ラ ン テ ィ シ ェ L a n t i s c h e ラ ン テ ィ シ ェ L a n t i s c h e ラ ン テ ィ シ ェ L a n t i s c h e


[[[ Accident ]]]


以前より考えていてなかなか公開する決断ができなかったのがこのアクシデントの頁です。
ランティスオーナーの方々(ランティスオーナーだった方々も含みます)から寄せていただいた 事故関連の記事なのですが、興味本位で見られてしまう事と、少なからず精神的ダメージを 受けていらっしゃる該当オーナーの方々の事、事故関係者の事を考えると「公開して正解」とは 編者個人としてもいまだになんとも言えません。
ただ、交通事故というのは年間100万件近くコンスタントに起きる事は事実ですし 細かなアクシデントも含めると国内だけでもかなりの数になるでしょう。
クルマによるアクシデントはカーライフの対極としてではなくその一部として存在する
という誰も避けられない事から目を背けてはいけない、という自戒も込めてコンテンツとして 真剣に取り上げる事としました。
編者の息子もほんの些細な事から交通事故に遭った事があります。
ご理解頂き、興味レベルでなく見ていただければ幸いです。

・・と重く書き出していますが、軽度のアクシデントも取り上げて、気ばっかり滅入るような頁には ならないように考えています。読者の皆さんのためにも、という方がおられましたら記事お寄せください。
どこにどういうタイプのアクシデントが潜んでいるのか、知るだけでもそれを避けられるようになりますし、 起きてしまった後の対応も知っておくことが被害の拡大を防ぐと思いますので。



Bさん「天災とその対処」

lantisが街路樹倒木の下敷きになってしまいました(涙)。

昨年の秋、9月某日。
台風の豪雨のなか、代々木の小田急線の踏み切り付近で路駐をしていたところ、 太い幹の街路樹が倒れてきて、ルーフからフロントガラスに大きな損傷を受けました。
パトカーはくるわ、新聞社はくるわ、やじ馬はくるわ、大騒ぎになってしまいました。
人の力では到底木を取り除くことはできず、園芸業者さんがチェーンソーをもって登場し、 太い幹や枝を切り取ってもらうという大掛かりな救出作戦となりました。
2時間後、ようやく木が取り除かれて被害を確認。
とりあえず、ルーフが変形し、フロントガラスが破損しているために自走不能、JAFにて レッカー、ディーラの工場に入庫しました。


(ディーラの車庫にて)

●事故回避について

天災なので、この事故は避けようがなかったといえます。
ただ、車にとって側面や前後意外にも、上からの被害という要素が存在することを意識して おく必要があると思いました。たとえば、高層階からの落下物や崩落といったような事態です。
また、ルーフをやられた車というのは修理しても剛性面での問題が残る危険性がある、とは ディーラの方のお言葉です。

●保障問題について

当然のことながら、修理の見積もりはかなりの高額。車両保険に入っていなかったために 保険会社からの保障は受けられません。しかし、事故があったのは公共の場所(道路)であり、 行政の責任も問えるのではないかと考えました。相談した保険会社の弁護士からは 「行政からの保障はまず無理だろう」との言葉だったのですが、ダメモトで行政への クレームを開始することにしました。ただ、もしなんらかの保障がうけられたとしても、 行政相手では交渉は確実に長引くはずだと思い、残念ながらランティスは手放すことに 決めました。

まずは事故があった道は、いったい誰が管理しているのかを調べ、東京都管理下の「都道」 ということを知しました。道にも、「都道」、「区道」まで区別があるんですねえ。
普段意識していないことですが、それぞれ管理行政が違うんですね。
さて、都に連絡する前に、いったん自分が住んでいる区である杉並区役所にいき、事情を 説明しておくことにしました。
杉並区の管理下の区道ではどういった対応をしたのかを聞いておきたかったからです。
「杉並区の場合、区道での天災被害は補償させていただいています」との意外なお言葉!!。
希望をもって都の建築事務所に電話をかける。次の日に、担当者2人と現地で落ち合い、 事故の説明やこちらのクレームの説明をししました。もちろん、「会議にかけてみないと なんともいえない」というお決まりの言葉をいただきました。

私     「いつごろ決定が出るんでしょうか?」
都の職員さん「うーん、なんともいえません」
私     「いつごろ決定がでるか、ということはいつわかるんでしょうか?(笑)」
都の職員さん「うーん、なんともいえません」

ここで切れては負けです。笑顔で「よろしくお願いします」といって別れました。

それから3ヶ月以上、急かしたがために駄目になっては意味がないと思い、こちらからは 連絡をせず、じっと我慢の子になってました。そして、年があけたあと、ようやく会議の 結果が知らされました。
なんと、全額修理代保障!!かなり意外でしたが、担当者がまじめに処理してくれたようです。
こういった事例に関しては、受付の担当者の働き方次第で大きく結果が異なることはありそう ですので、運がよかったといえるかもしれません。
ともかく、修理代を新しい車の購入費の補助にあてることができました。

