1920−1926年(大正9年〜15年) 

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 1920年 大正9年

 1月 1日 雑誌「新青年」創刊。
 1月 2日 北京政府、日貨排斥禁止令を出す。
 1月 4日 相模紡績の女工800人が辞職者に同情してストライキ。
 1月 4日 原首相、労資協調について資本家・労働者の双方に戒告。
 1月 5日 ロシア赤軍、イルクーツクを占領し、オムスク政府は崩壊。
 1月 6日 新婦人協会初打ち合わせ会開催。
 1月 6日 女工がスト中の相模紡績、強制就業。
 1月 7日 文部省、漢字整理案公表。
 1月 8日 ウラジオストク駐留米軍、シベリアからの撤退を日本軍の大井成元司令官に通告。
 1月 9日 園池製作所の職工260人が待遇改善を求めてストライキ。
 1月10日 ベルサイユ条約発効。国際連盟が成立する。加盟42カ国、提唱者である米国は議会が拒否し不参加。
 1月10日 森戸辰男東京帝大助教授の論文「クロポトキンの社会思想の研究」が問題になる。
 1月11日 在京台湾留学生ら、新民会を結成。
 1月12日 東京府特別講演会で主婦の生活改善がテーマになる。
 1月13日 森戸辰男東京帝大助教授に休職処分。
 1月13日 松井慶四郎を平和条約実施委員長に任命する。
 1月14日 千葉県富津で大火。327戸が焼失。
 1月14日 森戸辰男東京帝大助教授を起訴。
 1月15日 両国に新国技館完成。開館式。収容人員2万人。工費130万円。
 1月16日 連合国最高会議、オランダに亡命したドイツ皇帝の身柄引き渡しを要求するが、オランダは信義に反すると拒否。
 1月18日 大阪で労働団体など1万人による普通選挙要求デモ。
 1月19日 東京の江東橋−錦糸堀間の電車線上に横断歩道が設置される。
 1月20日 『マルクス伝』刊行。
 1月21日 生糸相場が高騰する。
 1月22日 本年度予算案13億円が衆議院に提出される。
 1月23日 広東軍政府、山東問題交渉に反対を表明。
 1月24日 愛媛県婦人連合大会開催。
 1月25日 内務・文部両省が推進して生活改善同盟会が設立される。
 1月26日 長崎市石炭港仲仕3000人が賃上げを要求してストライキ。
 1月27日 山脇玄、貴族院で婦人参政権について質問。
 1月28日 日本軍、ウラジオストクに上陸。
 1月30日 国会議事堂の起工地鎮祭が開催される。
 1月31日 北京の学生らが政府の弾圧と山東問題交渉に反対してデモ。
 1月31日 各種42団体による全国普通選挙期成連合会結成。

 2月 1日 神戸市、屎尿処理を市営とする。
 2月 2日 東京市街自動車に女性車掌(バスガール)が登場。
 2月 3日 日本工業倶楽部、所得税法改正案に修正を求める。
 2月 4日 川崎大師の豆まきに数十万人が押し掛け、一人が死亡、多数の負傷者を出す。
 2月 5日 八幡製鉄所職工13000人が待遇改善を求めてストライキ。
 2月 5日 普選期成・治警法撤廃関東労働連盟が結成される。
 2月 5日 慶応、早稲田に私立大学設立許可。
 2月 6日 中国政府、大総統令で排日運動を禁止。
 2月 9日 新婦人協会、婦人参政権請願書を衆議院に提出。
 2月10日 日本曹達設立。
 2月11日 111団体が参加する数万人規模の普選要求・治安警察法廃止集会とデモ行進が芝公園、上野公園などで行われる。
 2月11日 松竹キネマ設立。
 2月12日 東伏見宮お召し列車を連結した特急に投石事件が起こる。
 2月13日 珍田駐英大使、ロンドン五大国会議に出席。
 2月14日 第1回東京−箱根往復駅伝開催。
 2月14日 憲政会・国民党・普選実行会が、普通選挙法案を衆議院本会議に提出する。
 2月14日 与謝野晶子、婦人社会問題研究会設立研究会で講演。
 2月15日 富士瓦斯紡績小名木川工場で賃上げ要求ストライキ。
 2月16日 富士瓦斯紡績押上工場でもストライキ(同情スト)。
 2月17日 東京帝大、女子聴講生入学を許可。
 2月18日 警視庁、御真影の粗略な扱いは処罰と伝達。
 2月19日 松本地震。
 2月20日 宮内省図書寮が全焼、保管書籍は無事。
 2月21日 婦人参政問題で新婦人協会、第1回演説会。
 2月22日 普選問題全国連合大懇親会開催。芝公園に3万人が集まり、首相官邸へデモ行進。
 2月23日 英国リバプールに日本領事館開館。
 2月24日 ヒトラー、ドイツ労働者党綱領を発表。
 2月24日 八幡製鉄所で、再度待遇改善要求のストライキが起こる(〜3月2日まで混乱)。
 2月26日 原首相、普選法案を審議中の衆議院を解散。
 

 3月 2日 閣議、シベリア出兵の目的を朝鮮・満洲での過激派脅威阻止と変更する。
 3月 2日 八幡製鉄所のストライキ解決。
 3月 4日 東武鉄道、西新井−草加間が複線化。
 3月 5日 河井道、スイスで開かれる万国基督教学生大会に参加するため出発。
 3月 9日 富山県伏木港の女性人夫600人が賃上げを求めて争議。
 3月10日 朝鮮総督府、朝鮮語辞典を刊行。
 3月11日 シベリアのパルチザン、ニコラエフスク駐留軍に武装解除を要求する。
 3月12日 ニコラエフスクの日本軍、パルチザンを攻撃し敗北。日本民間人ら捕虜となる。
 3月12日 東京女子医専、初めて女子専門学校の認可を受ける。
 3月14日 家庭制作品奨励会、静岡で内職見本展を開催。
 3月15日 株価大暴落。
 3月16日 閣議、全国に職業紹介所設立を決定。
 3月17日 内務省警保局に外事課設置。
 3月18日 床次内相、地方長官会議で選挙取締を明示。
 3月19日 米国議会、国連不参加を決定。
 3月20日 鈴木式織機設立(後のスズキ自動車)。
 3月22日 東京府住宅協会、530戸の受付を開始。
 3月23日 片倉製糸紡績設立。
 3月24日 障害児施設「滝野川学園」全焼。
 3月25日 敬神崇祖の精神を養う目的で、東京市内の女性教師93人が関西の諸神宮参拝に出発。
 3月27日 全国タイピスト組合結成。
 3月28日 上野精養軒で、新婦人協会発会。
 3月30日 閣議、東京高商を東京商科大学昇格を決定。
 3月31日 日本作曲家協会設立。
 3月31日 政府、シベリアの政情が安定するまで撤退せずと発表。

