プロジェクト計画立案


  1. プロジェクト方針と目標の設定
  2. プロジェクト組織の設立


◆プロジェクト方針と目標の設定

プロセス
ウォーターフォール
プロトタイピング
SLCP-JCF94 (Software Life-Cycle Processed-Japan Common Frame 94)
  * 共通フレームは、「プロセス」「アクティビティ」「タスク」
    で構成される。
  * 「基本プロセス群」は、企画、設計、プログラミング、運用、保守、
    といったプロセスで構成される。
  * 開発プロセスには、「設計」「プログラミング」「テスト」などの
    「アクティビティ」が存在する。
  * 「アクティビティ」は「タスク」から構成される。
    「タスク」は、共通フレームの最小構成単位である。
  * 「プロセス」には、必要に応じて他のプロセスから参照・実行される
    「共通プロセス群」があり、管理、環境整備、教育訓練、文書作成、
    構成管理、品質保証、問題解決などのプロセスで構成される。
プロセス成熟度評価
ソフトウェアメトリクス
◆ソフトウェア開発プロセス
開発プロセス 概要 長所 短所
ウォーターフォール・モデル 要件定義→概要設計→詳細設計→製造→テスト→運用保守、 と作業手順をフェーズ分けし、 各工程完了時にレビューを行い、 次工程にドキュメントを引き継ぐ。 プロジェクト全体の進捗把握が容易 上流の潜在誤まりが下流で発覚する、 後戻り工数が大きい、 要件定義が長引くと全体の進捗が遅れる
プロトタイピング 要件定義段階でプロトタイプモデルを作成し、 機能、操作性をユーザに早期に確認してもらう手法。 UIなど、実物を見ないとニーズを確認しづらい部分を 早期に精度良く把握することが出来る。 プロトタイプ製造工数がかかる。 ユーザニーズが拡大しがち。 要求仕様のドキュメント化が後回しにされる。
連続的統合(逐次開発)プロセス/
インクリメンタル開発(漸増型)
主要機能の開発を先に始め、 引き続いて付加機能の開発を順次行う。 全機能の要求仕様確認が終わらなくても 主要機能から随時開発を行える。 要員管理やプロジェクト全体の進捗把握は難しくなる。
スパイラルモデル/
イテレーティブ開発(反復型)
ウォーターフォールモデルを短時間で区切って、 何度も繰り返す方法。 最初は薄く作り、徐々に肉付けしていく。 プロトタイピング効果が得られる。 標準の遵守が疎かにされがち。 プロジェクト完了の見極めが難しい。

◆プロジェクト計画手法
PPP (段階的プロジェクト計画) Phased Project Planning
  • プロジェクト =プロジェクト計画→{フェーズ}×n→プロジェクト評価
  • フェーズ =フェーズ計画→{タスク}×n→フェーズ評価
  • タスク =タスク計画→{ステップ}×n→タスク評価

WBS (作業分割図) Work Breakdown Structure
  • プロジェクト完了までに必要な作業項目をトップダウンで洗い出し、 階層構造で表現したもの。 Project WBS とも言う。
  • 各フェーズ、タスク用にWBSを作成する場合、 Phase WBS、Task WBS などと呼ぶ。

TRM (役割分担表) Task Responsibility Matrix
  • WBSで洗い出した作業項目に対して、 例えばマネージャ、アナリスト、SE、プログラマなどが どのような役割(企画、実施、承認……)を果たすかを マトリクス表現したもの。

PERT(ネットワーク計画法) (Program Evaluation and Review Technique)
CPM(クリティカルパス法)
マイルストーンチャート
ガントチャート
PTS (Predetermined Time System)
  作業を基本動作に分解し、各々に予め定めた計算方式で時間を求める。


パーキンソンの法則

ファンクションポイント法
  * システムで必要とする入出力画面や出力帳票ファイル数などの
    機能要素に着目する。(プログラムステップ数は使わない。)
  * 各機能要素にはポイント数が割り当てられている。
    重み係数…「単純、やや複雑、複雑」
    補正係数…プログラムの性質によって決まる
      以上を乗じてファンクション・ポイントを計算する。

COCOMO (Constructive Cost Model)
  過去の完了プロジェクトの実績に基づいて、期間と費用や作業工数の
  関連図を作成し、分布の相似や差異を確認しながら見積もりを行う。
  全体の作業工数と期間を見積もることができる。
  開発規模(ソースコード行数)に基づき、プロジェクトの難易度、
  開発の特性による要因を考慮し、工数と期間を見積もる数式モデル。

リスク予知
問題整理・分析技法
  * KJ法:ばらばらな事実を構造的に分析し、新しい概念、抽象性、
            アイディアを導出・整理する。
  * デルファイ法:多人数を対象にアンケート方式を繰り返して、
            意見の集約を図っていく。直観による予測技法。

開発計画書
構造化設計技法

オブジェクト指向
DOA
ソフトウェアパッケージ

管理指標


◆プロジェクト組織の設立

組織編成法
プロジェクト組織
  * ファンクショナル組織
      - 職制型 既存組織の部門長が兼任する形態、簡単・小規模・短期間向け
      - 調整型 専任のマネージャを置く形態、簡単・中規模・短期間向け
  * 委員会組織
  * マトリクス組織
  * タスクフォース

チーム編成
エゴレスチーム

CIO (Chief Information Officer)
組織形態 概要 長所 短所
ファンクショナル型 既存の組織をそのまま使う方法 工程管理が容易 責任体制が不明確、 意思決定が遅延する、 本来業務との優先順位が不明確
マトリックス型 専任マネージャと既存組織を使う。 メンバにとっては上司が2人いる二重管理構造になる。 複合的な問題を迅速に解決できる 管理者間の衝突、 二重管理構造によるメンバのモラル低下
タスクフォース型 既存組織の枠を超えて専任マネージャ配下で課題を遂行する。 権限・責任体制が明確、 意思決定が迅速、 要員の確保が困難、 技術・経験の蓄積が困難、 長期・大規模には不向き。
委員会型 各部門から代表者を選出し、会議形式で運営する方法。 組織編成、運用、部門間調整が簡便。 権限、責任が不明瞭。 実施部隊が不在。