ミミズコンポスト経過報告


 このページでは、我が家のミミズコンポストがどの様な道を辿っているか、それをミミズ日記を元に、簡単にまとめて報告していきたいと思っております。若干、「ミミズとのであい」と重複するところもありますが御了承下さい。


 1999年初夏【ミミズコンポストとの出会い】
 植物を育てている人なら、誰でも考えることでしょうが、私も何とかして「良い土」を作りたいと考えていました。そんな時にインターネットでミミズコンポストと出会ったのです。多々良さんのHPでした。


 1999年8月29日【初めてのミミズコンポスト】
 3歳の娘と一緒に釣具屋さんに出掛け、そこで釣り餌用ミミズ「りんたろう」を1箱買ってきました。早速、身近にあった発泡スチロール(縦270mm×横340mm×深135mm)に園芸用の腐葉土を入れ、そこに買ってきたミミズを入れてあげました。ミミズ箱1号の誕生です。こうして我が家のミミズコンポストは始まりました。設置場所は建物の北側の物置の中です。当初は排水用穴はなく、換気用穴を割り箸で2、3ヶ所あけただけのものでした。


 1999年11月3日【ミミズさんの数を増やしてみよう】
 ミミズコンポストを始めてから2ヶ月が過ぎたのに、なかなか思うように生ごみが減ってくれません。ミミズの卵らしき物はいくつか発見出来たものの、肝心のミミズの数が全く増えていない様子です。
 そこでミミズを追加することにしました。釣具屋さんからつり餌用ミミズを2箱(「りんたろう」と「熊太郎」を各1箱)買ってきました。試しにミミズの数を数えてみると、どちらの箱にも70〜80匹入っていました。ミミズの値段は「りんたろう」が1箱336円(税込)、「熊太郎」が1箱346円(税込)でした。当初購入したものと合わせると、これまでに約230匹を1018円で購入したことになり、計算すると1匹あたり約4円40銭になります。


 1999年11月3日【ミミズ箱2号誕生!】
 ミミズ箱も追加することにしました。ミミズ箱2号です。ホームセンターでボックス(内寸横365mm×縦320mm×深273mm)1029円(税込)と、網トレー(外寸横355mm×縦280mm×深80mm、内寸横330mm×縦255mm×深70mm)147円(税込)3枚を購入し、網トレーに腐葉土とミミズを入れ、それをボックスに入れるタイプのミミズ箱にしました。いずれは網トレーを何段か重ねる予定でして、キャノワームの構造にヒントを得て作ってみました。


 1999年11月20日【佐原さんの掲示板にデビュー】
 ミミズの数を増やしたのですが、それでも思っていたほどの成果が上がりませんでした。その頃に佐原さんのHPと出会ったのです。感じていた疑問を思い切って質問してみました。佐原さんのアドバイスで、ミミズ箱1号に換気用穴を沢山あけ、排水用穴もあけました。


 1999年11月21日【ミミズ箱3号に着手】
 ホームセンターでEMぼかしバケツ1942円(税込)を買ってきました。もちろん、ミミズコンポストのためです。


 1999年11月27日【ミミズシンポジウムに参加】
 東京・霞ヶ関の国立教育会館で開催された「第2回ミミズシンポジウム」に参加。佐原さんと関野さんのお姿を拝見しました。


 1999年11月28日【ミミズ箱3号スタート】
 EMぼかしバケツでミミズ箱3号をスタートしました。ミミズさんはミミズ箱2号から半分(釣り餌用ミミズ1箱分位)にお引っ越し願いました。しかし、このミミズ箱3号は、後に大量虐殺の舞台と…。


 2000年1月【ミミズ箱3号一時閉鎖】
 餌の入れ過ぎにより、ミミズ箱3号のミミズさんがドロドロに溶けて全滅してしまいました。それ以降、幻のミミズ箱3号となっております。


 2000年4月22日【ミミズ箱のメンテナンス】
 冬の間、さぼっていたミミズさんのお世話を復活。
 ミミズ箱1号の詰め物を新しい腐葉土と入れ替えました。ざっとミミズさんの数を数えたら300〜400匹位に増えていたと思います。(記憶が定かではありません)
 古い詰め物はプランターなどの植物に献上しました。
 ミミズ箱2号は、2段に増やしました。そして、増やした網トレイには詰め物として初めてヤシ繊維を使用しました。