 4月 1日 逓信省、6大都市の均一電話料金を度数制とする。
 4月 1日 印刷局、紙幣製造女工の裸体検査を廃止。
 4月 1日 米軍、ウラジオストクから撤退。
 4月 4日 日本軍、ウラジオストクを占領。
 4月 5日 東京市電、値上げを決定。
 4月 6日 シベリアの都市チタに極東共和国樹立。シベリア問題の緩衝国として。
 4月 7日 株価大暴落。各地の株式取引所12日まで取引停止。
 4月 8日 小菅(後の伊勢丹)、空中広告を行う。
 4月 9日 国際海員労働会議への政府代表に内田嘉吉、松岡均平が決まる。
 4月10日 日銀、財界救済の非常貸出を声明。
 4月11日 満洲北部のハイラルで日本軍とチェコ軍が衝突(ハイラル事件)。
 4月13日 ハイラルのチェコ軍武装解除。
 4月13日 商品相場大暴落。
 4月14日 株価暴落のため、東京と大阪の株式取引所が立会停止となる。
 4月15日 東京米穀取引所、大阪三品取引所休業。
 4月15日 明治、法政、同志社など6校に私立大学設立許可。
 4月15日 日本大学、各科専門部に女子の入学を許可。
 4月16日 栃木伊藤銀行支払い停止。
 4月16日 横浜生糸取引所休業。
 4月18日 東久邇宮、フランス陸軍留学のため東京駅を出発。
 4月19日 連合国最高会議開催。委任統治領について話し合う。
 4月20日 日銀、製糖会社救済融資決定。順次、融資業種拡大。
 4月21日 マッサージ営業免許制公布。
 4月22日 ニコラエフスク救援隊が北樺太に上陸。
 4月24日 米国民間救済使節団来日。
 4月25日 東京市電交通労組員、待遇改善要求ストライキ。
 4月26日 政府、中国政府に対し、山東問題交渉促進を勧告。
 4月27日 農商務省、錦糸輸出制限令適用緩和を通達。
 4月28日 梨本宮方子、李王垠と結婚。
 4月29日 政府、沿海州臨時政府と停戦協定を結ぶ。
 4月30日 上野駅構内に人事相談案内板が設置される。

 5月 1日 戦艦「陸奥」完成。
 5月 1日 生糸相場再度暴落し、横浜取引所立会停止。
 5月 2日 日本初のメーデー大会が上野公園で行われる。
 5月 3日 尾道ドックで修理中の汽船ボイラーが爆発。8人が死亡、9人が重軽傷を負う。
 5月 6日 文部省、地方学務課に社会教育事務担当設置を通牒。
 5月10日 第14回衆議院議員総選挙。政友会が278議席で圧勝。
 5月10日 新婦人協会神戸支部、婦人主催政談演説会を開催。
 5月10日 国産初のディーゼル漁船「第二大洋丸」初航海。
 5月11日 日・英・米・仏の対中国4カ国借款団が成立。
 5月12日 枢密院会議、内閣軍需局など62件の廃止を決め、国勢院設置など9件を可決。
 5月14日 アントワープ・オリンピック出場のため、選手団14人が出発。
 5月15日 鉄道院を鉄道省に昇格。
 5月15日 内閣軍需局を廃止し、国勢院が設置される。
 5月15日 皇太子妃に内定した久邇宮良子女王の実家に色盲の遺伝のあることがわかり、3元老が対応のため会合。
 5月16日 労働組合同盟会が設立される。
 5月16日 第1回全国実業団野球大会が兵庫県鳴尾球場で開催。
 5月17日 全国書籍組合連合会創立。
 5月18日 富士身延鉄道の甲斐大島−身延間が開通。
 5月19日 新渡戸稲造、国際連盟書記局社会部長に就任。
 5月20日 荏原製作所設立。
 5月22日 中国政府、山東問題直接交渉拒絶の覚書を提示する。
 5月24日 シベリアのパルチザンが、ニコラエフスクで収容していた日本人122人を殺害。
 5月24日 貿易会社茂木商店と七十四銀行が経営破綻。
 5月25日 東京市危険道路改修工事に300万円が下賜される。
 5月26日 横浜蚕糸貿易同業組合、製糸業に操短要望。
 5月28日 大原社会問題研究所、「日本労働年鑑」を刊行。
 5月28日 自由人連盟発会式。
 5月29日 東京私立結核療養所開設。
 5月30日 イタリア人のフェラリンとマシェロの両中尉がイタリアから飛行して来日。翌日、東京代々木練兵場に着陸。
 5月31日 新造戦艦「陸奥」、横須賀海軍工廠で進水。見物のため12万人が殺到、18人が死傷する。

