経営と情報システム


■目次
  1. 経営一般
  2. 情報システム
  3. 情報システムの評価とセキュリティ

◆経営一般

・経営戦略
    経営戦略は、期間の計画機能別の個別計画に分けて考えられることが多い。
・PPM (Product Portofolio Management)
  * ボストン・コンサルティング・グループが提唱する市場戦略分析手法。
    市場占有率市場成長率のマトリックス上に製品を位置付け、分析する。
占有率 占有率
成長率 問題児
(ワイルドキャット・ビジネス)

市場が急成長しているので、市場占有率を高めるためには、 先行投資が必要である。
花形
(スター・ビジネス)

支配的な市場地位を維持するためには、 多額の費用を使用する。
成長率 負け犬
(ドッグ・ビジネス)

投資は無駄であり、 特段の理由が無い場合は、撤退を検討すべきである。
金のなる木
(キャッシュカウ・ビジネス)

成熟市場におけるリーダーの地位を確立しており、 特に投資の必要性は無い。
・アドバンテージ・マトリックス (AdvantageMatrix)
  * ボストン・コンサルティング・グループが開発した事業の考え方のフレームワーク。
    業界の競争要因が多いか少ないかという観点と、
    それらの競争要因が優位性構築に繋がる可能性という観点で
    事業を4つのタイプに分類して考える手法。
優位性構築の可能性
戦略変数の
多寡
分散型事業
競争要因が多数存在するものの、業界特性として圧倒的な優位性構築は困難なので、 事業が小規模な段階は高い収益性を維持できるが、 事業規模を拡大しようとすると強みが薄れてくる。
特化型事業
競争要因が多く存在し、特定の分野でユニークな地位を築くことが出来るので、 各企業が特化分野を決めて優位性を構築することが出来る。
手詰まり事業
優位性構築が困難で、どの企業も高い収益を上げることが出来ない。
規模型事業
「規模の利益」を追求することで優位性を築くことが出来る。

・環境適応パターン

・防衛型企業
・攻撃型企業
・分析型企業
・受身型企業

・有機的環境適応
・機械的環境適応

・事業領域
・経営理念
・経営資源
・事業計画
・経営課題
・企業目標
・競争優位
・事業環境

・マイケルポーターの「競争の戦略」
  競争を激化させる構造要因
    - 新規参入の脅威
    - 既存競争企業間の敵対関係の強さ
    - 代替製品からの圧力
    - 買い手の交渉力
    - 売り手の交渉力
・SWOT分析
外部環境と内部環境の観点から、強み・弱み・機会・脅威の四つの分類毎に情報を整理し、
企業を取り巻く環境を分析する手法。
材料 材料
内部環境 Strength(強み) Weakness(弱み)
外部環境 Opportunity(機会) Threat(脅威)
市場分析
  マーケティング分析
  市場細分化
    - デモグラフィックス変数 … 人口統計学上の変数。
        年齢、性別、家族構成に着目して市場を細分化する。
    - サイコグラフィックス変数 … 社会・心理的変数。
        社会階層、ライフスタイル、パーソナリティなどによって
        市場を区別する。
    - ジオグラフィックス変数 … 地理的変数。
        市場を国、地域市町村などに区分する。
    - 行動変数 … 製品に対する反応に着目して、購買状況、
        ベネフィット、ロイヤリティなどに区分する。

・製品分析
  *プロダクトミックス分析
    企業が販売している製品の構成を「プロダクト・ミックス」という。
    (1)幅:企業が取り扱う種々の製品ラインの数
    (2)奥行き(深さ):各製品ライン内で提供されるサイズ、色、型、価格
       などの品揃え数・製品アイテム数
    (3)一貫性:用途、生産設備、販売経路などにおける
       製品ライン間の関連性
    利益最大化、特定目的の達成のための組み合わせを考察する。

  *製品ポジショニング分析
    (1)ターゲットとする市場向けに適した品質と価格を持った
       製品コンセプトを開発する。
    (2)この方式で設定された価格に基づいて、販売量を予想し、
       それに必要な生産能力、投資、コストを計算し、収益性を予測する。
    (3)その結果が満足すべきものであれば、その価格を採用し
       計画を進める。