 2000年5月【柿が発芽】
 昨年の秋に生ごみと一緒に入れた柿の種が発芽しました。これをミミズ箱から出して鉢に植え替えてあげました。肥料はもちろんフンフン堆肥と堆肥液だけです。


 2000年6月【設置場所の変更&液肥の採取】
 これまでミミズ箱を設置していた物置を解体することになり、ミミズ箱を軒下に移設したのですが、ちょうど梅雨の季節と重なりまして、軒下とはいえ若干の雨がミミズ箱に入ってしまう状況になってしまいました。併せて、この頃より季節物のスイカが出始めたのでミミズさんのエサも必然的にスイカの皮が増えました。こうした影響か、これまではほとんど出てこなかった液肥が頻繁に出てくるようになりました。


 2000年7月31日【ホームページ開設】
 私がミミズコンポストを始めた頃は、国内に於けるミミズコンポストのホームページは非常に少なかったのですが、それも徐々に増えてきました。
 そして、私のミミズコンポストも皆さんに見ていただきたいという欲求から、自らもホームページを開設することにしました。


 2000年8月16日【ミミズ箱4号誕生!】
 これまでのミミズ箱1号の人口密度(?)が増えたので、新しいミミズ箱を作成しました。
 箱は外寸が横485mm×縦415mm×深215mm(蓋含242mm)、内寸は横435mm×縦365mm×深190mmです。詰め物にはヤシ繊維を使いました。
 ミミズさんは1号箱からお引っ越しいただきました。この時、1号箱のミミズさんを量ってみましたら約135gありました。この内、90gをミミズ箱4号へ、45gは元通りミミズ箱1号へ戻しました。
 ミミズさんの数を大雑把に数えてみたのですが、赤ちゃんミミズも入れると、35gあたり、200〜300匹いたようです。(約0.14g/1匹。一般には0.4g/1匹らしいです)数え間違いかな?


 2000年9月15日【ミミズペット作成】
 ミミズさんの観察用、実験用にペットボトルを利用して「ミミズペット」なるものを作りました。ミミズさんはミミズ箱1号から成人60匹ほどお引っ越し願いました。


 2000年9月23日【相模浄化サービスさん訪問】
 家族揃って、相模浄化サービスさんにお邪魔させていただきました。小さい子どもを連れていたため、ゆっくりとお話を聞くことが出来なかったのですが、いろいろなミミズ箱を見せていただき、それだけでも大変勉強になりました。関野さんがしきりと仰っていた「換気が大事」であるとの言葉が印象に残っております。
 又、この時、優企画の大川さんともお会いすることが出来ました。私と同年代で同じ様な家族構成とのことで大変親近感を覚えました。


 2000年10月1日【ミミズ箱5号用発泡スチロールGet】
 鮮魚市場に勤める知り合いから大きな発泡スチロール箱2個と、超Bigな発泡スチロール箱1個をGetしました。大きな発泡スチロール箱2個は、後に、ミミズ箱5号(フロースルー型)になりました。超Bigな箱はいずれミミズ箱6号になる予定です。


 2000年10月1日【EMぼかし菌の堆肥は臭ぁ〜い!】
 今年の初夏から始めたEMぼかしバケツ(EMぼかし菌)の堆肥を2次処理するためにプランターへ移しました。生ごみは全く原形のまま、その上、臭いのなんのって、家族から非難轟々でした。


 2000年10月9日【ミミズ箱2号メンテナンス】
 これまで、2段だったミミズ箱2号の網トレイを3段に増やしました。詰め物にはヤシ繊維に新聞紙ふりかけ(新聞紙をクロスカットシュレッダーで細かくした物)を混ぜ込んだ物です。


 2000年10月9日【EMぼかし菌堆肥再開】
 もう、やめておこうと思ったのですが、前回の堆肥液を3番に薄めて与えていた植物がやけに元気になったのです。そこで、今一度堆肥を作って、その堆肥液とミミズ箱堆肥液とを比較したくて再開しました。


