台湾旅行記2005

6月30日 〜(日本のガイドブック的に)地図にない町 桃園〜


6月28日に基隆に行くのに国鉄(台湾鉄道局)に乗りましたが、その時は行きは普通電車で、帰りは特急(自強号)でした。国鉄には急行もあるのでそれに乗ってみようということになりました。電車に乗ることが決まっていて、行き先が決まっていない旅。基隆が台北の北だったから、今度は南へ。台北から30分ほど南の桃園へ行ってきました。乗ったのは、呂光号(正しくは草かんむりに呂です)です。

持ってきた台湾のガイドブックには、桃園の情報はありませんでした。別に何をする当ても無いけど、帰りの電車の時刻だけは決まっている小旅行。駅前をフラフラしていました。一応、観光案内所は無いかなと思って、駅と駅前を見回しましたが、どうやらないようでした。

お昼過ぎ、まずは昼食と思って、歩いていきます。すっかり食べなれた牛肉麺の店を見つけました。これまた慣れてきた、店頭のメニューを見て、食べたいものを紙に書いて店の人に差し出すをしようとしたら、店の人が中から出てきて、小さなメニューをくれました。そこに丸を付けてちょうだいねという感じ。ちょっとしたことなのですが、こうしたサービスが心に染みます。

そして麺。この店の麺は、刀削麺というもののようです。私は知らなかった種類なのですが、妻殿は台湾で食べたかったものの一つだそうで、なにやらはしゃぎ始めています。私は排骨麺を頼みましたが、おいしかったです。刀で削ったという麺は、日本でいうと「ほうとう」のようでした。お店の名前は、「大個子」、大同路にあります。

桃園駅です。雲は多いけど、まだ晴れでした。ただ、この頃は遠雷が聞こえてきて、また今日もスコールかなという思いに押されて、駅へ入り込みました。

準急電車・復興号に乗って台北駅まで戻ってきました。地下鉄で善導寺まで移動して茶芸館でお茶を頂き、夕方の通りを台北駅まで。今日はスコールは来ませんでした。昨夕のテレビの天気予報で、「太平洋高気圧が強まっています」と解説していましたが、どうやらその恩恵にあずかった日のようでした。台北の夕焼けもこれで今回は見納めかと思うと、少しセンチメンタルな気持ちになりました。

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平成17(西暦2005)年7月4日作成