ウチの掲示板で、ちょっとした俳句ブーム。           
俳句だけでなく、短歌・川柳・都都逸・標語と力作が次々と..
このまま無くなってしまうのはもったいないとこのコーナーを 
作りました。みなさんもどしどし一句詠んでくださいませね。 



過去の作品は左をクリックしてご覧ください。


2005年2月、kuriさんのお父さんが亡くなりました。長らく肺がんの末期を患っていましたが
大好きな寿司をつまんでの粋な最期。夜空にはゴンドラのような月が出ていました。(合掌) 

澄み切った 冬の夜空に 君乗せて 月のゴンドラ 永遠の旅  かおり 手を伸ばし 月のゴンドラ 掴まえて 永遠に飾りし 心の中に  かおり 君乗せて 月の小舟を 漕ぎ出せば ピューと心を 吹き抜ける風 かおり 満ち足りる こと少なくも 我がときに もう悔いは無き 寒月の夜      kuri
自薦。ほんとゴンドラのような月でした。お義父さんが乗って行くような気がして...
自薦。とても大きな月で手を伸ばせば届きそうでした。あの月はきっと一生忘れない。
自薦。寒い日でした。ゴンドラに乗るお義父さんを見送りつつも、淋しさがいっぱい...
kuriさん、お義父さんらしい粋な素敵な最期でしたね。素敵な一句。久々、金賞!


みなさんからも、素敵な歌を詠んで寄せていただきました。ありがとうございます。

君が行く 冬の夜道の上に在り 照らしたまいし形変えつつ  BIJU 衣更着 粋な別れを 偲びつつ 漕ぐよ ゴンドラ 彼岸の郷へ  ねこじ 月見上げ どこへ向うかゴンドラの 水(みな)かき分けて進む 我が友 シッチー
BIJUさん、義父の戒名は「寒月光助」。きっと私たちを照らして見守ってくれると思います。ありがとう。
ねこじさん、義父は、思い残すことなく、あちらに旅立てたのではないかと思います。ありがとう。
シッチーさん、きっと月を見上げる度に義父のことを思い出すと思います。ありがとう。


長らくこのページを更新していませんでした。ごめんなさい       
今年に入って詠んでくださった中から一部を紹介させていただきます。
年越しの 雪も溶けずに斬風の 春遠きかな 朽ち葉凍えて  シッチー 朱き杜 寒の朝日に カカ と聞く   K 春まだき カルガモの声 銀の川原に  シッチー 蕾張り 桜の思い めぐり来て  K
シッチーさん、年末に大雪が降りましたね。風の冷たさが伝わります。
Kさん、寒い朝、朱く輝く森に鳥の声。情景が浮かびます。
シッチーさん、カルガモは未だ寒い頃から、川原に現れるのですね。
Kさん、ツボミが膨らんで、桜待ちの思いが伝わります。