夏の夕焼け / 2007年8月12日

3年前、2004年の6月から愛用していたG400でしたが、壊れてしまいました。何を撮っても真っ白という症状。コニカミノルタはカメラ事業から撤退し、サポートは続いているものの部品などの関係もあり、フジのファインピックスF31fdに買い換えました。使い始めて約一か月の作例です。


これはまだ日が沈む前に撮ったもので、左下から照らされた雲です。F31fdにはシーンポジションと言うモードの中に風景モードがあり、それを選ぶと液晶画面には山のマークが出ます。G400やIXY55で山のアイコンが出ている時はピント無限遠ですが、F31fdでは絞りを絞って被写界深度を深くするという意味で風景モードですが、ピントはまた別のようです。そして、F31fdは空にピントが合いにくい。雲の陰影のあるところで何とか合焦させています。

シャッター速度;1/240
絞 り ;F8.0
焦点距離;8.0mm
感 度 ;ISO100
元画像サイズ;1600×1200、638KB
分割測光、プログラムモード(風景)


連日35度を越える猛暑が続く中の一日ですが、最初の頃はもやが立つようだったのがこの日は空気がクリアで、日中は20Km以上先の東京タワーが見えていました。日没後の富士山です。
やや明る過ぎるような気もするのですが、日没直後で、実際の見た目もこんなものだったと思います。G400は、雲を撮る時は-0.3EV補正をして適正ということが多かったですが、F31fdは補正なしの方が見た目にも合い、イメージ通りに撮れることが多いようです。

シャッター速度;1/80
絞 り ;F7.1
焦点距離;14.1mm
感 度 ;ISO200
元画像サイズ;3024×2016、1313KB
分割測光、プログラムモード(風景)


上の写真は縮小をかけていますが、部分を原寸で取り出すと、富士山の大きさはこんな感じです。6メガピクセル相当で画角を3対2にしたモードを使っていますが、どうやらこれは6メガノーマルと同じ圧縮率のようです。鉄塔や電線の付近のノイズが目立ちます。メディア容量に余裕があれば、6メガファインを選択し、PCで後加工した方が良さそうです。

再びピントの話ですが、同じ雲です、日中の青空を背景にした積雲なら合焦は比較的容易です。しかし、苦手なのはこういうシーンで、日没後や曇りなど、明暗差が小さい場合は手間取ります。
一方、この写真の露出と描写力は、一段補正していますが、かなり満足です。まだ日が残っている側の雲の白も、その陰の部分も、沈み行く富士山も、残照の色味がよく残せたと思います。いや、撮った作品に満足しているわけではなく、記録された写真に満足していると言う話です(苦笑)。
シャッター速度;1/300
絞 り ;F5.0
焦点距離;12.2mm
感 度 ;ISO100
元画像サイズ;3024×2016、1296KB
アベレージ測光、プログラムオート、-0.3EV

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平成19(西暦2007)年8月15日作成