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支笏湖タイトベンド・ランナー・・・Junさんの思い出
(Mr. Jun remember his Lantis, from Hokkaido.)

とばせば30分で支笏湖畔!というすばらしいロケーションにお住まいのJunさん。 デジカメをご購入の時に編者は役立たずながらアドバイスさせていただきました。 残念ながらランティスを手放してしまっておられますが、手放す場面での、
「きっと大切にしてくれると思いますよ、だって好きじゃなきゃランティスを買わないでしょう?」
は編者の心をしめつけるセリフでした。
きっといつか誰にでもおとずれる場面、手放していく自分と手放されていくクルマ、思いやりたいながらも 自分がもう降りてしまったことへの気持ちの揺れ・・・考えさせられる話でした。

・・・

僕はもうランティスに乗ってないので写真を撮ることもできないんです。
いろいろとワケありでして・・・
4年間も乗ってたからかなり思い入れもあったし、なにより自分で気に入って買った車だからすっごく悩みましたよ。
でもやっぱり彼女のほうをもっと大事にしようかなって思ったから。
今はマツダの人が乗ってるそうです。
中古で出す前に売れたって言ってました。
きっと大切にしてくれると思いますよ、だって好きじゃなきゃランティスを買わないでしょう?

その後は中古のレビンを25万で買いました・・・横からぶつけられて1ヶ月で廃車になりました。
「やっぱりトヨタはガサい!」 ちょっとフェンダーをぶつけられたのに、エンジンルームが ぐちゃぐちゃになっちゃいました。
修理に70万かかるって言われたんで即廃車決定です。
マツダの人に言われました、「純ちゃんはやっぱりマツダのスポーツ系じゃないとダメなんだって!」って。
「ロードスターか? FCか?」って思ってたら持ってきたのは「ファミリア」・・・
でもただのファミリアを持ってくるわけないと思ったら、やっぱり「GT−X」(編注:BG8Z)だったんです!
しかも、フルノーマル!!珍しいモノを買ってしまいました。
そういうわけでウチの前にはファミリアが2台仲良く並んでます。(ウィンダムもあるけど) GT−Xとスポルト20、しかもラグナブルーとサンバーストイエロー・・・これで赤い車があったら信号機みたい。
ちなみにスポルトは父さん(52歳)が乗ってます・・・
兄さんは黒一色のウィンダムです、「ツートーンじゃないのっていないしょ?」(本人談)

でも、こないだ一人でドライブしたんですが・・・なんだかドライブしてても面白くないんです。
確かに、ハンドルも足もカッチリしてるし、ターボだからパワーもあるんです。
タイヤは抑え目にして55でやめときました。 彼女とドライブしてるときはいいんだけど、一人でドライブしてるとき・・・面白くないんです。
どうしてもランティスと比べるからだと思います。
あと、まだまだ自分の思い通りに走らせられてないせいかと・・・ターボっていまいち自分の感覚に合わないんです。
そういうわけで私は今、「ファミリアGT−X」(どノーマル)に乗ってます。
でもランティスが好きだっていう気持ちはぜんぜん変わってないつもりです。

(編注:上記扉画像をHPにUpさせていただいた後)
久し振りに(元)マイランティスを見たら、ランティスを買って納車されたときの気持ちを思い出しました。
最初の半年はオイル関係などをこまめに取り替えて、わからないなりに「馴らし」を一生懸命したんですよ。
あのときはず〜っとウズウズしてましたね。
そして全開走行しはじめてすぐの事故!
縁石にいきおいよく突っ込んで、右の足回りをほぼ全損しました。
アルミが割れるくらいでしたからね〜、ランティスじゃなかったらボンネットまで変形してたかも・・・

そのあとの冬にも左の前後のドアとリアフェンダーを修理したんですよね(笑)。
けっこういい勢いで雪山に横から突っ込んだのに、当たった面積が広かったのと、ボディが優秀だったおかげで 「く」の字にならなかったです。 雪山っていっても、積み重なってほとんど氷の塊になってますから、運が悪かったらガードレールに ぶつかるよりひどいときもあるんです。
なんていっても滑るからブレーキを踏んでもスピードが落ちない・・・乾燥路面だったら ぶつかるまでにけっこうスピード落とせますけどね。

