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無限に広いランダムな意味空間には、 「私達が知っているものの全て」が 「偶然」としてどこかに含まれている。 |
無限乱雑空間には全てが含まれており、だからこそ無意味である。 無限乱雑空間に、ある視点・視線を導入することで、 真空から粒子と反粒子を生み出すが如く、意味が生まれる。 無限乱雑空間に様々な視点・視線を導入すると、 私達の知っている宇宙と少しずつ違った様々な宇宙も意味として生まれる。 私達には想像もつかない意味世界も含めて、 無限乱雑空間にはその全てが含まれている。 |
これは半ば冗談の例であるが、 ランダムな砂のテクスチャの中に、甲冑の顔のようなものと、 右に進む脚のような二本の筋を見て取れる。
もし本当に無限にランダムな平面があったら、 どこかには、あなたやモナリザの顔も存在するし、 世界のあらゆる風景も含まれる。
「無限」というのは、ある意味、それほど馬鹿げて無意味である。
(砂のテクスチャはMicrosoft社「PowerPoint」の「塗りつぶし効果」 の「テクスチャ」から拝借した。)