PERT図法における、 作業開始日に最も余裕のある作業要素の求め方


作業の開始・終了の接点を「結合点」と言う。
左図では、結合点1から結合点3までの作業の
所要日数は、20日間ということを表している。
※結合点は、作業要素と呼ばれることもある。
最早開始日とは、ある結合点で、
「一番早くに作業を開始できるの日」
のことである。

例えば結合点3の最早開始日を考えてみる。 ということは、結合点3の最早開始日は、28日ということになる。

最遅完了日とは、ある結合点で、
「遅くとも作業を完了していなければならない日」
のことである。

最遅完了日は、一番最後の結合点の最早開始日、つまり、作業全体が 最も早く終わる場合の日程から逆算して求めていく。
例えば、結合点5の最遅完了日を考えてみる。 ということは、結合点5では、条件の厳しい方、すなわち31日には 作業を完了していないと、5→7の作業に迷惑をかけることになる。 (結合点7の最遅完了日36日目までに作業を終わらせられない、 もしくは終わらせるのに無理をしなければならなくなる。)
従って、結合点5での最遅完了日は31日である。
なお、結合点0(最初)の最遅完了日が0でなければ、どこかで 計算間違いをしていることになる。
作業開始に最も余裕のある作業要素(結合点)とは、 (最遅完了日−最早開始日)が最大となる点のことである。

ある結合点で、例えば7日には作業を始めることが出来て(最早開始日=7)、 遅くとも9日までに作業を始めれば 後工程に迷惑をかけないならば(最遅完了日=9)、 作業の開始には2日間の幅(余裕)があることになる。
今回の例では、結合点4が、17日目には作業を開始できる見込みで、 かつ、20日目に作業を始めたとしても後工程に影響はないことに なっている。つまり、作業開始に3日の余裕があることになる。