●ビール (主原料:麦) [bier:オランダ]
*「大麦の麦芽を水とともに加熱して糖化した液にホップを加え、
さらに酵母を加えて発酵させたアルコール飲料。」
* 一般にアルコール度数は高くなく、苦味がある。
* 五千年前から飲まれている
* エールタイプ (ale) は、上面醗酵でホップの入っていない薄口のビール。
* ラガータイプ(lagar)は、下面醗酵の貯蔵ビール。
* 上面醗酵と下面醗酵
- 上面醗酵:上面醗酵酵母を使用して製造する方法。
酵母は醗酵の間、醗酵液の上面に浮き上がり、18〜25℃の高温で盛んに活動する。
ほぼ3〜4日で醗酵が終わり、その後1〜2週間熟成すると出来上がる。
個性的で甘くフルーティーな香りがする。
エール、ポーター、スタウト、ケルシュ、ヴァイスビールなど。
- 下面醗酵:下面醗酵酵母を使用して製造する方法。
酵母は醗酵の間、醗酵液の下面に沈みやすく、5〜9℃の低温で盛んに活動する。
ほぼ5〜7日で醗酵が終わり、その後2週間〜3ヶ月熟成すると出来上がる。
透明度が高くスッキリした味がする。
ラガー、ピルスナー、メルツェン、ボックなど。
♪「とりあえずビール」の「ビール」。暑い季節に喉がカラカラに渇いている時など、 最初の一杯には5000円払っても良い。しかし、2杯目以降は、120円ずつしか払いたくない。 「ビール飲み放題」といった状況になると、モトを取らねばとガンガン飲むが、 酔いによるテンションは最初の1杯以降、特に上昇しない感じだ。
●ウィスキー (主原料:麦 etc) [whisky:英]
*「穀物を醗酵・蒸留して、樽の中で寝かせた酒」
*「ライ麦などに麦芽、酵母を加え発酵させ蒸留して作った酒。
アルコール分が多い。スコットランドが本場のためスコッチとも。」
* 蒸留したてのモルトは無色透明
* 樽熟成の琥珀色の液体を飲むようになったのは19世紀に入ってから。
○スコッチ
*「イギリスのスコットランド地方産のウイスキー」
- Longrow 16OLD 〜 SINGLE MALT SCOTCH WHISKY
- THE BALVENIE 〜 SINGLE BARREL MALT SCOTCH WHISKY
- SYNDICATE 58/6 〜 THE SCOTCH WHISKY
- HIGHLAND PARK 〜 MALT SCOTCH WHISKY
○バーボン
*「トウモロコシが主成分のウイスキー」
米国 Kentucky 州 Bourbon County 原産。
- OLD GRAND DAD 〜 KENTUCKY STRAIGHT BOURBON WHISKY
- FOUR ROSES 〜 KENTUCKY STRAIGHT BOURBON WHISKY
* モルト=原酒
ラガヴーリン、スプリングバンク、ラフロイグ、
グレンリベット、マッカラン、タリスカー、
オーヘントッシャン、ノッカンドウ、ボウモア、
グレンフィディック、ハイランド・パーク…
* ブレンデッド=モルトを混ぜたもの
カティサーク、シーバスリーガル、J&B、
ブラック&ホワイト、ジョニー・ウォーカー、
アンバサダー、ベル、オールドパー、
ホワイト&マッカイ、ロブロイ、…
(例) ホワイトホース =
ラガヴーリン + グレンエルギン + クレイゲラヒ
(例) バランタイン =
ブルブレア + スキャバ + アードベッグ
+ グレンバーギ + ミルトンダフ + オールドプルトニー
♪この琥珀色の不思議な味のする液体は、 一体何であろう。表面的な味覚では 旨いとも何とも理解できないうちに、魂に直接流れ込んでいってしまう感じ。 その深く男らしい香りと、酩酊を誘う心地よい苦味と甘みが、つい、 「ダブルのロック」を5連発させてしまう。
●ワイン (主原料:葡萄) [wine:英]
* 葡萄酒
* 「主としてブドウの果汁を発酵させたアルコール飲料」
* ぶどうの種類 ピノ・ノワール、シャルドネ、フルミント…
