Kawasaki Ski Association Since1939 本文へジャンプ

●akkoの「ちょっとおせっかい」



ーーーーーーーーーーー 第5回 やっぱり おせっかい ーーーーーーーーーー

調子はどうですか?

すっかり間が空いてしまいましたが、皆さんお元気ですか?
指導員受検をされた方、お疲れ様でした!納得のいく結果が出ましたか?
そして、準指、BC級、認定指導員を受検の皆さん、調子はいかがですか?
最後の養成講習会も終わり、後は検定本番を待つばかりですね!早い方は明日には車山に入ることでしょうが(えっ!? もう入ってる???)、くれぐれも疲れすぎないように!

オリンピックから学ぶ・

いや〜、今、日本のスポーツ界は熱いですねぇ!
ゴルフの宮里藍選手の快挙もそうですが、オリンピックでは感動シーンがいっぱいでした。未知の世界ながらも、勝手にいろいろ心情を察したりして、ドキドキしたり、大喜びしたり、もらい泣きしたり、マスコミのコメントに腹が立ったり・・・・。第三者のくせに喜怒哀楽の激しいオリンピック週間でした・・・^^;
それにしても、強い選手は言うことが違いますね!目指すは優勝!「金」です・・・。オリンピックに出ていることだけでも凄いのに、銀メダルで「悔しい」と言い、「次回は金」と言い切る浅田真央ちゃんは、だ〜いぶ(少しと言いたいが・・・)年下ですがかっこ良過ぎて尊敬しちゃいます。
また、今回のオリンピックでは、メダルを取った取らないは別としても、「できることはやった」「満足」「幸せだった」と発言している選手が多かったことにものすごく感動しました。目指してきたその一瞬にすべての力を出し切って納得するって、とても難しいことだと思います。
緊張で自分の体が自分じゃないような経験を味わったこと、ありませんか?私たちでさえ、そんなことがあるのに、あの大舞台で、周囲のプレッシャーや自分の気持ちに負けずに力を出しきれるって・・・、どれだけの練習をして、どれだけの精神力を備えているのだろう、とその深さにため息が出ました。本当に凄いです・・・!! (それを思うと、自分なんてちっぽけだなぁと思うとともに、なぜか何かビッグなことができるような気がしてしまうのは私だけでしょうか? 単細胞な私は、オリンピックのたびに「何かビッグなことができそう!」と興奮してしまいます)

オリンピックに学ぶ・

そんなオリンピック選手たちが一様に発する言葉――「やるべきことはやってきたので・・・」「自分を信じて・・・」「自分に集中するだけ・・・」。
そう、皆ライバルは自分なんですね。「自分」という存在が、一番の味方であり、一番の強敵というわけなんですよね。緊張したとき、まずはそんな自分に勝たなければ、実力も発揮できないし、他人に勝つことなんてできないということですね!
そして、やってきたことしかできない!・・・逆に言えば、「やってきたことはできる」ということ。皆さんもきっと検定のために、たくさん練習してきたことと思います。どうか、欲を張らずにやってきたことを最大限発揮できるよう努めてみてください。・・・なんて、言うが易し・・・偉そうに言っていますが、まずは「できる!」と信じて滑ってきてほしいと思います。
今回快挙を成し遂げた宮里藍選手にまつわるニュースで取り上げられている「ビジョン54」(←ネット検索してみてください)には、“よいイメージだけを記憶の中にとどめて、ミスは手のひらの上に乗せて吹き飛ばしてしまおう”というメッセージがありますが、これですよ、これ!!
ちなみに、検定はパーフェクトや個性を臨んではいません。指導員として、与えられたテーマに沿って滑れるかどうかを見ていますから、いいところを見せようとは思わず、指導しているつもりで。。。なんなら、ジャッジを受講生だと想定して、スタートの前に「横滑りと停止は、まず両脚荷重で立ちます。状態を進行方向に向けて、適度な外向傾姿勢をキープしましょう。谷スキーへの荷重配分を調整して角をはずし、なめらかに横滑りをします・・・・・・」なんて、指導しているところをイメージしてみるのもいいかもしれませんね?