・競争分析
  競争戦略
  競争戦略の重要要素
   - 製品/市場の発展段階
   - 市場の細分化
   - 競争上のポジション

  * コストリーダシップ戦略
     コスト面での優位性確保を基本的目的とする戦略。
     規模の経済性、経験曲線を重視する。生産性向上や間接費の管理が重要
     になる。 必ずしも低価格戦略と同義ではないが、
     状況次第では低価格戦略を取りうる体制を築けるようにする。
     世界中の原材料の中から、それに適した最も安価な材料を購買し、
     最もコストのかからない方法で製品に仕上げることが必要。

  * 差別化戦略
     製品・サービスが業界内で特異・ユニークであると認められるような
     価値を創出する。ブランド・イメージ、技術力、製品特性、
     顧客サービスなど。
     価格、形状、品質、用途、サービス、味、香り、色彩、満足度
     などにより差別化を図る。

  * 集中化戦略
     特定の市場セグメント(顧客、製品、地域)に特化する戦略。
     「コスト・リーダーシップ型集中」…対象分野では他企業より低価格
         を目指す。コスト・リーダーシップ戦略と違い、マーケット・
         プライスを狙い市場占有率を上げるまでにはいかないが、
         競争力強化を目的とする。
     「差別化型集中」…差別化戦略を採用し、さらにその狭い領域に
         経営資源を集中させようとするもの。ニッチ戦略もこれと
         類似している。

  * ニッチ戦略(隙間戦略)
     既存の製品・サービスの分類に当てはまらないような価値を
     発見・創出する。
     大企業が、隙間そのものに気付かないか、気付いていても小回りが
     効かず対応できない領域に、中小企業が狙いを定めるような戦略。
     顧客自身がニーズに気付いておらず、企業の方が顧客に訴えることで
     はじめて隙間と捉えられるケースもある。

・事業成功要因
  主要成功要因/重要成功要因 (CSF: Critical Success Factor)
・企業間連携


・経営組織
・組織構造
  - 職能部門別組織 … 生産、販売といった職能別に、
      専門的に担う組織単位を元にした組織構造。
  - 事業部別組織 … 製品、顧客、地域別に利益責任とその業務遂行に必要な
      機能を持つことにより、自己完結的に経営活動を展開する複数の組織単位
      によって構成される組織。
  - マトリックス組織 … 事業部制構造と職能別構造を複合した組織構造。
      人的資源の有効活用が可能、情報共有の促進といったメリットがあるが、
      命令系統が混乱しやすいというデメリットもある。
  - 社内ベンチャー … 既存組織から人材を出し、既存の組織単位とは独立して
      開発から販売までのプロセスを実施できるように編成された、将来性は
      あるがリスクが高い事業領域に対して編成させる組織。

・戦略的事業単位(SBU: Strategic Business Unit)
    既存の事業部制を維持しつつ、戦略に基づいて事業単位を作成し、
    関連する事業部を取り込むことで戦略的機動性を高める組織形態。
・組織文化


・経営管理
・マネジメントサイクル
・組織階層
  アンソニーのパラダイムによる組織構造
    - 戦略層 (Strategic Level)
    - 管理層 (Management Lavel)
    - 業務層 (Operational Level)
・計画化
・組織化
・統制
・総合・全般管理
・経営コントロール
・業務コントロール
・管理原則
・意思決定
・サイモンの意思決定プロセス
  1. 望ましい経営状態、現在の経営状態の整理
  2. 経営問題(ギャップ)の認識 … 【情報活動】
  3. 問題解決のための代替案の検討 … 【設定活動】
  4. 代替案の評価と選択 … 【選択活動】
  5. 企業活動としての行動 … 【検討活動】
  6. 企業環境の変化 →最初に戻る
・情報活動
・設計活動
・選択活動

・最適基準
・満足基準

・構造的意思決定
・非構造的意思決定

・アンソニーによる意思決定の階層的類型化
  - 戦略的意思決定
  - 管理的意思決定
  - 業務的意思決定

・企業会計原則
  * 財務分析指標
  * 損益分岐点分析
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◆情報システム