○スパークリング・ワイン
* 非発泡性のワインは「スティル・ワイン」と言う。
○シャンパン「フランスのシャンパーニュ地方で造られて
いるスパークリング・ワイン」
○シェリー[sherry:英]
*「ワインにブランデーを添加して熟成させたもの」
*「白葡萄酒の一つ。スペイン南部のアンダルシア地方の山葡萄で作ったもの。
黄色を帯びた褐色でアルコール度と甘味が強く、芳香と濃厚な風味をもつ。
シェリー酒。」
- ALMACENISTA 〜 FINE SHERRY WINE
○貴腐ワイン
*「貴腐菌により糖度の上がったぶとうで作った甘口のワイン」
完熟した葡萄に貴腐菌(ボトリティス・シネレア)が付着すると、皮に無数の穴が
開いて水分が蒸発し、中の果汁が濃縮され、発酵後のワインにも多量の糖分が残る。
・AOC (Appellation d'Origine Controlee)
〜アパラシオン・ドリジーヌ・コントローレ。
フランスの「原産地呼称統制法」で認められた上質ワイン。
AOCを名乗るには、厳しい生産条件基準や専門審査官の検査に
合格する必要がある。
♪白ワインは、全体の印象が薄いくせに、焦げ付くような甘さのある物もある。 もともと苦み、渋味、甘みを兼ね備えたような色や匂いをしている赤ワインは、 口に含む前に身体が準備をするように思える。酩酊の快感の立ち上がりも良い。 生活の中に組み入れるならば、赤ワインがベストであるように感じる。 しかし、馴染み易い白ワインから赤ワインにハマった後、最後には 白ワインに還ってくる、という人もいる。どうなんだろうか。
●ブランデー (主原料:葡萄 etc) [brandy:英]
*「果実酒、特に白葡萄酒を蒸留して製する洋酒。」
* フランスでは「オードヴィ」(eau-de-vie) すなわち「生命の水」と言われる。
- レミーマルタン
- アランシアXO (世界初のみかんブランデー)(熊本市河内)
限定年間500本、15年もかけて熟成させたアランシアの最高級品。
アルコール分40%。
- マスネ・オードヴィ・ド・フランボワーズ (木イチゴの蒸留酒)
〜 WILD PASPBERRY BRANDY
○コニャック
*「フランス西部コニャック産のブランデーの名称。」
* 同地方のぶどう酒を蒸溜、精製してつくる。
* アルコール度数は40〜43%。
- LEOPOLD GOURMEL 〜 COGNAC
・VSOP:Very Superior Old Pale
ブランデーのクラスの一つ。「非常に秀逸な古い薄い色の」という意味。
ここでの“Pale”は熟成が極まり透明度が高く枯淡な琥珀色を表す。
・XO:Extra Old
ブランデーのクラスの一つ。「長期熟成した」という意味。
・ニコラシカ nikolaschka
レモンスライスに砂糖を盛り、半分に折って食い千切り、その直後に
カッとブランデーを飲み干す。レモンの酸味と砂糖の甘味とブランデーの
豊穣な風味が口の中で鮮烈なカクテルとして完成する。
♪香りの華やかさ。ワインの典雅さと、ウィスキーの強さを併せ持つ。 短時間で酔いきり、明日のことはどーでもいいから今を楽しみたい時にオススメ。 ニコラシカなんかキメた日には、その場で確実に世界を手中に収めた気分になれる。 ただし、次の日の朝の状態は保証されない。 夢見心地のまま急性アルコール中毒で天国に逝ってしまうかも知れない。
●ジン [GIN:英]
*「とうもろこし・大麦、ライ麦などの穀類を原料として作った
中性アルコールに、ねずの果実その他で香りを加えて蒸留した
無色透明な酒。」
* ふつうアルコール四〇パーセント以上のドライ‐ジンをさしていう。
一七世紀にオランダで創製。
- タンカレー tanqueray 〜 SPECIAL DRY Distilled English Gin
※ distill(英)vt.蒸留する、洗練する
- ゴードン
- ビーフィーター
- ボンベイサファイア
