先週末にNHK-BSで松本隆さんの特集番組があって、鈴木茂さんの歌に感動した。
っていうかメチャメチャかっこよかったっす!
番組自体なかなか洒落てていい感じ。
南佳孝さんもひさびさ歌ってるとこ見た。
やっぱいいなぁ。
南佳孝さんの歌い方すんごーく好きなんだよなぁ。
渋くてカッコイイんだよなぁ。
突然聴きたくなっちゃう時がある。
そんな時、必ず聴くアルバムがこの「VINTAGE」なんだよね。
1987年に発表されたアルバムで当時何枚かシングルで発表していた曲が中心のアルバム。
CMソングが結構ある。
「A Day」、「Video City」、「柔らかな午後」がCMに使われてたと思う。
それよりこのアルバムの凄いところは、14曲目の「S.E.」でしょう。
タイトル通り波の音のSEが19分25秒収録されている。
波の音って聴いてるととても落ち着く。
目を閉じてタヒチの浜辺をイメージする。
なんて言いながらしっかり寝てるんだけど。
だからなかなか最後までちゃんと聴けなかったりする(笑)。
こんな洒落たアルバムになかなか出会えないね。
素晴らしいアイディアだと思う。
「 VINTAGE / 南佳孝 」 (32DH 680) CBS/SONY
1994年に亡くなったボサ・ノヴァの巨匠、アントニオ・カルロス・ジョビンさんの
トリビュート・アルバム。
よく「Pat Methenyさんが影響を受けたアーティストの一人」として紹介されるブラジルを
代表する音楽家Toninho Hortaさんが巨匠に対する思いを込めたとても暖かい内容のアルバム。
全13曲で3曲がToninho Hortaさんのオリジナル、1曲がToninho Hortaさんのお兄さんの
Paulo Hortaさんの曲、残りがアントニオ・カルロス・ジョビンさんの曲。
別にボサ・ノヴァ聴いたことなくても一度は聴いたことがある曲が多いので結構入りやすそう。
Toninho Hortaさんの弾くギターを聴くと「もろPat Methenyじゃんかよー!」と叫んでしまう
くらい似てます。
特にエレクトリック・ギターのプレイは、かなり似ています。
というかPat Methenyさんがかなり影響受けてるってことだよなぁ。
なんとも言えないリラックスした雰囲気がいい。
とても親しい友人とゆったり話しながらギターを弾いてる感じだ。
いいなぁ。
Toninho Hortaさんのアルバムがもっと日本で発売されないかなぁ?
輸入盤探すの大変だからさぁ。
VIDEOARTSさんがんばってちょ!
「 From Ton Tom "A Tribute to Tom Jobim" / Toninho Horta 」 (VACM-1127) VIDEOARTS
本気なのか?
洒落なのか?
相変わらず分からないんだよなぁ。
それはサディスティック・ミカ・バンドのころから変わらなくてYMOでも
そうだったと思う。
だってYMOのポップな部分に強く影響力を持っていたのはやっぱユキヒロさんだよ。
ユキヒロさんがいなきゃテクノ・ポップにならなかったんじゃない?
言い過ぎかなぁ?
そのユキヒロさんの初のソロ・アルバム「サラヴァ!」。
シャンソンあり、ジャズのスタンダードあり、インストありでなかなか面白い内容。
しかも日本語の歌が多い。
アナログ盤で言うところのB面が好きだな。
「ELASTIC DUMMY」、「SUNSET」、「BACK STREET MIDNIGHT QUEEN」、「PRESENT」の
4曲がいいんですよ。
個人的に一番好きなのが「PRESENT」。
ユキヒロさんの歌う日本語の歌の中で一番好きだな。
ちょっと照れちゃう感じがするけどそれがまたいいんだよなぁ。
それよりこのアルバムのクレジット誤植多くない?
大村憲司さんが大村憲治になってるし、松木恒秀さんが松木恒彦になってる。
こりゃやっぱマズいでしょ。
これも何か狙いがある?
「 サラヴァ! / 高橋ユキヒロ 」 (K25X 372) KING
もう1年経っちゃったんだねぇ。
今年に入っていろんな新譜買うたび実感してしまうんだよな。
いつも入ってて当たり前だと思っているアーティストの新譜に彼のギターは入ってない。
無駄だと分かっていてもクレジットを何度も読み返してしまう。
彼が新しく生み出すフレーズは二度と聴けないんだなぁ。
そう実感するたびにこのアルバムを聴いてしまう。
アルバム・タイトルのように暖かくてハッピーな気分にさせてくれるアルバム。
George HarrisonさんとThe Shadowsのカバーなんて渋すぎるよね。
やっぱ「Maps」は名曲だよなぁ。
あー彼の新曲、新譜が聴きたい!