 6月 1日 閣議、シベリアからの撤退を決定。
 6月 1日 日本漕艇協会設立。
 6月 2日 米市場が暴落。
 6月 3日 尼港救済派遣軍、ニコラエフスクを占領。
 6月 6日 万国婦人参政権者大会、ジュネーブで開催。
 6月 7日 名古屋電鉄の車庫から出火。電車91両が焼失する。原因は漏電。
 6月 8日 上原勇作参謀総長、チタ方面からの撤退に不満を示し、辞表を提出。却下される。
 6月10日 第1回時の記念日。東京教育博物館で時の展覧会が開かれる。
 6月11日 中国で湖南事件勃発。民衆が日清汽船の「武陵丸」などで略奪行為を働く。
 6月13日 友愛会紡織労働組合、東京・亀戸で発会式。
 6月14日 夕張炭鉱で爆発事故。死者209人。
 6月15日 高畠素之訳のマルクス『資本論』刊行。
 6月16日 中央職業紹介所を東京神田に設立。
 6月17日 広島県女教員大会開催。
 6月18日 上野公園で、尼港事件に対する内閣糾弾演説会が開催される。
 6月19日 連合国、ドイツの賠償額を定めるハイス・ブーローニュ会議を開催。
 6月21日 東京絹毛紡織沼津工場に解雇された職工350人が押し掛け騒ぎとなる。
 6月23日 衆議院議員25人が庚申倶楽部を結成する。
 6月25日 日本興業銀行、日興証券が設立される。
 6月27日 全国商業会議所、改正所得税法延期を要請。
 6月28日 東京の銭湯業者、水道値上げで市議会に抗議。
 6月29日 第43回特別議会を招集。
 6月30日 テニスプレイヤー清水善造、全英選手権に初出場し、米国の名プレイヤー、チルデンと対戦。
 6月    東京蒲田に松竹キネマ合名会社撮影所が設立される。
 7月 1日 第43回特別議会開会。
 7月 1日 英国、パレスチナ統治を開始。
 7月 2日 門司防疫班の看護婦9人が、賃上げを要求してスト。
 7月 3日 日本軍、北樺太を占領。
 7月 3日 宮崎県に、全国初の女性小学校校長が誕生。
 7月 4日 東京芝浦で、内閣弾劾演説会開催。
 7月 5日 連合国、ドイツの賠償金分配を決定(スパー会議)。
 7月 6日 島根県女子師範生70人、教諭転任引き止めを校長に嘆願して拒否され、同盟休校を実施。
 7月 7日 東京帝国大学、学年の始まりを9月から4月に変更。
 7月 8日 憲政会の永井柳太郎議員、原首相を階級専制を主張するものと批判する演説を行う。
 7月 9日 海員労働会議、海上で働く児童の最低年齢を定める条約採択。
 7月12日 衆議院、普通選挙法案を否決。
 7月13日 川崎駅の京浜電車内で発砲事件。犯人も被害者もなぜか逃亡。
 7月14日 中国で、日本支持の安徽軍閥と英米支持の直隷軍閥が衝突(安直戦争)。
 7月14日 原首相批判演説をした永井柳太郎議員、議会5日間出席停止の懲罰処分。
 7月14日 富士瓦斯紡績押上工場の組合員1000人が、団結権を要求してスト。
 7月15日 シベリア派遣軍と、極東共和国との間で停戦議定書成立。
 7月16日 米国、日本の北樺太占領に抗議。
 7月16日 政府、安直戦争に関して、内政不干渉を声明。
 7月18日 分離派建築会、東京の白木屋で第1回作品展を開催。
 7月19日 安直戦争、安徽軍閥が敗北。
 7月19日 第2回コミンテルン世界大会で、加盟条件を採択。
 7月21日 文部省、女子の入学難に対処するため、高女生徒定員を増員。
 7月23日 島田三郎、三大臣涜職建議質問書を衆議院に提出する。
 7月24日 政府、儀式欠席に関し、天皇の病状を公表。
 7月26日 富士瓦斯紡績のストは、組合側敗北で解除。
 7月26日 三大臣涜職建議質問書をめぐり、島田引責決議問題に発展。
 7月27日 島田三郎引責決議可決。
 7月27日 文部省、児童の発育を見る標準数値を制定。
 7月28日 海軍8・8艦隊建造を含む追加予算案成立。
 7月29日 朝鮮地方町村諮問会設置。
 7月31日 増税となる改正所得税法、改正酒税法公布。
 8月 2日 改正銀行条例公布。銀行合併の手続きを簡略。これを受けて、十五銀行が3銀行を買収。
 8月 5日 内務省、大本教の取締を指令。
 8月 6日 都市計画東京地方特別委員会、多磨霊園の建設を決定。
 8月 9日 政府、安福派9人を公使館に収容したと北京政府に通告。
 8月13日 文部省、神戸高等商船学校設置を公布。
 8月14日 第7回オリンピック・アントワープ大会開催。
 8月15日 東京瓦斯電気、従業員の3分の1に当たる900人を整理。
 8月17日 台風で高知県松田川が氾濫。少なくとも69人が死亡。
 8月18日 足尾銅山の労働者603人が、解雇と配転に反対してスト。
 8月20日 日本軍、ザバイカル州からの撤退を完了。
 8月20日 改正著作権法公布。
 8月23日 大韓民族自決国民会を検挙。暗殺団援助などの容疑で。
 8月24日 内務省社会局設置。
 8月24日 農商務省労働課を設置。
 8月26日 神戸海洋気象台、筑波高層気象台を設立。
 8月28日 米国、婦人参政権を認める。
 8月29日 東京地下鉄道設立。
 8月30日 群馬県伊香保温泉で大火。250戸が焼失。
 8月31日 モリソン夫人が来日し、モリソン文庫(現在の東洋文庫)を訪問する。
 9月 2日 第1回東方民族大会開催。イスラム系など37民族の代表が集まる。
 9月 3日 読売新聞、工場争議を受けて4ページを削減、他社での印刷を行う。
 9月 4日 カリフォルニア州の日本人排斥同盟、日本人帰化反対を決議。
 9月 5日 三菱製紙高砂工場、女子工員の勤務時間を1時間短縮して、1日11時間とする。
 9月 7日 京都府峰山町の町民らが、電灯料値上げに抗議し、三丹電気取締役宅を襲撃。119人が検挙される。
 9月 8日 米国で大陸横断航空郵便が始まる。
 9月 9日 日立鉱山、100人の社員に6ヶ月の待命休職。
 9月10日 閣議でハバロフスク撤退を決定。
 9月13日 国際連盟総会第1回会議代表に石井菊次郎、林権助、目賀田種太郎を任命する。
 9月14日 岐阜県、芸娼妓酌婦らに公休日を制定する。
 9月15日 文部省、留学費増額と期間を二年に短縮する在外研究員規定を公布。
 9月17日 国立栄養研究所設置。
 9月17日 支那学社設立。
 9月17日 政府、ハバロフスクからの撤退を発表。
 9月18日 日本船主同盟会を改組し、日本船主協会が設立される。
 9月19日 朝鮮各道の女性教員の代表14人が日本を視察。
 9月20日 初の東京帝国大学総長選挙で、古田由直が当選。
 9月21日 日本労働連合会発会。
 9月22日 外交調査会、米国の排日運動や国際連盟への対策を決定する。
 9月23日 東大対京大の第1回対抗競漕が滋賀県の瀬田川で開催。東大の勝利。
 9月24日 日露協会学校入学式開催。
 9月25日 天文同好会設立。
 9月26日 新聞印刷工組合正進会、報知新聞社に8時間制などを要求。他社を巻き込んで拡大。
 9月29日 米国ウェスチングハウス社、ラジオを発売。
 9月30日 市街地建築物法施行。