♪キリリと冷えたジンをクッと飲み、口腔で温まった杜松の実の香りが鼻から抜けていく時、 視覚的な無色透明の液体のシャープさと相まって、男の研ぎ澄まされた野性が紳士的に 全身を満たしてくれるような、「輪郭の明瞭な酔い」が訪れる。 ドライジンは少量で満足感を与えてくれるので、翌日にも残らない。 オスを感じたい時に飲む酒であろう。
●焼酎 arac / rough distilled spirits
* 蒸留酒の一種。穀類・芋類・糖蜜などをアルコール発酵させ、それを蒸留してつくった酒。
一般に、アルコール分が強い。
* 狭義では、泡盛(沖縄特産)を除く見方もある。
* 税法上は焼酎甲類と焼酎乙類(本格焼酎)に分けられる。
○焼酎甲類
糖蜜等を原料として連続蒸留器で作られた、高純度エチルアルコールに加水したもの。
チューハイなどのベースや、リキュールの材料に用いられる。
近年は甘味の強い韓国焼酎が盛んに輸入され、税法上は焼酎甲類とされている。
○焼酎乙類(本格焼酎)
米、麦などを原料とし、単式蒸留器で蒸留して作る焼酎で、日本在来の伝統的な酒類。
原料の風味を強く残し、個性が強い。
(1) 米ないしは麦へこうじ菌を生やし、こうじをつくる。
(2) こうじをタンクや甕で発酵させ、もろみを作る(一次発酵)。
(3) 一次発酵させたもろみの中へ原材料を投入させ、発酵させる(二次発酵)。
※原材料としては米、麦、芋(サツマイモ)、黒糖、ソバ、ごま、栗、
じゃがいもなどがある。
♪一口に焼酎と言っても、そのヴァリエーションは様々で、本格焼酎は 個性の強さがそのまま自分の個性とぶつかり合う感じで、酔いながらも 命の芯を目覚めさせてくれる感じがする。自分の細胞の嗜好にピッタリくる 焼酎との出会いは格別で、最高の酔いと、次の日の爽快感の両方を与えてくれる。 もちろん逆に酷い目に遭わされる事もあるのだが、それもまた楽しみだとしておこう。
●日本酒 (主原料:米) sake
*「日本古来の製法で作った酒。米を原料とする。」
*『清酒』は、『日本酒』の別称。
また、『濁酒』に対して、漉(こ)して澄んだ酒をいう。
○清酒
* 吟醸酒「低温でゆっくり醗酵させ、粕歩合を高くしたものなど、
いわゆる吟醸造りにより製造した清酒で、
製品の品質は清酒固有の香味および色沢が良好なもの。」
* 精米歩合60%以下を吟醸酒、50%以下を大吟醸酒と呼ぶ。
○濁酒(どぶろく)
* 炊いた米に米麹や酒粕等に残る酵母などを加えて作る酒。
* 濁り酒(にごりざけ)とも言われる。
* 非常に簡単な道具を用いて家庭で作る事も可能だが、
日本では酒税法において濁酒(だくしゅ)と呼び、
許可無く作ると酒税法違反に問われる。
♪日本人の本能を呼び覚ます。清酒にせよ濁酒にせよ、 舌の上を通り過ぎる微妙な甘さ、口腔の隅々までをくすぐる深み、 鼻に抜ける芳香を、自分が繊細に感じ分けられるという嬉しさ。 自然に身体に染みとおっていくという実感。 刺し身やキノコ類と組み合わせて飲む時、「よくぞ日本人に生まれけり!」と、 満面の笑顔で思わず膝をポンと叩いてしまう。 その自然さゆえ、必ず飲み過ぎる。絶対に飲み過ぎる。確実に飲み過ぎる。 次の日、「もう日本酒は飲まない」と、毎回心に誓う。
●紹興酒 shao4xing1jiu3
* 中国浙江省紹興市で作られている黄酒。
* アルコール度数は14〜18度。飲用にしたり、調理に用いたりする。
* 黄酒を長期熟成させたものは老酒と呼ばれる。
* 糯米(もちごめ)、麦麹、酒薬(酵母・乳酸菌の種)などを原料に
鑑湖の水を加えて醸造される。
♪中国のめでたい席では、やはり紹興酒が飲みたくなる。 米が原料であるからか、日本人にも馴染みやすく、スッと細胞に染みる。 その割にアルコール度数が高めなのでテンションも上がりやすい。 寒いときには温めた紹興酒に氷砂糖を沈めて飲むと気持ちまで 良く温まる。レモンスライスを入れるとスッキリ感が増して いくらでも飲めてしまう。お酒の強い中国人と一緒に飲む時は要注意!
