2月11日(水)火の車地獄プロジェクト

昼はコンピュータ会社でSEの仕事。プロジェクトリーダーってのをやってます。
システム開発の世界では、時々ハードな仕事というのがあります。私自身は幸いそうした
プロジェクトになったことはないのだけど。
「火の車地獄プロジェクト」。残業、徹夜続き、休日返上といったプロジェクトのことです。
きっと合併当初の「みずほ銀行」のシステムなんかも、そうだったんでしょうねぇ。

先日から私はとある「火の車地獄プロジェクト」をサポートすることになりました。
そのプロジェクトメンバーは、12月くらいからずっと、終電、徹夜、休日返上で頑張って
るのだけど、なかなか結果が出ないので、サポート要請があったのです。
サポートといっても、彼らのテスト結果をチェックしたり、進め方のアドバイスをしたり
という感じなので、私が徹夜したりはしてないけどね。

でもね、考えてみると「火の車地獄プロジェクト」ってのは、やはりそうなってしまう原因が
あるんだよね。

今回の場合も、客の仕様がなかなか決まらない、客の担当者間でコミュニケーションがうまく
いってない、客と開発側のコミュニケーションが悪い、要件定義が紙ベースで確認できてない、
現実的なスケジュール管理ができてない、開発メンバーが足りない、テスト体制が取れて
いない...ズルズルズル...

彼らも頑張ってはいるんだけどね、ただ頑張ればいいってもんじゃない。だけど、もうここ
までくると頑張るしかない。でも連日の残業や徹夜で頭が回らない。
今日も頑張ってるはずなんだ。明日が本番だし。

なんの仕事でもそうだけど、「ちゃんとやる」ことが大事だね。
ただやるんじゃなくて、どうやれば「ちゃんとできるか」を考えないと。
そうそううまく事が運ぶわけないのだから、局面局面でベストなことを考えて進めるというか。
そうしたことができないと「火の車地獄プロジェクト」になってしまう。

「火の車地獄プロジェクト」と関わって、コンピュータの仕事でも、役者の仕事でも、あらためて
ちゃんといい仕事をしようと思ったのでありました。

By Toshiko