10月 1日 延期されていた第1回国勢調査が実施される。翌年、集計結果を発表。内地人口5596万3053人、植民地を含め7698万8379人。
10月 2日 中国琿春の日本領事館が、朝鮮人に襲撃され焼失。13人が死亡(間島事件)。
10月 3日 友愛会、大阪で8周年大会を実施。
10月 5日 東京で、第8回世界日曜学校大会開催。
10月 6日 平岡定太郎、東京市道路局長に就任。
10月 7日 閣議で間島出兵が決定。
10月10日 帝国教育会議で小学校教員の相互保険を提案。
10月11日 東京市道路評議会、商人の道路使用料について、親分制を廃止して市が直接徴収することを決定。
10月12日 第2回帝展開催。
10月15日 政府、帝国蚕糸への5000万円貸し付け書交付。
10月15日 政府、中国に対し間島出兵を通告。
10月18日 文部省、商業教育調査委員会を設置。
10月19日 第2回全国小学校女教員大会開催。
10月20日 全日本鉱夫総連合会、鉱夫組合3団体で創立。
10月21日 旅券・税関手続きおよび通し切符に関する国際会議の決議を採択。
10月22日 枢密院顧問に珍田捨己ら3人を任命。
10月23日 外務省、亜細亜局と欧米局の新設を公布。
10月24日 第1回漕艇協会レガッタで東京帝国大学が優勝。
10月25日 欧米視察から帰郷した2代目市川猿之助、春秋座を結成して、新富座で初演。
10月28日 専売局中央研究所設置。
10月29日 駐独大使に日置益を任命。
10月    大日本労働総同盟友愛会8周年大会開催。内部対立が深刻化。名称を「大日本」労働総同盟友愛会から「日本」労働総同盟友愛会に変更される。
11月 1日 阪急梅田駅ビルに白木屋が出店。ターミナルデパートの始まり。
11月 1日 明治神宮鎮座祭で群衆が殺到し38人が死傷する。
11月 1日 東京市道工事に関わる疑獄発覚(東京瓦斯疑獄事件)。
11月 2日 カリフォルニア州で排日土地法成立。
11月 2日 米国で民間ラジオ定時放送開始。ハーディングの大統領当選を速報。
11月 3日 栃木県佐野高女の生徒同盟休校。
11月 4日 政界革新普選同盟会結成。
11月 5日 友愛会、東京労働講習所を設立。
11月 5日 日本歯科医師連合会、虫歯予防デーを実施。
11月 5日 読売新聞、口語体に変更する。
11月 7日 労働者消費組合「共働社」、東京に設立される。
11月 8日 全国高女校長会開催。
11月10日 朝鮮教育令を改正し、普通学校の修業年限を6年に延長する。
11月11日 大阪の購買組合「共益社」が事業を開始。
11月11日 皇太子妃に内定した良子女王の久邇宮家の色覚異常を調べる専門医グループが編成され、調査を実施。
       皇位継承者が生まれた場合の色覚異常の可能性は50%と判断。
       山県有朋ら内定取り消し派と婚姻を進める杉浦重剛・久邇宮邦彦王らの派が対立(宮中某重大事件)。
11月12日 朝鮮教育令に、日本歴史と地理を追加。
11月12日 米国、内田康哉外相に対し、ヤップ島は日本の委任統治領外との覚書を送付。
11月14日 公使館に収容されていた中国安福派の徐樹錚が脱出する事件が起こる。
11月15日 国際連盟第1回総会、ジュネーブで開催。
11月16日 ロシアの反革命内戦終結。
11月17日 森永製菓、ドライミルクの製造開始。
11月18日 農工貯蓄銀行、取り付け騒ぎで休業。
11月19日 政府、米国のヤップ島に関する覚書の反駁回答を行う。
11月19日 東京府看護婦会連合会設立。
11月20日 関西労働組合連合会設立。
11月22日 米国プロ野球団23人が来日。
11月23日 田山花袋と徳田秋声の誕生50年祝賀会開催。
11月24日 大阪の河内紡織板持工場で賃上げ要求スト。
11月25日 戦艦「長門」完成。
11月26日 田尻稲次郎東京市長、疑獄事件を受けて辞表を提出。
11月26日 久邇宮邦彦王、宮中某重大事件で、皇后に直訴。
11月27日 新日本音楽大演奏会が有楽座で開催。
11月28日 新潮社『世界文芸全集』の刊行が始まる。
11月29日 中国湖北省宜昌で、日本人家屋が襲撃される(第1次宜昌事件)。
11月29日 長崎県香焼炭鉱で復職要求スト。
11月30日 万国郵便条約・小包郵便物交換条約調印。
12月 1日 政府、中国の間島に警察分署開設を要求する。
12月 3日 米国プロ野球団、大阪に入る。
12月 4日 明大学生、学長不信任で授業放棄。明大休校。
12月 6日 近江兄弟社、メンソレータムの発売を開始。
12月 9日 日本社会主義同盟結成。
12月10日 日本社会主義同盟創立大会開催。警官隊に解散させられる。
12月12日 大学連合学生団対米問題国民大会が、排日土地法に反対して、上野公園で開催される。
12月13日 明大の授業再開。
12月13日 国際司法裁判所創設が決定される。
12月14日 三浦梧楼主催で政財界の忘年会が東京芳野屋で開かれる。
12月15日 鉄道事業費などのために国債3000万円を発行。
12月16日 農商務省、各種労働規定を労働法もしくは工場法で統一する方針を審議会で決定する。
12月16日 道路取締令公布。
12月17日 国際連盟、旧ドイツ委任統治領だった赤道以北の南洋諸島を日本委任統治領と決定。
12月18日 後藤新平、東京市長に就任。
12月20日 海軍、地震と台風の被害にあったヤップ島に物資救援船を派遣。
12月21日 三越技工120人、4条件要求ストを実施。
12月22日 浅間山が大噴火。
12月24日 政府、尼港事件で中国の陳謝賠償申し出を承諾。
12月25日 帝国大学新聞創刊。
12月26日 日本自由教育協会結成。
12月27日 第44回通常議会開会。
12月29日 政府、中国政府の承認を受けず、間島に警察分署の設置を開始。
12月30日 三越技工スト終結。
12月30日 早稲田の下宿屋街で大火。138戸が焼失。
12月    皇太子の婚約に関して、久邇宮良子の家系に色盲遺伝があるとして、元老山県有朋が反対。頭山満・杉浦重剛らこれに反発(宮中某重大事件)。

