第81号作戦(米呼称「ビスマルク海海戦」)

 米豪分断政策として、ニューギニア作戦を開始した軍部は、第二十師団と第四十一師団が東部ニューギニアに上陸する。しかし、ガダルカナル島での戦闘に陸海軍兵力が集中してしまったことで、作戦は中断したままとなった。その隙をつく形で、南岸に上陸した米豪連合軍に対し、1943(昭和18)年1月7日、第八方面軍は、増援部隊を送った。が、兵力差が開く一方なため、再度の増援作戦を実行することになった。それが第81号作戦である。
 この作戦には、8隻の輸送船に陸軍第51師団6912名、海軍陸戦隊400名、車輌41両などの兵器と、軍需品2500トンを積み、駆逐艦8隻が護衛に当たることになった。船団はラバウルを出港し、ニューギニア東北部のラエに到着、夜間の内に荷揚げする予定でいた。
 しかし、既に米軍側に作戦は察知されていたのである。米軍は、作戦阻止のため、オランダ、オーストラリア軍機も含まれたポートモレスビーの陸軍第5空軍前進部隊を投入した。

 
  日本軍
  第3水雷戦隊(木村昌福少将)
 護衛水頼部隊
  駆逐艦「白雪」(旗艦)
  駆逐艦「敷波」「浦波」「時津風」
     「雪風」「朝潮」「荒潮」「朝雲」
 護衛航空部隊
  第253空 零戦 約30機(ラバウル東、カビエン、スルミ)
  第204空 零戦 25〜30機(ラバウル東)
  第252空派遣部隊 
        零戦 11機(ラバウル東)
  「瑞鳳」派遣部隊
                零戦 19機(カビエン)
  第582空 艦爆 9機(ラバウル東)
  第751空 陸攻 20〜25機(カビエン)
  輸送船団
  第1分隊 帝洋丸、愛洋丸、神愛丸
  第2分隊 旭盛丸、大井川丸、太明丸、建武丸、「野島」

  米軍
  陸軍第5空軍前進部隊(ポートモレスビー)
  戦闘機
    P38
    P40
    ボーファイター   計154機 
  重爆B17フライングフォートレス 39機 
  中爆B25ミッチェル        41機
  軽爆A20ハボック         34機
  雷撃機ボーフォート        10機

  損害
  日本軍
 沈没
  駆逐艦「白雪」「時津風」「朝潮」「荒潮」
  輸送船「帝洋丸」「愛洋丸」「神愛丸」
     「旭盛丸」「大井川丸」「太明丸」
     「建武丸」
  運送艦「野島」

  戦死 陸軍兵3600人余
 800人がニューギニアに上陸し、2427人が帰還した。