6月2日(月)ムシの知らせ


以下は掲示板に書いたものを加筆したものです。掲示板だと消えちゃうので日記に移行。


実はパパさんが先週金曜日の夜、亡くなりました。
掲示板や日記で、パパさんのことをいろいろ書いてきました。ネットで知り合った皆さま
には、掲示板やメールで、いろいろ励ましていただいたこと、本当にありがとうございました。
その都度、みんなに励まされ、どんなに救われたことか...感謝。
本来であれば、真っ先にココで報告すべきだと思ったのですが、なにせ舞台本番中。
見に来てくださる方々に、いろいろ気を遣わせては申し訳ないと思い、千秋楽を迎えてから
のご報告とさせていただきました。

父は先週の半ばあたりから、容態が悪化し、黄疸がでているという病院からの報告を受けて
ました。「肝腎かなめ」と言うように、肝臓と腎臓は人体にとって重要な臓器。黄疸が出て
尿も少なくなってきたということは、かなり危険な状態になっている。ただし、今すぐ危篤
というほどではないとのことでした。
しかし、週末金曜〜日曜は舞台の本番。なにがあっても抜けられません。
たぶんムシが知らせたのでしょう。金曜日早朝5時半起きして、病院へ行き、パパさんの
顔を見てから、9時に劇場入りしました。
その顔を見たとき、なんとなく最期のお別れを予感しました。
以前、シッチーさんがお父様が亡くなる直前、手を握り、気を入れようとしても拒まれた
というお話を伺ったことがあります。
ほんと、パパさんもそうでした。いつも声をかけながら、手を握ったり、腕をさすったり
するのですが、金曜の朝は、なにか板が入っていて拒まれるような感じだったのです。

夕方の携帯留守電に、弟から「あまり容態がよくない」と入っていたので、舞台が終わり
すぐ病院に向かったのですが、その途中、電車の中で「亡くなった」という連絡を受けました。
最期に立ち会えなかったことは残念ではありますが、早朝、お別れができていたので悔いは
ありません。(ムシの知らせがなかったら、かなり悔やまれたと思います...)
父が亡くなったのが21時33分。舞台が終わったのが20分ころ。きっと私の舞台を見届
けて、劇場のある池袋から新所沢の病院へピューっと戻って亡くなったんだろうなぁ。

なにより、大好きだったママさんのところへ旅立つことができて、よかったなあという
気持ちです。
葬儀もお寺さんの都合で水木となり、舞台とぶつからずよかったです。

本当に今までいろいろとありがとうございました。
まずはご報告まで。


By Toshiko