1921年 大正10年

 1月 8日 ウラジオストクで、日本軍歩哨が、米軍のラングトン大尉を誤射。
 1月 9日 ラングトン米軍大尉死亡。
 1月21日 台湾人林謙堂、原敬首相に台湾人による台湾独立を陳情する。
 1月24日 加藤高明憲政会総裁、貴族院でシベリア撤兵を主張。
 1月31日 衆議院予算委員会で、憲政会が満鉄疑獄と関東州阿片取引問題について政友会を攻撃。
 1月    雑誌「改造」に志賀直哉「暗夜行路」の連載開始。
 2月 2日 社会教育調査委員会、第1回成人向け・一般向け映画を選定。
 2月 3日 衆議院の憲政会と国民党、それぞれ普通選挙法案を提出するが、政友会の反対で否決。
 2月10日 宮内省、皇太子妃に内定している久邇宮良子女王について、変更はないと異例の発表。
       宮中某重大事件を収拾するため。長州閥の中村雄二郎宮内大臣は辞職。
 2月12日 京都府警察部、綾部の大本教本部に200人の警官を派遣し、教主出口王仁三郎と幹部の浅野和三郎、吉田祐定を検挙(第1次大本教事件)。
 2月16日 朝鮮参政権運動代表者閔元植が東京駅ホテルで暗殺される。
 2月17日 衆議院、阿片取引非難決議案を否決。
 2月19日 宮内大臣に薩摩閥の牧野伸顕が就任。
 2月    プロレタリア文学雑誌「種蒔く人」創刊。
 3月 3日 皇太子裕仁親王、渡欧に出発。
 3月14日 足尾銅山争議が起こる。
 3月21日 山県有朋、宮中某重大事件の責任をとり、元老・枢密院議長などの職を辞すると申し出る。
 4月15日 東京雑司ヶ谷に自由学園が開校。
 4月18日 足尾銅山争議解決。
 4月24日 山川菊栄ら社会主義婦人団体「赤瀾会」を設立。
 4月28日 大阪電燈会社争議が起こる。
 4月    官立大学・高校の入学が9月から4月に変更される。
 5月 2日 岡本一平、初めて長編漫画を東京朝日新聞に連載開始する。
 5月13日 ドイツ映画「ガリガリ博士」公開。
 5月16日 原首相主催で、植民地総督・軍人・外交官らが出席し、東方会議が開かれる。
 5月18日 天皇、山県有朋の元老などの辞表を却下する。
 5月28日 日本社会主義同盟に解散命令。
 5月29日 来日中のロシア詩人エロシェンコに国外退去命令。
 5月    大阪藤永田造船所争議が解決。
 6月25日 三菱内燃機工場の職工が労働条件の改善と横断組合承認を求めて争議を開始。
 6月    明治座で新国劇の「国定忠治」が上演され大ヒット。
 7月 1日 中国共産党創立大会が上海で開かれる。
 7月 8日 神戸の川崎造船所と三菱造船所の労働争議団が合併。
 7月10日 神戸川崎造船所と三菱造船所の労働争議を実施している労働者35000人が神戸で大デモ行進を実施。
 7月12日 神戸川崎造船所争議団が工場管理を宣言。警察がデモを禁止する。
 7月14日 兵庫県知事が争議に対し軍隊出動を要請。
 7月29日 神戸造船所争議団と警察が衝突し、死者が出る。同日、争議団の指導者賀川豊彦が検挙される。
 7月    宮内省、「天皇の病状が悪化し、御発言に障害起こり」と発表。
 8月 2日 歌人の原阿佐緒との恋愛問題で辞表を提出していた東北帝大の石原純教授の休職を閣議で決定。
 8月12日 神戸造船所争議団が「惨敗宣言」をし労働争議を終える。100人以上が起訴され、1300人が会社側から解雇される。
 8月20日 暁民会の近藤栄蔵・高津正道らが暁民共産党を結成。
 8月20日 山崎今朝弥ら、自由法曹団を結成。
 9月10日 槇有恒とスイス人ガイド3人が、未登頂だったアルプス・アイガー東山稜からの登頂に成功。
 9月16日 鈴木文治ら日本労働学校を開設。
 9月27日 陸軍機4機が所沢−長春間の長距離飛行に挑戦。
 9月28日 安田財閥総帥安田善次郎が、大磯の別邸で右翼少年朝日平吾に刺殺される。朝日平吾はその場で割腹自殺。
10月 1日 日本労働総同盟友愛会創立10周年記念大会開催。名称を日本労働総同盟と改称する。
10月 5日 長距離飛行に挑戦していた陸軍機の内の1機が長春に到着する。
10月20日 警察、大本教の本宮山御殿を取り壊す。
10月22日 女流歌人柳原白蓮、夫を捨て、愛人宮崎竜介と駆け落ち。
11月 1日 長野県上田に信濃自由大学設立。
11月 4日 東京駅で京都に向かおうとしていた原敬首相が大塚駅の転轍手中岡艮一に刺殺される。
11月 5日 原内閣総辞職。
11月12日 国際情勢、海軍軍縮問題などを話し合うワシントン会議開催。
11月12日 暁民共産党員の検挙が始まる。
11月12日 元老西園寺公望、高橋是清を後継首相に推薦。
11月13日 高橋是清内閣成立。
11月25日 皇太子裕仁が摂政に就任。
11月29日 呉海軍工廠で初の国産潜水艦が進水。
12月13日 太平洋方面の現状維持に関する日・米・英・仏4カ国条約成立。日英同盟は失効。

