ミミズ箱1号内部の移り変わり

2000年6月25日〜2000年8月16日

 このページでは時間の経過と共にミミズ箱1号の内部がどの様に移り変わっていくかを紹介します。

 トップバッターは2000年6月25日に撮影です。 (これより前の画像は見つかり次第公開します)

 ご覧のように手前右がスイカ、左がバナナ、奥の右がコーヒーの出涸らしをパックのまま放り込んだもの、奥の左側には、ブドウの皮とブドウの房とナシの皮がごちゃごちゃになって入ってます。
 この写真と次の写真はどちらも2000年7月7日の七夕の日に撮影したもので、この写真が奥の方で、下の写真が手前の方です。

 上の写真から約12日が経過した後の状態です。

 ブドウの房は残っていましたが、ブドウとナシの皮はほぼ無くなっていましたので、その上に麦茶のパックを入れてみました。
 こちらは、手前の方のアップです。

 前回入れたバナナの皮とスイカの皮は見事に姿を消していました。右側に見えるのはメロンの皮で、1番目の写真ではスイカの皮の下敷きになっていました。これが意外となかなか分解されないのです。
 このメロンの皮の拡大写真を「ミミズギャラリー」に展示してます。ご覧下さい。
 翌2000年7月8日に次の生ごみを入れて上げました。

 麦茶パックの手前に入れたのは、子どもが屋外で落としてしまった、棒つき飴とコアラのマーチです。(いつもなら、「埃を払って食べちゃいなさい」なのですが、この時はミミズ箱に入れたかったので「汚いからやめなさい」と取り上げてしまいました。笑)
 手前中央、縦に入れてあるのはトイレットペーパーの芯です。
 この写真も上と同じ日に撮影してます。

 上の写真に加えて、ご覧のようにスイカの皮を沢山入れました。お菓子とスイカの間にぽつぽつと丸っぽく見えるのはきゅうりのへたです。
 上の写真から3日後の2000年7月11日に撮影したものです。(写真が縦になったり横になったりして見難いのはご勘弁下さい。これは横です)

 棒付き飴の飴の部分はすっかり消えて無くなりました。これは溶けてしまったのでしょう。
 コアラのマーチはかなり形が崩れたものの、まだ何となく残っている感じです。
 スイカの皮も分解が進んでいるものの、まだ形が残っています。
 おっと、きゅうりのへたが全く見あたりません。完全に消化されてしまったようです。
 更に3日後の2000年7月14日に撮影しました。(これは縦です)

 飴の棒はしっかり原型をとどめております。紙製なのですが、ノリで堅く固められているためかなかなか形が崩れません。
 コアラのマーチは姿を消しました。
 ん?スイカの皮が変わっているぞ?どうも右側と手前のスイカは11日に新たに入れたものみたいです。8日に入れたスイカは、まだ若干形の残っているものもありますが、ほとんど消えてしまいました。
 上の写真と同じ2000年7月14日撮影です。

 まだ、若干残っていたスイカの皮の上に、次なる生ごみを入れて上げました。
 これまたミミズさん好物のメロンの皮です。
 さて、約10日後の2000年7月25日です。
(これも見難いですね、上の写真は縦、これと下の写真は横です。身体を縦にしたり横にしたりしながら見て下さい。)

 メロンの皮がものの見事に姿を変えてしまいました。
 上の写真から更に4日後の2000年7月29日です。
 う〜ん、どのように形容すれば良いのだろうか? 生ごみが徐々にミミズの糞に埋もれていくって感じですね。
 この翌日、詰め物に空気を送り込むために掘り返してみたのですが、7月8日に埋め込んだトイレットペーパーの芯がすっかり姿を消していました。
 そこで、ダンボールを青枠内の写真のように立体的な形になるように折り、ミミズ箱の底に入れてあげました。ちょっとしたミミズさんの遊園地って感じかな?
 そして、詰め物がだいぶ減ってきたように思うので、詰め物の腐葉土も増やして上げました。

 2000年7月30日撮影。
 ミミズ箱1号に使っている腐葉土の袋です。
 詰め物に腐葉土を入れると、純度の高いミミズ糞が収穫できないとか、元々腐葉土に混じっていた微生物もミミズ箱に入ってしまうので、あまり好ましくないようですが、我が家に限っていえば、これまで特に大きな問題は起きていないようです。
 青枠内のお菓子「あんぽ柿」が、発酵してしまったためか、ビニールの包装紙をパンパンに膨らませていましたので、これをスイカの皮と一緒に入れて上げました。

 これも2000年7月30日(ホームページ開設の前日)撮影です。
 2000年8月に入ってからは忙しい日が続き、ほとんどミミズ箱の世話ができずにいたのですが、上の写真で入れたスイカの皮は1週間くらいでなくなり、食べる物がなくなったミミズさんたちは上に掛けておいた新聞紙を食べていました。
 あわてて入れたバナナの皮を2000年8月10日にめくってみたところがこの写真です。ちょっと見難いですが、ミミズさんたちが群がっています。
 手前の白っぽくカビが生えているのが「あんぽ柿」です。
 2000年8月11日にご覧のように干し椎茸を水で戻したものをほんの一握り入れたら、ミミズ箱4号を作成した8月16日にはすっかりその姿を消していました。干し椎茸の水で戻したものは分解が早いようです。
 もしかしたら、植物を一旦乾燥させてから水につけてふやかしたものは、椎茸に限らず分解が早いのかも知れませんね。
 2000年8月16日にミミズ箱4号を作成しました。そして、ミミズ箱1号から約3分の3のミミズさんたちにミミズ箱4号へお引っ越し願いました。
 その後に、少し腐葉土を増やして、生ごみ(メロンの皮・スイカの皮少々・萎びてしまった大根をスライスしたもの)を入れて上げました。
 ミミズさんの数が減ってしまったので、これまでのようなスピードで生ごみが処理されないでしょうが、いっぱい赤ちゃんを産んで、早くこれまで以上の成果を上げてくれるミミズ箱になることを期待しています。
 このようにして、時間の経過と共にミミズ箱の中を観察していると、何だかミミズ箱そのものが一つの生命体に思えてきます。と言うか、生命体の胃袋の中を観察しているような気分です。
 先日、ミミズ箱4号に入れるミミズさんをミミズ箱1号から拾い上げる作業をしている時に、何だか内科手術をしているような気分になりました。そして、術後は早くミミズ箱さん(ミミズさんでなく)に元気になってもらいたいって思いました。とっても変な感覚でした。
 このページはこれにておしまい。続きは「ミミズ日記」で紹介していこうと思います。



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