ヒロイン5~6回。以前よりも差は少なくなりました。黒髪幼なじみのヒロインだけが優遇されているあたりは変わりませんが。今回もメインヒロインの母親が全員登場します。サブヒロインはみな1回ずつ。

 CGはシリーズを重ねる中でかなりクセが強くなってきました。これまでもでらうえあ氏の原画にはアヘ顔がまま見られましたが、本作ではその頻度が飛躍的に上がっています。それっぽいものまで含めると作中のかなりの量になります。さらに昨今の流行りなのか、瞳の中にハートマークを描くようになりました。これもかなり頻度は高めです。ヒロインの好感度が最初から高いというのはこうした部分にも影響を与えています。徐々にエロく、アヘ顔になるのではなく、最初からというパターンが多いです。
 バストサイズの大きさがスキルの高さという奇天烈な設定のためにヒロイン全員Iカップ以上という縛りができました。これらによってシーン、キャラ共に多様性がとても弱く、どこか似たりよったりに感じやすくなっています。本来ならばサブキャラが逃げ道のようになるはずがこちらも同様の扱い。サイズは落ちますがわずかにひとつだけです。
 恒例のアニメーションはFull HDの1920×1080サイズとなってより滑らかになりました。メインヒロイン全員分は用意されていますし、終わった後も以前のように入っています。

 音楽は主題歌を除いていつも通り控え目な印象です。ここだけは本当にどうしてだろうというくらい、普通の作品と変わりがありません。後から単体で聞くと驚いてしまうくらい。一方で主題歌の方も相変わらずである意味安心できます。
 ボイスは主人公を除いてフルボイス。演技の方はみるくふぁくとりーになってとても良くなった、というか以前の普通に戻りました。安心して聞くことができるのはとても大事なことだと痛感します。
 主人公のデフォルトネームに対するフォローはありません。いずれも名字に関するものだけになります。

 まとめ。マンネリが心配になる作品。同じ原画家もこれで3作連続なのでネタも枯渇気味になっているように思います。変化の方向性も極端で個人的にはこのままだと次回作の購入はきついように感じました。
 お気に入り:湯谷ひなた
 評点:60

 思い入れがあまりないのでキャラ別感想はありません。