ここでは、この全宇宙を構成する、主要な7つの材料を説明する。 7つの内訳は、3つの基本素粒子と、4つの力である。
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この宇宙の物質は、第一世代の粒子のみから作られている。 世代番号は保存量でもないし、世代の総数を決める確かな論理的根拠も無い。 言い換えれば、この宇宙にとっての、第二、第三世代の粒子の存在理由、 世代の意味は、不明である。
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¶ 第二世代のクォークにはcenter(中央),sideway(横向)、 第三世代はtruth(真実),beauty(美)、という別名もあった。 クォーク(quark)という名前の由来は、 小説『フィネガンズ・ウェイク』中の鳥の鳴き声。
¶ クォークと反クォークが凝縮して真空中に埋まった状態しか観測できないならば、 これが基底状態としての事実上の真空と考えられる。 この対を壊して、独立したクォークと反クォークが現われたとすると、 それらは破壊に要したエネルギーに相当する追加の質量を持つように見える。
¶ 粒子本来の質量は全てゼロであり、世の中には本質的には光速度しか存在しない。 質量のあるものは全て光より遅く動くが、各瞬間を見ると 各素粒子は光速で動いており、 但しジグザグに動くので 平均速度が光速未満であるように見える。 このような考え方をドイツ語で「ツィッターベヴェーグンク Zitterbewegung」と言う。
SU(2)は、幾何学的に言えば複素2次元空間C2における 回転対称性を表している。
A = (
a -b* b a* ) , |a|2 + |b}2 = 1