保険会社指定の弁護士の言うことを鵜呑みにしていたら、この保障はなかったと思うと、 ヘンな気分です。

●乗り換え

予想外の出来事で車検を通して半年でランティスを手放すことになったのですが、今でもランティスの 優れた性能やデザインを思い出します。大げさですが、劇的な(泣)別れ方をふくめ、 私の車ライフのなかでも特異な1台として折に触れ思い出すのだろうなあ、と思っています。

思えば、後期typeRでサンルーフ、純正DSP(CDチェンジャー)付きという、かなり珍しい 中古車に出会って4年、特に大きなモディファイも加えずに乗ってきましたが、何度見ても 車体のラインは飽きることがありませんでした。
とくにルーフの後端の曲面は絶品です。年があけて、被害状況の確認のためにディーラの車庫で 3ヶ月ぶりでかつての愛車を観察しながら、「うーん、やっぱりかっこいいなあ」とため息まじりに 感じていました。そのときに撮った写真を添付します。


さいわい、このWEBサイトのおかげで、かなりの数のパーツを必要な方にお譲りすることができ、 ドナーとしては新しい肉体で長生きできるように願うばかりです。
ちなみに、乗り換えた車は、saab900のターボ、カブリオレです。左ハンドルは慣れるまでに 苦労しましたが、今は4座オープンの新たな世界を満喫しています。


編注:パーツ引渡しに編者も参加しました。その時の様子を以下に示します。ポルシェが面倒を見たV6が 引き取られなかったのは惜しいですが、オーナのお二方がとても感じの良い方々だったことと ディーラが協力的であったこと、美車であったことから多くのランティスオーナに引き取られていきました。




Fさん「左折」

皆さん右折には気を使うと思いますが、左折にも落とし穴があるということで紹介しておきます。 まずは、T字路に向かい左フラッシャーを出すところです。
ここを過ぎた瞬間「ガガガッ!」と大きな音と振動が来ました。
愛車の左サイドが無残な姿に。。。
ボディパネルが布のようにパックリと引き裂かれ、内装パネル裏側が見えています。
リアフェンダーの複雑な造形の所までやられています。「・・直るんだろうか」本気でブルー入ります。
いったい何が起きたのか。見渡してみて納得。ガードレールのポールが傾いており、その先端が突き刺さったまま左折したのです。
左折進行方向から見た図です。左折時、ランティスは右ハンドルなので、こんな罠が待ち構えているとは全く気づきません。 見えないのです。
元々まっすぐ立っていたポールをトラックか何かが左折時に引っ掛けて曲げてしまったのでしょう。 私以前にも何人かの犠牲者がいたらしく、ポール先端には私のグリーン塗色以外に数色のペイントがこびりついていました。 とりあえずは傍らに落ちていた棒を立てて、これ以上の犠牲者が出ないようにしておき、マツダディーラへ。
マツダ流山は非常に優秀で、1週間できれいに直ってきました。左リアドアは交換、左フロントドアと左リアフェンダーは板金、 10数万の出費となりました。交換したリアドアと再塗装したリアフェンダーは微妙に色あいが違ってしまっていますが、 このあたりが限界でしょう。
左折で何を気をつけるべきか、教訓的な話としては、可能な限りできるだけ大回りをするしかないです。 このタイプの罠は左ハンドル車でないと目視できません。 右折車がこちらに寄せて右折待ちをしていたりしてそちらに気を取られがちなのと、ランティスは 左折でのリアタイヤの軌跡をイメージするのが難しい(車長の割にホイールベースが長い上、リアタイヤがリア後端ぎりぎり なのでリアタイヤが思ったより内側に入る)のがネックとは思いますが。
あと、市役所(流山市と松戸市の境あたりで、どちらなのかは不明ですが)へ連絡しなくては、と思ってはいても なかなか実行できずにいたところ、私の事故後、1ヶ月程度で何時の間にか直してありました。 そのあたりの行政対処には感心させられました。
あとは、、自動車のアウターパネルが割と脆いことが身に染みました。今回は内装まで達しなかったのは不幸中の幸いですが、 メーカーは衝突安全に加え、外部からの突き・刺し・切りに対する安全性も考えるべきと感じます。 銃弾を跳ね返せとは言いませんが、今回のような事故で車内の人間に危害が加わるリスクは設計で避けられると思います。 (サイドインパクトバーは「バー状」ではなく「プレート状」にする等)



Aさん「居眠り」

ランティスで事故してしまいました。居眠り運転で、ガードレールに激突。
ランティスは一回転して逆さまに着陸。そして廃車になりました。半年の短いお別れでした。
死んでもおかしくない大事故だったけど、幸いかすり傷ひとつしませんでした。
ランティスには感謝してます。衝突安全基準クリアー第1号車だけありました。自分でランティスの 衝突安全テストしてまいました。ランティスだから命が助かったと思ってます。

次もランティスを買おうと思ってます。当分先の話になりそうですけど。

編者: 寝てた→事故! で、最初に記憶にあるのは何ですか?
Aさん:目をつむってる中で、いきなりジェットコースタに乗っているような、衝撃が加わり、 気づいたら車は逆さを向いてました。

