〜猫正宗〜
写真の巻 其の四

取材班は、長年の夢であった、宇宙人の撮影に成功した。
画面粒子の粗さは、超好感度カメラのため、ご了承願いたい。

なんやら、ふわふわた〜い。ごろごろ。
アダムスキー型の円盤の上で、まったりとしている様子の宇宙人。
姿形から判断して、グレイ型の宇宙人であると、取材班は断定した。


なんね?今んとは。なんやろか?
突如身を起こし、何かを探しているような、その動きには落ち着きがない。
取材班は、一瞬だが、冷やりとしたものを感じてしまった。


ああっ。だい〜か、見とるたい。
しまった!どっ・・どうやら、宇宙人が、こちらのカメラに気がついたらしいっ!!
アイ・コンタクトにより、宇宙人と、コンマ何秒かの第二種接近遭遇をしてしまった。
このとき取材班は、何か・・攻撃を受けるのではないか・・と、身構えたその直後!


ご挨拶は、せんばたいね。
「ちきゅうのみなしゃん、ぼんじゅうる、あざぶじゅばん。おいが、たけぞうたい。」

と、一部意味不明ではあるが、流暢な九州弁で、宇宙人がご挨拶した。
第三種接近遭遇を達成し、ホッと胸をなでおろす取材班であった。

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