 1922年 大正11年

 1月10日 大隈重信没。
 1月21日 コミンテルン主催のモスクワ極東民族大会に片山潜、高瀬清、徳田球一らが出席。
 1月    銀座資生堂が美容・美髪・洋装科を開設。
 2月 1日 元老山県有朋没。
 2月 6日 ワシントン会議終了。軍縮5条約が決まり、日本は海軍対英米比率6割で調印、主力艦の建造を中止。中国に関する9カ国条約にも調印する。
 2月23日 憲政会、国民党、無所属団が共同で普通選挙法を衆議院に提出。討議中に傍聴席から蛇が投げ込まれる事件が起こる。
 2月23日 普通選挙を要求する数万人の群衆と警官隊が衝突。
 2月25日 「旬刊朝日」創刊。
 2月27日 衆議院で普通選挙法否決。
 3月 3日 全国水平社創立大会開催。
 3月10日 上野で平和記念東京博覧会開催。
 3月10日 産児制限運動家マーガレット・サンガーが来日。
 3月24日 過激社会運動取締法が貴族院で修正可決。衆議院では審議未了。
 3月30日 未成年者飲酒禁止法公布。
 4月 2日 「サンデー毎日」が創刊され、「旬刊朝日」が「週刊朝日」となる。
 4月 9日 日本農民組合創立大会が神戸の山手キリスト教会館で開催。
 4月10日 文部省、東京高等師範学校など4カ所に臨時教員養成所を設置。
 4月12日 イギリス皇太子が来日し東京駅に到着。
 4月16日 イギリス皇太子の滞在していた帝国ホテルが全焼。
 4月17日 日本初の私立高校である武蔵高等学校が入学式。
 4月20日 治安警察法改正。政談集会への婦人の参加が認められる。
 5月12日 石川島造船所の職工2500人が不当解雇撤回などを求めてサボタージュ。
 5月15日 新婦人協会主催で治安警察法改正祝賀集会が開かれる(婦人政談演説会の最初)。
 5月19日 石川島造船所のサボタージュ首謀者16人が解雇され。失敗に終わる。
 5月25日 第1回全国青年団大会開催。全国青年連合団組織。
 6月 1日 賀川豊彦、自著「死線を越えて」の印税で大阪北区安治川教会に大阪労働学校を設立。
 6月 6日 高橋内閣、内閣改造問題で閣内不一致のため、総辞職。政友会、非改造派の6人を除名処分。
 6月 9日 元老西園寺公望と松方正義、後継首相に加藤友三郎海軍大臣を推薦。
 6月12日 加藤友三郎内閣成立。政友会がこれを支持。
 6月24日 政府、シベリアから撤退することを表明。
 6月    文化裁縫学院創設。
 7月 2日 フランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテル新館が一部開業。
 7月 3日 海軍軍備制限計画発表。
 7月 4日 陸軍軍備制限計画発表。
 7月 9日 森鴎外没。
 7月15日 堺利彦、近藤栄蔵、山川均ら渋谷で日本共産党を極秘結成。
 7月16日 憲政会、憲政擁護民衆大会を芝で開催。政党内閣組織を宣言。
 7月18日 有島武郎、北海道狩太に所有する農場の内400町歩を小作人に無償で提供。
 7月21日 建築家ライト、帝国ホテルの建設に費用がかかりすぎたため、解雇され、この日帰国の途に就く。
 7月31日 平和記念東京博覧会閉会。来場者総数1103万2574人。
 8月    山川均、「前衛」に無産階級運動の方向転換を発表。
 9月 1日 立憲国民党解散。
 9月 4日 長春で日本・ソビエト・極東共和国の3者が利権問題を討議(長春会議)。
 9月10日 アンナ・パブロワ・バレエ団が帝劇で公演。
 9月18日 文部省、女性教員・保母に産前2週間産後6週間の有給休暇を認めるよう訓令を出す。
 9月24日 下伊那自由青年連盟発会。独立青年団の最初。
 9月25日 長春会議決裂。
 9月30日 日本労働組合総連合創立大会が大阪で開催。
10月20日 政府、普通選挙調査会設置。
10月25日 北樺太に残る部隊を除き、シベリア出兵全部隊が撤退完了。
11月 7日 東京帝国大学の学生会「新人会」など各大学の学生研究会が集まり、学生連合会を結成。
11月 8日 犬養毅、尾崎行雄、島田三郎ら革新倶楽部を創設。
11月10日 ノーベル委員会、物理学賞をアインシュタインに与えると決定。
11月17日 物理学者アインシュタイン夫妻が神戸に到着。各地で講演。
11月    コミンテルン大会で日本共産党を支部として承認。
12月29日 アインシュタイン夫妻離日。
12月30日 ソビエト社会主義共和国連邦樹立宣言。

