Phase-01 奪われたコアスプレンダー





ルナマリア:仮面ライダー・・・のはずよね、この話。

はいはい、のっけから登場人物がタイトルにいちゃもんつけないように。

ルナマリア:へいへい。

さて、物語は東京郊外にあるとある研究所から幕を開ける。
時は2015年・・・じゃなくって20XX年。

ルナマリア:また妙な小ネタを・・・ジェッターマルスですか?

いや普通に考えたらエヴァでしょう・・・まあとにかく現代の日本。
そこは、遺伝子工学の研究所で・・・
ルナマリア:メンデル!?

・・・だからナレーションに割り込むなって・・・
もちろんメンデルなどという怪しげな名前ではない。
遺伝子工学拳銃所"プラント"であった。

ルナマリア:どっちもどっちの気がするけどね・・・

そのメンデルに勤務する若き技術者"ルナマリア・ホーク"はその日、所長から呼び出しを食らっていた。

ルナマリア:その言い方やめてくださいよ。なんかやらかしたみたいじゃないですか。・・・ところで・・・現代日本なのにいきなり登場人物が私なのはいいんですかね?

細かいことは気にしない。
というか細かい突っ込みは一切受け付けません・・・だってそんなとこまで考えてないもの。
・・・まあ何はともあれ呼び出されたルナマリアは、今所長室の前にいた。

ルナマリア:開けたら碇ゲンドウが腕組んで座ってるとかないですよね?
ないない。
ルナマリアが扉を開け、室内に入ると、中にいた一人の女性が話を切り出す。
タリア:いきなり呼び出して悪かったわね、ルナマリア。
ルナマリア:いえ、艦長・・・じゃなかったグラディス所長。

・・・いやあの・・・所長はタリアさんじゃないんですけど・・・

デュランダル:私が所長のギルバート・デュランダルだ。
ルナマリア:し、失礼いたしました。・・・つーか妙なフェイントかけないでよね。
デュランダル:何か言ったかね?
ルナマリア:あーいえ・・・。で、私をお呼びになった御用件とは?
デュランダル:実はな・・・

そう言ってデュランダルはあるものを取り出す。
それは、何か鉱石のようなものであった。

ルナマリア:これ・・・は?
デュランダル:これは・・・まだ極秘の話なんだがね・・・

長野県にあるとある山、その奥深くであるものが発見された。

ルナマリア:ある山ってまさか、皆上山とかじゃあ・・・

今デュランダルが出して見せたもの、それこそがそこで発見された"もの"であった。

デュランダル:同じものが3つ発見された。これはそのうちの一つなのだが・・・
ルナマリア:あの・・・展開が完全にガイバーと化してるんですが・・・
タリア:落ち着きなさいルナマリア、どう見たってこれは強殖装甲には見えないでしょう?
ルナマリア:まあ確かに・・・いやでもゾアクリスタルとか・・・
デュランダル:というかまあ、どっちかって言うとGストーンというのが正確かもしれないな。
ルナマリア:・・・実も蓋もないことを・・・
タリア:で、まあGストーンでもJジュエルでもゾアクリスタルでもいいけど、ようするにこの石からはある波動が出ているの。
ルナマリア:はあ。
デュランダル:そしてそれはどうやら、生物の遺伝子に影響を与えるようなのだ。
ルナマリア:なるほど・・・ってあの・・・まさかそれで私に実験台になれとかそんな・・・そんなわけは・・・
タリア:ぶっちゃけそうなの。
ルナマリア:ぶっちゃけないでくださいよ艦長!じゃなかった副所長。
タリア:大丈夫よ、危険はないから。
ルナマリア:危険はないって・・・
タリア:ちゃんと動物実験もしたし。
ルナマリア:ほんとですか? タリア:ええ。とりあえず微生物と昆虫と、あとねずみ・・・
ルナマリア:・・・あのせめて、猿とかで実験してから・・・
タリア:最近はねえ、犬とか猿とかで実験すると、いろいろなところから非難があって・・・
ルナマリア:いや、だから人間でやるって言うのはおかしいですから!
デュランダル:まあ、そんなに興奮しないで。
ルナマリア:でも!
デュランダル:そもそもこれ自体、生物に属するものだ。命より生まれ出でたもは、命に害を及ぼすことはない。
ルナマリア:いや毒蜘蛛とか毒蛇とか蠍とか蜂とか・・・いっぱいある気がするんですけど・・・。・・・って生物に属する?
デュランダル:そうだ。実はかの山に発見されたのは地球外生命体の遺体でね、その体内より取り出された・・・
ルナマリア:ひょっとして羽根くじら?
デュランダル:まあぶっちゃけそうなんだが、つまりはその分泌物だ。
ルナマリア:分泌物って・・・そのあいまいな言い方なんか嫌なんですけど・・・なんか妙なプレイにはいり込んだりしないですよねえ?