オリンピックから学ぶ・

幸いにも検定は他人との競争ではありません。一人ひとりががんばって、一人ひとりが適切なことをすれば、その分だけ「合格者」が増えるんです(^^)v
決意の飲み会や蔵王でも言いましたが、「全員合格」も決して不可能なことではないんです。

大会なら、今回の浅田真央選手のように高得点をとっても、もっと高得点をとるキム・ヨナがいれば、負けてしまいますが、検定は一定の基準点をクリアすれば、それ以上の高得点をとった人もギリギリ基準点をクリアした人も、皆同じ「合格」なのです。
だからこそ、まず一人ひとりが自分に勝つこと!そして、助け合うことが大事。
緊張している仲間がいたら口角を上げて笑顔を交わしましょう(これだけでも緊張はほぐれるはずです)。そして、「がんばれ(顔晴れ)!」と声をかけてみましょう。声をかけられた人は「うるさいなぁ!」なんて思わずに、引きつっていてもいいので、口角を上げて笑顔を返してくださいね。また、スタートに向かう前には、お互いにビブを直してあげられるくらいの余裕あるフリをしましょう。(ビブが曲がっていたり、折れ曲がっている人、けっこう多いですよ)

「・・・なフリ」。

意外とこれはとても大事なことです。知ったかぶりは良くないけれど、「余裕あるフリ」は、いつの間にか本当に余裕が出てくることがあります。一種のマインドコントロールですね。おそらく上村愛子選手も浅田真央選手も、高橋大輔選手もみんな計り知れないプレッシャーの中、多少なりとも笑顔を作って冷静を装っていたと思います。もちろん自信を糧に・・・。
まっ、信じる者は救われるということで、試しに「笑顔」で「大丈夫^^だから顔晴れ」と言い聞かせ合ってみてください。きっと落ち着くはずです・・・よ!?

今から準備!

ところで、持ち物の準備は万全ですか?
スキー&ストック&ブーツ&ウェア&帽子&グローブはもちろんのこと、受付に必要なSAJ会員証や1級(またはプライズ)合格証(コピー可)、受講票、そしてビブ!! そして、理論検定を受検される方は筆記用具(鉛筆、消しゴム)なども、絶対に忘れてはいけませんよ。
昨年は、「SAJ会員証がない」「合格証がない」という方が何人もいました。けれど、検定(県連?私?^^;)は甘くないですよ〜!県連事務所、または実家からそれらのコピーをファックスするなりしてください!って。結局、そんなことをしていると、前日や当日の貴重な時間をあたふたと過ごすことになっちゃいますから、今から準備をして、出発前にもう一度持ち物をチェックをしてくださいね。
あ、そうそう!準指導員、認定指導員受検の方は、合格したら手続き料として17,500円が、BC級検定員受検の方は4,000円が必要となります。願掛けの意味でも、しっかり握り締めていきましょう!
☆ 県連ホームページに検定に関する注意事項や日程などがアップされていますので、確認していくことをおススメします。⇒ http://www.sak.or.jp/og-kyouiku/news.html#e20100301


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
出して得る!

よく、緊張していると「はい、深呼吸して〜」などと促されますが、気づいていましたか・・・?
「呼吸」って、「吸って吐く」のではなく、「吐いて吸う」なんですね。確かに!水泳を習っていたとき、、息継ぎの練習で「水の中でたくさん吐いて。そうしたら顔を上げたときに勝手に空気が入ってくるからね。ちゃんと吐かないで息を吸おうとすると水が入っちゃうからね」と教わりました。
そうだ、そうだ!そう言えば、「出入り口」も出てから入ると書く・・・。
そうかっ!出すから入るんですよ!・・・・・・というわけで、検定では持っている力をいっぱい出して来てください。そうしたら、きっと「合格証」というものが手に入るはずです!(^^)v