ミミズ箱3号

 ミミズ箱3号です。2000年11月28日に作成しました。
 ミミズ箱から堆肥液を簡単に回収する方法はないだろうかと考えていたときに、ホームセンターで生ごみ処理用のEMぼかしバケツを見つけました。本来の使い方と違うのでメーカーさんには怒られてしまうかも知れませんが、これをミミズ箱にしたらどうかと思い、3つほど種類があったのですが、一番安い1942円(税込)のバケツを11月21日に買ってきました。
 サイズは直径が上部  mm、下部  mmで高さが  mm(スノコまでの深さが  mm)です。
 11月27日に東京でミミズシンポジウムが開催され、そこで佐原さんの実技を交えたお話を聞かせていただいた事で心に火がつき、翌日、早速ミミズコンポストの仕立てに取りかかったのでした。
 このバケツには底に網目のスノコが敷いてあり、その下に生ごみから出た水分が溜まるようになっています。更に、その水分を抜くための蛇口までついていますので、これなら蛇口をひねるだけで簡単に堆肥液が回収できるじゃなかろうかと思ったのです。
 ミミズシンポジウムで聞いた佐原さんのお話では、収納ボックスに新聞紙と生ごみとミミズさんを入れるだけでミミズコンポストが出来るとのこと。半信半疑ながら、今回のミミズ箱ではこの方法を採用することにしました。
 先ず、スノコの網目からミミズが下に落ちるのを防ぐためにスノコの上にダンボールを敷きました。ダンボールはスノコより若干大きめに切り、ダンボールと内壁の間に隙間が出来ないように押し込みました。こうすればミミズさんが堆肥液受けに落ちてしまうことがないだろうとの発想からです。
 その上に詰め物として新聞紙を短冊状に裂いたものだけを入れました。
 1枚の新聞紙を紙の繊維に添って半分に裂き、2枚を合わせて更に半分に裂き、これを5回くらい繰り返すと程良い太さの新聞紙うどんが出来上がります。(ミミズシンポジウムで佐原さんがこの様に教えて下さいました)
 ミミズは適度な湿り気が必要ですので、新聞紙うどんを霧吹きで充分に湿らせてあげる事が肝心のようです。
 次に、ミミズを入れました。ミミズはミミズ箱2号からお引っ越しいただきました。この写真の量だけお引っ越しいただいたのですが、数も数えていないし重さも量らずに入れてしまいました。多分、釣り餌用ミミズ1箱分くらいの量でしょう。70〜80匹くらいか?重さにしたら30gも無かったと思います。
 写真が見難いのは、ミミズの姿を正視出来ない人のための配慮ではなく、単にカメラが安物だったからです。決して、カメラマンの腕が悪かったわけでは…(^^;;;;
 続いて、生ごみを入れて、最後に掛け布団代わりの新聞紙うどんを入れました。最初に入れた生ゴミは写真を見る限りでは、キャベツ、柿の皮、みかんの皮、卵の殻のようです。最初にしてはかなり大胆に生ごみを投入しているような気がします。まだ、どの程度の生ごみが適当なのか知らなかったからでしょう。特にスタート時にみかんの皮を入れているなんて、本当に無知だったんですね。
 以上のようにして、ミミズ箱3号をスタートさせました。数日間様子を見ていると、生ごみが目に見えて減っている様子は確認できなかったものの、ミミズは逃げ出すこともせず、新聞紙の色に似た糞がバケツの壁に付着するようになりました。それなりにミミズが活動していることが実感できて嬉しくなりました。
 しかし、これに気をよくしてしまった私は、正月明け頃に大根の葉っぱを容器の淵から溢れるくらいに入れてしまったのです。この事が致命傷となり、数日後ミミズは全滅してしまいました。堆肥液を収穫するための蛇口をひねると、どろどろに溶けたミミズが出てきたのです。この時のショックはとても筆舌で表現できません。その後はこのミミズ箱はショックのあまり閉鎖してしまいまして、現在は幻のミミズ箱3号となっています。いずれはこれも再開する予定なのですが。。。

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