思わず目をそらすデュランダル。

ルナマリア:議長〜!
デュランダル:所長と呼びたまえ。議長だなどと、人聞きの悪い。
タリア:人聞きの悪いって・・・
デュランダル:まあとにかく、我々はこれを光り輝く核(コア)と、そう名づけた。
ルナマリア:強引に話そらさないでください・。だいたい光り輝く核って・・・
タリア:英語にするとスプレンダー・コアってとこかしら・・・
ルナマリア:ああつまりコアスプレンダー・・・ってそんな名前ならむしろシンの方がはまり役じゃないんじゃないですか?

シン・アスカ・・・ルナマリアの同僚のヒラの研究員である。

デュランダル:残念ながら彼は、主役の器じゃない。
ルナマリア:それはそうでしょうが・・・

否定してやれや。

タリア:これを長時間身に着けることで、あなたの身体能力や代謝能力が飛躍的に向上するの・・・だから、悪い話じゃないと思うんだけど。
ルナマリア:いや私もともとコーディネーターだし、そんなまるでエクステンデットみたいな・・・

舞台は現代の地球なんでコーディネーターなんて概念はありゃしませんが。

ルナマリア:地球外生命体だの遺伝子の改変などといっといてそういうこといいますか。
タリア:まあとにかく、運動神経もよくなって、お肌とかも艶々になったりするわけなのよ。
ルナマリア:うっ・・・それはちょっと魅力的かも・・・ってそんなんだったむしろ私より艦長のほうが必要なのでは。
タリア:余計なお世話よ(怒)
???:なるほど、それはなかなか魅力的な話だね。
タリア:だれ!?

不意に割り込んできた声。
その声の方向に、思わず三人は振り向く。
窓の外、そこにはひさしから逆さにぶら下がった一人の男の姿があった。

ユウナ:最近僕の彼女がどうも他の男に気を奪われてるみたいでね・・・でも、そんなすばらしいプレゼントを贈れば、きっと彼女のきもかわるだろう。

・・・なんだその・・・妙に小さい目的は。
つーかお前いったい何者やねん。

デュランダル:まさか、ロゴスの改造人間?

いやいきなりなその発想もどうかと・・・というかどう見てもただの馬鹿な変質者だと思うぞ、少なくとも今のところは。

ルナマリア:ロゴス?
デュランダル:そう、秘密結社ロゴス。別名改造実験帝国とも言う、人の体を弄繰り回し、改造人間を作り上げ、その力で世界を掌握せんとする、悪の組織だ。

・・・べたやなあ・・・まあ本編のロゴスも経済に関するところをのぞいたらやってることはあんま変わらん気もするけど。
つーかその前に改造実験帝国って・・・フラッシュマンじゃないんだから。

ユウナ:ふん・・・わが組織のことを知っているとは、さすがはデュランダル議長。
デュランダル:だから議長じゃないと言ってるだろう。
ユウナ:とにかくこいつは、いただいていくよ。青き清浄なる、世界のために、ね。

言うが早いかユウナは、窓を突き破り飛び込んでくると、コアスプレンダーをつかみ、そして、飛び立った。

デュランダル:まて!
ルナマリア:なんかこんな光景、どっかで見たことある気が・・・。そうそう、以前見た、結婚式場から花嫁を空飛ぶモビルスーツにさらわれちゃった花婿、見たいな感じ?
ユウナ;・・・人の思い出したくない過去を・・・覚えてろよ・・・
ルナマリア:あれ・・・ひょっとして私いらないところで恨み買った?

そう、これこそが、ルナマリアとユウナもといロゴスとの長きに渡る戦いの幕開けであったのである。

ルナマリア:何よその間抜けな理由はー!大体一言多くて人から恨み買うのはシンの領分でしょうが。

出てくるかどうかも分からん脇役を引き合いに出されても、ねえ。





つづく、かなあ?












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