糸について

胴掛がついている方を上にして、上から一の糸、二の糸、三の糸と数えます.糸は主には、絹をより合わせて作られているものが使用されています。長唄の基本は、一の糸は15、二の糸は13、三の糸は12です。この数字はある目方の原糸から細い三の糸は200本作り,二の糸なら100本、太い一の糸なら60本作ります。そこで原糸15(1匁=約3.7g)から60本作った糸は15の1、100本なら15の2、200本なら15の3ということになります。前の数字が匁数、後ろの数字が糸の太さを表しています。