編者: さかさまで、シートベルトやドアロック、ドア開けはスムーズにできたのでしょうか?
Aさん:事故をする前に、眠たかったので、半分窓を開けてたので、そこから脱出しました。

編者:ガラス類は飛散しませんでしたか?
Aさん:ガラスはべこべこでいまにも割れそうでしたが、なんとか崩れず ガラス破片が飛んできただけでした。



Bさん



パーツ装着のレポートでもお届けしたいところですが、結局、何にも装着していません。(^^;
ブレーキパッドは是非とも変更したいのですが、事故ってから発生しているフロントからの異音が 気になるのでとりあえず、車検時にこの辺を見てもらってから、と思ってます。
もうひとつ、WebMaster様の記事を見て気付いたんですが、確かに、このブレーキも温まると 結構悪くないですねー、ただ、冷間時の60km/h位の制動力はどうしても納得できないので 迷うところです。(これは真剣に問題だと思いますね>mazda)
ある意味、新車購入時にオプションのエアバッグを付けるか?という悩みに似てますね、これは。(笑)
さて、最近スキャナを購入したので写真を送ります。
以前に起こした事故直後のもので、後輪から側溝のコンクリートに激突したなれの果てです。
なぜ、後輪から激突したかというと、それは想像されるとおりです。
修理は正解だったんだろうか?と今さらながら考えてしまいます。


Cさん

事前。


事後。
77555666888


Dさん「黄色点滅信号」

実は、昨晩の雪の降る夜に事故ってしまいましたぁ(T_T)
状況を言うと、ド田舎の交差点で、PM10:30ごろの事です。
信号はあるんですが、その時間は点滅信号になってて、 私が走ってた側が黄色の点滅信号で、もちろん他は赤の 点滅信号になってます。もちろんこちらが優先なんで制限速度 でそのまま走ってたんです。そしたら左側から車がきてたのが ヘッドライトの明かりで見えました。
普段だったらもっと注意深く なってるんですが、当日、個人的にかなりショックだった事が あって、頭がボ〜っとしてたのか「まぁ止まるだろう」と思って そのままのペースで直進しました。そしたら何を思ったのか その車、一旦停止せずにそのまま交差点内に突っ込んで くるじゃあないですか!!、しかもこちらが5m手前まで 来てたのに。そのままパニックブレーキ。
でも間に合わず
に Lanの右フロントと相手の右リアが激突..........

もう頭の中がぐちゃぐちゃになりそうだったんですが、なんとか 落ち着いて相手のところへ行ってお互い怪我がないのを確認 すると、警察を呼んで(今回初めて(苦笑))お決まりの現場検証 となりました。相手は若い兄ちゃんでそのお母さんが助手席 に乗ってました。もう、向こうは「ごめんなさい」ばかり連呼して 動揺しまくってたので(こっちが動揺したいよ!!(>_<))、僕が だいたいの状況を警察に話すはめに.....(-_-;) あとはお互いの住所メモを交換して、その場は別れました。 結局のところ、来週の月曜日にお互いの保険屋同士で話し合い することになりました。

問題の我がLantisの被害状況は以下の通りです。

・フロントバンパーの向かって左側が大破
・おなじく左側のウインカーレンズが大破
・ボンネットが変形
・フロントメンバーの変形
・ラジエターが部分的にメンバーの変形で押しつぶされてる
・エアコン(ラジエター?)コンデンサーの破損

幸い自走可能でヘッドライトも無事だったので、サービスやってる 友人のいるディーラーまで持っていってそのまま入院です。
全治二週間と診断されました。

当分、落ち込み状態ですけど、なるべく早く立ち直ります(苦笑)



Eさん「片手運転」

ランティスの前に乗っていたクルマでの経験をお話します。 皆さんのお役にも立つと思いますので。

4人乗車で高速道路を走っていました。追い越し車線です。
緩い左カーブにさしかかりましたが ほとんどストレートのようなものなので、わずかにステアリングを左に 向けたままで、オーディオのパネルの方へ視線を移しました。
ほんの2〜3秒です。後部座席から「危ないっ!」の声がしたので前を 見ると、目前に右側の路側壁が迫っています。
反射的に左にぐっとステアリングを切ると、クルマはグリップを失い右リアから 壁へ激突、その反動で左へスピンしつつ2車線分をたっぷりと使い、後ろ向きに なって止まりました。
クルマは廃車でしたが、幸いに大きなケガ人はありませんでした。
交通量が多かったら、かなりまずい事になっていたでしょう。

今思えば、私は当時、片手でステアリングの上部を握って運転する癖があり、 あわてて片手で「ぐいっ」とやったので「切りすぎてしまった」のも問題だったの でしょう。

しばらくはクルマを運転する気も起こらないでいました。
そろそろ次のクルマを、となった時の車種選びの基準は「安全」でした。 そういうこともあり、ランティスを選択して今に至る訳です。



記事待ってます Mail here. Editor's HOME HOME