荒川サイクリング / 2006年9月30日

今の住まいは、東京の北、足立区でもさらに北の方に位置しています。目を少し南に転じると、荒川や隅田川が流れています。地図で見ていると、電車で通っている感じでは近くに思えるその川まで、サイクリングに行ってきました。



自転車に空気を入れ、PETボトルの飲み物を持って、竹の塚警察署近くから出発です。10時前に室内で測ったところでは、室温は27度、湿度は58%でした。出発は13時半。昼下がりになってもさほど暑くなく、さわやかな自転車日和です。

少し寄り道しながら、30分ほどで千住新橋から荒川の河川敷に出ました。首都高速は川沿いを走っていることが多いですが、荒川の脇にも首都高速の高架があります。その高架で切り取られた空。これを越えれば、広い空が広がっています。

荒川河川敷の北側です。左の方に少しだけ見えている橋は、東京地下鉄(千代田線)、JR(常磐線)、つくばエクスプレスの鉄道橋です。橋の対岸、高いビルがある辺りは北千住の駅です。

河川敷は自転車が通れるような(一部は自動車も通れる)道路が整備されていました。その脇、千住新橋付近の河川敷には、何面も何面も、野球場やサッカー場が作られ、そのほとんど全てが使われていました。

そこから下流に行き、野球場などの外れには黄色い花がまとまって咲いている場所がありました。遠目にはひまわりのようにも見えましたが、もう9月も終わりだし、葉の形がひまわりとは違うように見えましたが、何の花だったのかはわからずしまいです。
なお、千住新橋足立区ですが、少し進むとそこからは葛飾区です。この花も、葛飾区に入ったあたりで見かけました。

荒川緑地から下流に2.5Kmで堀切橋です。あれこれ写真を撮ったり、河川敷から上に上がる道を間違えて少しさまよったりしながら、千住新橋から40分ほどで堀切橋まで来ました。

千住新橋には全くいなかったのに、堀切橋の上の街頭には、たくさんのカモメが羽を休めていました。2Kmほどでも海に近いことの影響でしょうか。平塚に住んでいた時はよく見たカモメですが、東京に来てからはなかなか見かける機会がなかったです。

ちなみに、堀切橋は葛飾区と足立区の境にかかる橋です。

足立区に入り、千住曙橋からさらに南下しました。首都高速6号向島線を越えると墨田区に入ります。公園で見かけた猫背の猫。石の上で日向ぼっこしていたのですが、かなり警戒心が強い猫でした。この写真を撮った直後に、草の中に逃げて行きました。

この写真は隅田川にかかる水神大橋です。この橋を越えて、墨田区から荒川区に入りました。このエリアが今回のサイクリングの目的地の一つです。地図で見ると、この辺は隅田川が大きく屈曲した部分で、まるで中州のようになっています。この中州地帯では今、大きな規模のマンション開発が進行中です。中州のような場所の住宅街ってどういう場所だろうという好奇心です。開発地域は川沿いですが、南千住駅に向かう内陸地帯は、小奇麗な見た目の中層住宅が広がっていました。道も広く、作られた人工的な街のにおいが強くしました。

南千住駅の少し北、東京メトロの車庫の近くの川べりでほぼ日没となりました。水面を照らす夕日は、風情があっていいですね。

日も暮れてきて、まだ帰り道は長く…。あちこちで寄り道をし過ぎかもと思いつつ、ペダルをこいで家路を目指します。千住大橋を越えれば、そこは再び足立区です。だいぶ暗くなった薄暮の空の下、街灯りが目立ち始めていました。ここからは、日光街道をひたすら北上すれば我が家です。

天気は曇時々晴。雲が多いのが、日差しを適度にさえぎってくれたからか暑くなく、外で過ごすにはいい日でした。また風もそよ風程度でしたが、風が強いと自転車は辛いし、一方で風がないのも汗が出るしで、今日は本当にサイクリング日よりでした。

帰宅後に調べてみると、走行距離は15.6Kmだったようです。足立、葛飾、墨田、荒川と、4区をまたにかけてのサイクリングでした。ちなみにこのサイクリング、私も、同行した家人も、たいそうな自転車ではなく、日頃の買い物に使っている、いわゆる”ママチャリ”でした。
地図

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平成18(西暦2006)年10月17日作成