●テキーラ [tequila:スペイン]
* 「メキシコ名産の蒸留酒。メキシコ特産の竜舌蘭の樹液を採取し、
放置しておくとできるプルケという濁酒を蒸留したもの。」
* 酒精度四〇度程度の無色透明な酒。
- クエルボ Cuervo
- エラドゥーラ Herradura
♪透明感があるのに、クセがある。樹液を元にしただけあり、独特のクセ、 鼻を突く化学薬品臭さが、「お前はオレ様を飲みこなせるのか」という 挑戦状に思え、キュッと飲み込みたい衝動を喚起させる。 酒の美味さ、というよりは、酒が内在する攻撃性との格闘を楽しむお酒だろう。 単体で飲むよりも、カクテルとして飲みたい気がすることもある。
●ラム (さとうきび) [RUM:英]
* 「蔗糖蜜を発酵させてつくる蒸留酒。西インド諸島特産。ラム酒。」
* ラムの語源はランバリオン rumbullion (乱痴気騒ぎ) という古い英単語
- バカルディ bacardi
- デメララ
- マイヤーズ
- レモンハート・デメララ・151 (アルコール度数75.5%)
- LAPALUN 〜RHUM
♪楽しみたい。華やぎたい。 ラムと聞いただけで、なんだか楽しい気分になってしまうのは、 一種の擬薬(プラシーヴォ)効果ではないだろうか。 さとうきびの甘さを、洗練させるために蒸留を繰り返し、 トロリと「旨い」一本筋の通った味を持つ領域に達成させるために、 必然の結果として設定された高アルコール度。 チョコレートをつまみにロンサカバを味わうのもウキウキする。 目出度い時には、ラムだ。弾けたい時は、ラムだ。これはもう、お約束だ。 但し、次の日は午後まで寝ていても良い場合に限る。
●ウォツカ [vodka:ロシア]
* 「小麦、ライ麦、とうもろこしなどからつくったロシア原産の蒸留酒。」
* 蒸留後、白樺の炭で濾過して作る。このため、一般に無味無臭無色。
* アルコール分が強く、多くは40〜60%程度。
* 「ウォツカ」はロシアでは単に「蒸留酒」を表す一般名詞。
- ストロワヤ (Stolovaja) ロシア語で「食卓」の意味。
- ペルツォフカ (Pertsovka) 唐辛子が漬けてある。
- スピリタス (Spirytus) 70回以上の蒸留を繰り返し、アルコール度数は
96度に達する世界最高純度のスピリッツ。非常に良く燃える。
♪口腔を駆け抜け、食道を潤し、胃を一気に熱くさせる。 消化器官全体で味わう。それがウォツカだ。 精力を増強させる草の香りが魅力のズブロッカ、 唐辛子の辛さが魅力のペルツォフカ、 世界最強のスピリッツであるスピリタス。 アルコールの魅力を単純に開示してくれ、 まるで自分が消化器系という一本の管(くだ)に過ぎないというような、 ベーシックな生命性を自然と思い起こさせててくれる。 人生に行き詰ったらウォツカを飲もう。 さすがに寒い地方のお酒だ。寒い時に飲むのが美味しい。 口の中でモゴモゴやって咽(むせ)るようでは駄目だ。 食道と胃で味わえ。特にスピリタスは。
●リキュール [liqueur:英・フランス]
* 蒸留酒などに香味料、砂糖、色素を加えてつくった酒。
* 一般に、香りが強く、甘味があり美しい色をしている。
* ヴェルモット、キュラソー、ペパーミントなど。
- LATTE DI SOCERA