それからはタイヤとか車の限界とかを考えたり試したりしながら練習してたんです。

冬は速いですよ、2000V6、スーパーフロントヘビー、太いタイヤにLSD。
カーブの手前でアクセルを戻してハンドルを切ったら勝手にリアが流れるから、 あとはハンドルを戻してアクセルを開ければLSDが効いて前に進んでいくんですよ。
FFとは思えないような走り方ですね、サイド引かなくてもいいって。

その後はどんどんと自分でいじっていったんですけど・・・

スプリングと45タイヤは失敗でした。
他の・・・って言っても、あとはアーシングとウイングとプラグぐらいなんですけど、それは それなりに効果があったと思います。
スプリングと45タイヤだと跳ねちゃってタイヤが食いつかないんです・・・その結果、遅くなりました・・・
ショックも変えてたら違ったかもしれないけど。
でも、とってもカッコよくなりましたよ♪

それからはスタイルに走って、色を塗ってばっかりでした。
どこに行っても注目されてました、おかげで追っかけられたりもしましたけど・・・

つくづく、「こんな主人とよく4年も文句も言わずに走ってくれたもんだ」って思います。 そうなんです、故障したってことが一度もないんですよ!

工場に入るのは決まって板金修理でした・・・(悲)

う〜ん、思い出すとキリがないですね(笑)。



長いついでにもうひとつ。

さっきまで支笏湖線を走ってました!
連休が終わったら道路にまたキャッツアイが付けられちゃうのでセンターを気にしないで 走れるのって今ぐらいなんです。
雪が消えてから凍結の心配がなくなるのが3月の中頃、それから2ヶ月の間ぐらいですね。
みんな一生懸命走ってました、ベタシャコの場違いな車もいましたよ。 そしてやっぱりギャランかレグナムのような車につっつかれました・・・加速からみて、たぶんVR−4かな?
途中の連続カーブで見えなくなりましたけど・・・1500キロ近い車に30Rとか50Rはキツイでしょうね〜。

それでも僕はやっぱりいまいち乗れてなかったです。
シフトのブッシングがだめになってたからワッシャーでシフトベースを固定したんですけど・・・ 遊びがないんでシフトが入りにくくって、丁寧にシフトしないと入ってくれないんです。
これはこれでシフトワークがうまくなれそう・・・かな?

このファミリアはこのままノーマルで乗るつもりです。 ちょっとアースが悪いみたいなのでアーシングだけはやるつもりですけど。
中はすごいことになってますよ(笑)。 CD・MD・CDチェンジャー・カセット・9スピーカー・・・ 「わたし、CDとカセットしか持ってないから今度は使えるといいな」って言われたもので・・・ センターパネルの裏は大変なことになってます(笑)。
ランティスもすごいことになってたけど、今回はそれ以上です。 ランティスのときはほとんどオーディオの配線しなおしてスッキリさせましたから。 それにデッキの切り替えがなかったし。

あと、僕はその当時のラリーとかには詳しくないので、このファミリアがWRCに出てたかどうかは解らないです。
8年前だからたぶんモデルとしては末期の型だと思います。
型式は「BG8Z」ですが、これってWRCに出てたんでしょうか? (編注:ファミリアBGのGT-Xは、mazdaにおけるWRCフルシーズンワークスのベース車両。 GT-Rはワークス参戦しなかった事から事実上の最強最後のワークスWRCファミリアであり、 1800ccながら常勝デルタを相手に善戦した。)
グループB(?)っていうのが、よくギャラリーをなぎ倒してたってのは知ってるんですけどね(笑)。
たしかそれってかなり昔のような気が・・・(編注:フォードRSなどの超強力WRCカーはエキサイティングだったが 事故が多くクラス閉鎖された)


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