 2000年10月11日【タアサイで観察】
 フンフン堆肥や堆肥液の肥料効果を比較するために、「タアサイ」の種を蒔きました。しかし、期待は見事に裏切られ、フンフン堆肥や堆肥液を使ったプランターの成長が著しく悪かったのです。原因は、発芽前に与えたことと、薄めずに与えたことではなかろうかと思います。


 2000年11月11日【ミミズ箱お引っ越し】
 これまで軒下及び雨ざらしになる場所に設置してあったミミズ箱を、車庫の奥に引っ越しました。ここなら直射日光が当たらず、風の影響も受けにくいと思います。


 2000年11月19日【4号箱のミミズさん】
 8/16に90gでスタートしたミミズ箱4号のミミズさんが約3倍の270gになりました。


 2000年11月23日【ミミズ箱5号スタート!】
 念願のフロースルータイプがやっと完成しました。ミミズ箱5号のスタートです。当初ミミズさんは200gです。ミミズ箱1号から100g、ミミズ箱2号から95g、後はミミズ箱1号と2号と4号から移した詰め物に混ざって最低でも5gはいるでしょう。
 詰め物はミミズ箱1号(全部)と2号(全部)と4号(80%)から移しました(底から25cm)。木製スタンドを除いた重量は20kgでした。


 2000年11月23日【4号箱詰め物補充】
 5号箱へ移した詰め物(全体の80%位)の補充をしました。新しい詰め物はヤシ繊維です。古い詰め物と新しい詰め物の間を網で仕切りました。


 2000年11月23日【1号箱のミミズさんと詰め物入れ替え】
 古い詰め物を5号箱へ移したので、新しい詰め物(腐葉土)を入れました。ミミズさんの数は8/16に45gだったのが200gになっていました。約3ヶ月で約4.4倍です。内、100gをミミズ箱5号へ引っ越したので、100gで再スタートです。


 2000年11月23日【ミミズ箱2号終了】
 ミミズ箱2号を終了しました。詰め物は全て5号箱へ移しました。ミミズさんは昨年11/3にスタートした時点で70匹(多目に見て30g)が1年1ヶ月弱で約3.2倍の95gになりました。全てミミズ箱5号へお引っ越し願いました。


 2000年12月6日【寒さ対策で米糠投入開始】
 米糠を入れると発酵熱でミミズ箱内が温かくなるとのことで、我が家でもチャレンジしてみました。詳細・結果報告についてはいずれ別のページを設けて紹介します。


 2000年12月11日【花本建設さんよりミミズ糞到着】
 花本建設さんのご厚意により、花本建設さんで生成されているミミズの糞を戴きました。これでミミズ糞が肥料効果を実験したいと思います。詳細・結果報告についてはいずれ別のページを設けて紹介します。


 2000年12月8日【防寒対策で1号箱と5号箱に古布を被せる】
 防寒対策のため、新聞紙の上から古布を被せてあげました。素材は絹で座布団の皮として使っていた布です。聞くところによると、化繊じゃなければ布も食べてしまうらしいです。


 2000年12月11日【5号箱に詰め物追加】
 詰め物の嵩が落ち込んできたので、詰め物を4リットル(腐葉土1対ヤシ繊維1)増やしてあげました。これで、底からの深さが25cmになりました。


 2000年12月15日【寒さ対策で4号箱内部にビニールを被せる】
 佐原さんちでは、寒さ対策でミミズ箱内部にビニールを被せているらしいです。我が家でもこれを真似することにしました。詳細・結果報告についてはいずれ別のページを設けて紹介します。


 2000年12月21日【寒さ対策で1号箱、5号箱内部にビニールを被せる】
 4号箱同様、1号箱と5号箱の内部にも黒いビニールを被せてあげました。4号箱と違うのは、既に古布が被せてあるので、その上にビニールを被せたことです。


 2001年1月6日【5号箱に詰め物追加】
 詰め物の嵩が23cm位まで沈み込んだので、腐葉土7.5リットル+ヤシ繊維3.5リットルを追加してあげました。これで嵩が30cmになりました。


 2001年3月4日【5号箱に詰め物追加】
 詰め物が30cmより少々沈み込んでいたので、ヤシ繊維1リットルと腐葉土2リットルを追加しました。これで嵩が30cmに戻りました。

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