・情報戦略

・神経的組織
・自己維持機能
・自己組織化機能
・戦略的計画
・経営コントロール
・業務コントロール
  • 意思決定支援システム(DSS: Decision Support System)
    …要約データを示し、戦略レベルの非構造的な意思決定を支援する。
  • 経営情報システム(MIS: Management Information System)
    …半加工データを示し、管理レベルの半構造的な意思決定を支援する。
  • 情報システム(IS: Information System)
    …生データを示し、業務レベルの構造的な意思決定を支援する。
・経営支援システム(MSS)
・データ支援システム
・トランザクション処理システム(TPS)
・情報報告システム(IRS: Information Reporting System)
    予定されたデータをもとに、定型の意志決定支援・管理資料の
    作成を行うシステム。
・経営者支援情報システム(ESS)

・戦略的情報のパターン
・伝統的情報システム
・戦略的情報システム(SIS)
  * 意図したSIS
  * 結果としてのSIS

・情報ネットワーク戦略
・ネットワーク組織論
  * 計画型ネットワーク
  * 創発型ネットワーク

・連結の経済性
・システム化構想
・情報戦略課題
・情報化戦略
・競争優位

・情報統括役員(CIO: Chief Information Officer)
・経営最高責任者(CEO)
・情報システム運営委員会(Information System Steering Committee)
    全社の情報化に関する活動について、その実態を把握し、
    計画に基づく情報化の実施プロセスをコントロールする組織。
・情報センタ(IC: Information Center)
    エンドユーザコンピューティング(EUC)の管理効果を向上する
    ために設置される、開発支援やエンドユーザ間の活動の調整を行う組織。
・アウトソーシング
・エンドユーザコンピューティング(EUC)
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◆情報システムの評価とセキュリティ

・情報システムの評価
・システム監査
・信頼性
・安全性
・効率性
・企画業務
・開発業務
・運用業務
・保守業務

・セキュリティ

・準拠性
・機密性
・採算性
・有効性
・適時性
・正確性
・生産性
・柔軟性

・モデル契約

・リスク
・リスク分析
    現実に発生すれば損失をもたらすリスクが、情報システムのどこに
    存在しているかを発見・確認し、その影響の大きさを測定すること。

  * 純粋リスク
     実際の結果が予想よりも悪いもの、すなわち損失可能性のこと。
     情報システムにおいては通常、純粋リスクを対象とする。

  * 投機的リスク
     損失可能性と、実際の結果が予想より良いもの、すなわち
     利益可能性も含んだリスク。

・リスクマネジメント
    (1) リスクファイナンス
          リスクが発生してしまった場合に、できるだけ少ないコストで
          損失を補填するための資金手当ての方法。
    (2) リスクコントロール

・リスク測定
・リスク回避
    リスクを伴うシステムの使用を見合わせるといった対策
・リスク分離
    バックアップ体制などにより、一方のリスクを他方でカバーする対策

・リスク管理手法

  * リスク保有
     当該リスクが許容できる範囲内にある場合に、
     当面現在の状態を継続するリスク管理手法。

  * リスク削除
     リスク自体を低減させるためのリスク管理手法。
     設備の安全性向上、セキュリティ管理強化等。

  * リスク移転
     当該リスクが発生した場合に、リスクに見合うプラスの効果を得るよう
     バランスさせる管理手法である。リスクを事前予測してそれに対する
     保険等で担保する事がこれに当たる。

  * リスク代替
     当該リスク自体の発生をゼロにするリスク管理手法。
     リスクを抱える設備自体を放棄する、など。

・財産損失
・責任損失
・純収益損失
・人的損失

・損失予防
・損失軽減

・情報セキュリティ

  * 物理的セキュリティ
  * 論理的セキュリティ
  * システム的セキュリティ
  * 人的セキュリティ
  * 管理的セキュリティ

・機密性
・保全性
・可用性

・抑制機能
・防止機能
・検知機能
・回復機能

・アクセスコントロール
・暗号
  * 慣用暗号方式
  * 公開かぎ暗号方式

・バックアップ対策
・ネットワークセキュリティ
・緊急時対応計画(コンティンジェンシプラン)

・情報システム安全対策基準(解説書)
・システム監査基準(解説書)
・コンピュータウィルス対策基準(解説書)
・OECDのセキュリティガイドライン
・基本9原則
・不正アクセス基準

・ソフトウェア管理ガイドライン
    (1) 法人等が実施すべき基本的事項
    (2) ソフトウェア管理者が実施すべき事項
    (3) ソフトウェアユーザーが実施すべき事項
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