 1923年 大正12年

 1月10日 東京相撲の関脇以下全力士と行司が養老金倍増などの3項目を掲げて要求。
 1月12日 東京相撲の力士ら初場所をボイコット。
 1月17日 東京相撲の争議で、警視庁が調停し解決を図る。
 1月20日 普選即行全国記者同盟大会開催。
 1月    「文芸春秋」創刊。
 1月    「婦人倶楽部」に単行本形式の別冊付録がつく。
 2月 1日 ソビエト極東代表のヨッフェが後藤新平の招きで来日。
 2月11日 東京・千葉・飯田・名古屋・京都・大阪・八幡で「過激社会運動取締法案」「労働組合法案」「小作争議調停法案」(労働3悪法)の制定反対集会とデモが行われる。
 2月16日 普選即行関西新聞記者大会開催。
 2月20日 東京丸の内に丸の内ビルヂング(丸ビル)が完成。
 2月23日 東京で普選即行大示威行進が行われる。
 3月 1日 衆議院、憲政会・革新倶楽部などの提出した統一普通選挙法案を否決。
 3月 8日 国際婦人デー集会が行われ、警察が解散命令。
 3月10日 中国政府、対華21ヶ条条約の破棄を通告。併せて旅順・大連の返還を要求。
 3月14日 日本、中国側の領土返還要求を拒否。
 3月30日 工場法改正公布。工業労働者最低年齢法公布。
 3月    山野千枝子、丸ビル内に丸の内美容院を開く(「美容院」の始まり)。
 4月14日 石井・ランシング協定破棄の交換公文に調印。ワシントン軍縮会議の了解事項に基づいて、日本の中国における権益を承認。
 4月23日 大日本実業組合連合会代表委員会、実業同志会を結成。
 4月    牧野省三、マキノ映画製作所を創立。
 5月 6日 テノール歌手藤原義江の帰国第1回独唱会が神田青年館で開催。
 5月10日 早稲田大学軍事研究団発会式開催。
 5月12日 軍事研究団反対学生大会で、左右学生が衝突。
 5月15日 軍事研究団解散。
 5月15日 白木屋神戸出張所が開館。土足入店では最初の百貨店。
 5月20日 軍研反対派だった早稲田大学文化連盟も解散(早大軍研事件)。
 6月 5日 早朝、早大軍研事件を発端として、早稲田大学を初め共産党関係者の一斉検挙が実施される(第1次共産党事件)。
 6月 9日 作家有島武郎と婦人公論記者波多野秋子が心中。
 7月 7日 有島武郎と波多野秋子の遺体が発見される。
 7月10日 日本航空設立。
 7月    日本航空、大阪−別府間に定期航路開設。
 8月28日 加藤友三郎首相死去により、山本権兵衛に組閣大命が下る。
 8月    田園都市株式会社によって田園調布の分譲が始まる。
 8月    帝国ホテル新館完工。9月1日正午に新築披露式典を予定とする。
 9月 1日 正午直前、南関東一円で大地震が発生。まもなく東京市街と横浜市街で大火災が発生。9府県で死者9万9300人、行方不明4万3400人。家屋全壊12万8200、半壊12万6200、焼失44万7100。同日から情報・交通および救援が途絶し流言飛語が飛び交う。
 9月 2日 第2次山本権兵衛内閣成立。
 9月 2日 政府、戒厳令を施行。東京と横浜を中心に、流言飛語による朝鮮人虐殺が始まる。中国人、日本人もかなりの数が犠牲になる。
 9月 3日 東京亀戸で純労働者組合と南葛労働会のメンバー10人、自警団員4人が、亀戸署へ連行される。
 9月 4日 亀戸署内で、拘留されていた労働会のメンバー14人が殺害される(亀戸事件)。
 9月 5日 朝鮮人迫害停止の内閣告諭が出される。
 9月 7日 政府、治安維持令を出し、また関東の全自警団を統制下に置いて、虐殺を停止させる。
 9月16日 甘粕正彦憲兵大尉ら、アナキストの大杉栄と妻の伊藤野枝、甥の橘宗一を麹町憲兵分隊に連行して殺害(甘粕事件)。
 9月19日 帝都復興審議会官制公布。
 9月27日 帝都復興院官制公布。
10月 6日 都市計画の専門家ビアードが東京市復興建設顧問として招聘され来日。」10月 6日 東京市会、軌道が破壊されて使用不能の路面電車の代用に、乗合自動車の導入を決め、200万円の予算を承認。フォード社へ大量発注。
10月15日 5大臣会議、普通選挙実施の普選案要綱を決定。
10月20日 東京朝日新聞に4コマ漫画「正チヤンノバウケン」が連載開始。
10月27日 法制審議会、婦人参政権を否決。
11月 2日 選挙の納税資格無条件撤廃を決定。
11月10日 国民精神作興に関する詔書を公布。
11月25日 報知新聞に4コマ漫画「のんきな父さん」が連載開始。
11月    マキノ映画製作所、マキノキネマと改称。
12月27日 アナキストの難波大助、摂政宮裕仁親王を虎ノ門付近で狙撃(虎ノ門事件)。山本内閣総辞職となる。