叶わぬ夢だと分かっていてもこのアルバム聴くとそんなことを考えてしまう。
時間て元に戻せないもんですかねぇ。
「 春がいっぱい / 大村憲司 」 (ALCA-17) Alfa
「そんな終わり方が許されると思ってんの?」
って感じですかねぇ。
何がって?
単なる独り言ですよ。
約10年ほど前によく通っていた喫茶店でその曲は流れていた。
イントロとサビの部分がとても印象に残っていた。
店の人に曲名やアーティスト名を聞いた気がするんだけどなかなか見つけられなかった。
ていうか見事にやられた。
教わったのはまったくもってウソでした。
ずーっと気になってた曲は、Donald Fagenさんの「I.G.Y.」だったんですよ。
この曲は某PCメーカーのCM(りょうさんが出てるやつ)に使われてましたね。
「I.G.Y.」ってInternational Geophysical Year(国際地球観測年)という意味らしい。
歌の内容とあまり関係ないような気がするんですけど。
よく分かってないだけかも。
それにしてもこのアルバムってこの曲以外あまりインパクトがないような気がする。
確かに一流のミュージシャンを「これでもかっ!」ってくらい贅沢に使ってるんですけど
贅沢すぎて全体が薄くなってる感じ。
悪くないとは思うんですけどね。
私的には「I.G.Y.」を聴くためだけに買ってもいいと思うな。
ホントこの曲は素晴らしい!
このアルバムに参加してるミュージシャンをチェックするのも楽しいかも。
こんだけ凄いメンバーを今集められそうなのって誰かなぁ?
「 The Nightfly / Donald Fagen 」 (20P2-2041) Warner
学生の頃よく聞いていたラジオ番組のテーマ曲がSTUFFの「MY SWEETNESS」だった。
だから「MY SWEETNESS」を聴くとそのラジオ番組を聞いていた頃を思い出す。
この曲はなんといってもRichard Teeさんのエレクトリック・ピアノがもう鳥肌が
立つほど美しい。
でもSTUFFの作り出すサウンドは、Gordon Edwardsさんのベース、Steve Gaddさん
のドラム、Cornell DupreeさんとEric Galeさんのギター、Richard Teeさんの
キーボードと全員揃っていないと意味がない。
このメンバーじゃなきゃ出せないサウンド。
なんか暖かくてハッピーな気分にさせてくれるサウンド。
STUFFのライブに行ったら絶対酒飲み過ぎるな(笑)。
気持ち良さそうじゃん。
でもこのメンバーのSTUFFの生演奏や新譜はもう聴けないんだよなぁ。
ホント残念だなぁ。
しょうがないからCD聴きながら飲む?
「 BEST STUFF / STUFF 」 (WPCP-4207) Warner Bros.
これってまさしく「オトナのジャズ・ギター」だな。
1曲目の「ISN'T IT ROMANTIC」のイントロからとても洒落たバーにいる感じ。
カクテルなんぞ飲みながら過ごす静かな時間に流れるギター・トリオ。
このギター・トリオは、ギター、ベース、ピアノという面白い編成。
それにしてもやっぱりというかTal Farlowさんのギター渋くてカッコイイなぁ。
ストレートな音色に流れるように華麗なテクニック。
ベース、ピアノとのコンビネーションも素晴らしい。
「YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS」、「YESTERDAYS」もいいっす。
というかこのアルバムに収録されてる全曲いいっすよ!
エフェクター過多なギターばかり聴いてないでたまにはこんなのどうでしょう?
「 TAL / TAL FARLOW 」 (J33J 25018) VERVE
「ニュース・ステーション」の川平慈英のJリーグ・コーナーで使われていた曲が
とても気になって仕方がなかった。
スキャットが印象的なこの曲。
このアルバムの1曲目「Colibri」。
私はこの1曲だけでINCOGNITOにハマった。
なんといってもリズム・セクションがいいんだよね。
めちゃめちゃ気持ちがいい。
Maysa Leakさんの歌もこれまたいい!
やっぱりINCOGNITOのボーカルは、彼女以外考えられないね。
Stevie Wonderさんのカバー「Don't You Worry 'Bout A Thing」もいいんだよなぁ。
このアルバムは、絶対日本盤を買いましょう!
輸入盤より3曲多いからなんですけど。
特に最後の「Bata Rumba」最高です。
何よりINCOGNITOのアルバムの中で一番好きなアルバムがこれなので思いっきり
オススメっす!
「 Tribes, Vibes and Scribes / INCOGNITO 」 (PHCR-35) Takin Laoud