「りんたろう」と「熊太郎」


我が家のミミズたちの祖先である
「りんたろう」と「熊太郎」について説明します。

 ミミズコンポストを始めるにあたり、ミミズの確保については、ミミズ養殖業者から購入する人が多いと思いますが、ちょっと試しにやってみようかとお考えの方には、釣り餌用ミミズを活用されている方も多いようです。
 我が家は後者でして、我が家のミミズたちの祖先は、釣具屋さんで売っている釣り餌用ミミズです。

 1999年8月23日と同年年11月3日にいずれも「上州屋」で購入しました。当時の価格は「りんたろう」が¥336(税込)、「熊太郎」が¥346(税込)で、1箱に70〜80匹入っていました。

 当時、このミミズが本当に「シマミミズだろうか?」という疑問を持ち、いろいろ調べてみました。その時の、記録を紹介します。

 問い合わせ先よりの回答をまとめました。

・りんたろう製造元(延岡旭繊維株式会社りんたろう事業部)
   宮崎県延岡市旭町6丁目4124。
   電話0982-32-1724FAX0982-22-4030。
   アカミミズであると断言。

・上州屋○○店。
   全く答えてくれなかった。

・上州屋××店。
   お店では分からず、卸問屋の連絡先を教えてくれた。
   しかし、卸問屋でも分からず、メーカーに問い合わせてくれたが
   メーカーも分からなかったようである。

・上州屋△△店。
   色々丁寧に調べてくれた。その結果、
   熊太郎はフジミミズではないか?
   りんたろうはシマミミズではないか?

・相模浄化サービス。
   生ごみを処理できるということではアカもシマも同じ。

 ということです。
 不思議に思ったことは、「りんたろう」は梱包の箱に製造元が明記されているのに、「熊太郎」にはこれが一切なく、釣具店に聞いてもわからない。卸問屋でもわからない。何か製造元を隠そうとしているように感じられました(企業秘密?)。それが何故かはわからないのですが。。。。

 何故こんな事を調べたかといいますと、自家製ミミズコンポストの成果がなかなか上がらず(生ごみが減らない)、もしかしたら、ミミズが違っているのではないかと思ったからです。もっとも、我が家のミミズはその数が非常に少なく、これが、成果の上がらない一番の原因だとは思うのですが。。。(苦笑)

 「りんたろう」についての追加情報です。

 「りんたろう」製造元の延岡旭繊維(株)よりご提供いただいた情報です。


 りんたろうミミズは、コットンリンターというものを餌としています。でも、それ以外の色んな物も食べますよ。ですからミミズコンポストにも勿論使えます。
 コットンリンターはベンベルグという繊維を作る過程で副生してくる、一種の綿屑です。中身はコットン100%なのです。
 このコットンリンターは餌となるだけでなく実は、ミミズの寝床として最適なのです。りんたろうの袋の中に入っている白いものは、そのコットンリンターです。この状態で冷蔵庫の野菜室に入れておけば、普通ミミズは1〜2ヶ月は十分生きています。
※「りんたろう」の「りん」はコットンリンターの「りん」なのでしょうかね?!?!

 更に、「りんたろう」は延岡旭繊維(株)でけでなく、日本製紙でも製紙スラッジ等を餌として育てられていて、それが延岡旭繊維に送られ、「太らせて」から市場に出回っているそうです。

「熊太郎」についての追加情報です。

 「熊太郎」は大平総理大臣の時代に、日本から中国へタネミミズを輸出し、それを中国で養殖している物だそうです。現在のは「大平2号」という種類だそうです。
HomePage