 1924年 大正13年

 1月 1日 大阪毎日新聞、発行部数100万突破と発表。
 1月 2日 大阪朝日新聞、発行部数100万突破と発表。
 1月 7日 枢密院議長清浦奎吾首相の清浦内閣成立(超然内閣)。
 1月10日 政友会、憲政会、革新倶楽部が、清浦内閣を非政党の特権階級内閣であると批判。第2次護憲運動が始まる。
 1月16日 清浦内閣を支持する議員148人が政友会を離党。
 1月18日 東京市電気局、震災による路面電車軌道の破壊に対応して、乗合自動車の2路線が運行を開始。
 1月26日 中国、第1次国共合作。
 1月26日 摂政宮裕仁と久邇宮良子の結婚式が宮中で挙行される。
 1月28日 皇太子成婚記念として上野公園と上野動物園が東京市へ下賜される。
 1月29日 政友会を離党した議員らが政友本党を結成。
 1月30日 大阪中央公会堂で、憲政擁護関西大会。出席した政友会、憲政党、革新倶楽部の3党首を狙った列車転覆未遂事件が起こる。
 2月25日 虎ノ門事件で辞職した正力松太郎元警視庁警務部長が読売新聞を買収。反対する記者が相次いで辞職する。
 3月16日 東京市に予定されていた乗合自動車全20路線が開通。
 3月17日 東京市、水道橋に婦人職業紹介所を開設。
 3月    平沼騏一郎枢密顧問官ら、国本社を設立。
 3月    日本共産党、解党を決議。
 4月 1日 大阪毎日新聞社主催で、第1回選抜中等学校野球大会開催。
 4月10日 野口援太郎ら、「池袋児童の村小学校」を開設。
 4月12日 第6回国際労働会議労働代表に鈴木文治が選出される。
 4月27日 安部磯雄、山崎今朝弥、石川三四郎ら日本フェビアン協会を設立。
 4月    大川周明、安岡正篤、満川亀太郎ら、行地社を設立。
 5月10日 第15回衆議院議員選挙。護憲3派が大勝。
 5月15日 芳沢謙吉駐中国公使とソ連のカラハン駐中国代表が、日ソ国交回復交渉を開始。
 5月26日 クーリッジ米国大統領、新移民法に署名。移民総数の制限、ハワイを除く在米移民数比率による移民割当、帰化不能外国人の入国禁止など、日本人排斥を目的としているため、日本で反発、対米感情が悪化する。
 6月 3日 ドイツでデザインを募集したカルピスの広告が東京朝日新聞に掲載される。
 6月 7日 清浦内閣総辞職。
 6月 9日 パリ−東京間初飛行の飛行機が所沢に到着。
 6月10日 東京帝大セツルメントが開設される。
 6月11日 憲政会の加藤高明を首相に第1次加藤内閣(護憲3派内閣)が成立。多数政党による組閣「憲政の常道」の初め。
 6月13日 小山内薫、土方与志らが私財を投じて建設した築地小劇場が開場。
 6月14日 築地小劇場一般開場。公演が始まる。
 7月 1日 メートル法施行。
 7月 5日 第8回オリンピック・パリ大会開催。
 7月15日 黒田清輝没。
 7月18日 衆議院、貴族院制度改正に関する建議案を可決。
 7月31日 贅沢品等の輸入税法公布。
 8月 1日 阪神電鉄の開発していた収容人員5万8000人の甲子園球場が武庫川支流跡に完成。
 8月 7日 海上で働く児童の最低年齢を定める条約公布。
 8月13日 第10回全国中等学校優勝野球大会が甲子園に舞台を移して開催。
 8月20日 復興局員による収賄事件が発覚、鉄道省にも波及(復興局疑獄事件)。
 8月    この月、嗜眠性脳炎が流行。
 9月 1日 アナキスト和田久太郎が元戒厳司令官福田雅太郎陸軍大将を狙撃するが、未遂に終わる。
 9月 4日 政府、与党3派の普選連合協議会、普選法案大綱を決定。
 9月    中国で、第2次奉直戦争勃発。一部日本人が直隷派馮玉祥のクーデターを支援。
10月25日 明治神宮外苑競技場完成。
10月30日 第1回明治神宮外苑競技大会開催。
11月12日 学連を中心に、全国学生軍事教練反対同盟結成。
11月24日 孫文、馮玉祥の招請で北京へ向かう途中、神戸に立ち寄る。
11月28日 孫文、神戸高等女学校講堂で「大アジア主義」の講演を行い、西洋覇道ではなく東方王道の干城となることを訴える。
12月13日 東京婦人会などが、婦人参政権獲得期成同盟会を結成。

 1925年 大正14年

 1月 1日 講談社の雑誌「キング」創刊。
 1月 3日 ポルトガル政府、ソ連を承認。
 1月 5日 イタリアのムッソリーニ、ファシスタ党独裁体制を確立。
 1月 6日 大正10年に消失した歌舞伎座が再建される。
 1月 7日 連合国財政会議がパリで開催される。
 1月 9日 大阪道修女子薬学専門学校認可。
 1月10日 文政審議会で軍事教育実施案可決。
 1月11日 世界一周観光団471人が来日。
 1月12日 海軍陸戦隊、南京の排日運動に対処するため上陸。
 1月13日 聖路加病院が焼失。
 1月14日 在外正貨600万円を横浜正金銀行に払い下げ。
 1月15日 ドイツでハンス・ルター内閣が成立。ナチス党員が閣僚となる。
 1月16日 東京市地下鉄計画6線が発表される。
 1月17日 ロックフェラー、東京帝国大学図書館に400万円を寄付。
 1月18日 群馬県世良田村で村民が被差別部落23戸を襲う。世良田村事件。
 1月19日 廃止予定だった東京市営バスの存続が決定される。
 1月20日 日ソ基本条約調印。
 1月22日 施政方針演説で、普通選挙成立・貴族院改革・行財政整理・綱紀粛正を表明。
 1月23日 房総線で列車に接続した郵便車両が襲われ、現金2930円の入った行嚢が奪われる。
 1月24日 警視庁、軍事教育反対を唱える学生デモを禁止。
 1月25日 東京千住で大火。
 1月26日 8月31日までの米穀輸入税免除令公布。
 1月28日 トロツキー、ソ連革命評議会議長を解任される。
 1月29日 武田長兵衛商店設立。
 1月30日 東京大雪。交通が麻痺する。
 1月31日 旅順防備隊令廃止を公布。

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