2月14日(月)ボケ防止
13日夜の日テレ『特命リサーチ200X』は興味深い内容だった。
テーマは”痴呆症の謎”
元々、父が脳梗塞で倒れ入院していた頃、かなり痴呆症がヒドかった。
自分が外国にいるような話しをしたり、来ているハズのない人が来た
と言ったり、ツジツマの合わないことを口ばしったり..
以前の日記にも書いたが、父が未だ車イスの時に、リハビリの病院を
探していた頃、ある病院で『これ以上、よくなる見込みがないから』
と面接で落とされてしまったことがあった。
しかし、その後、亡くなった母の献身的な看病のお陰で、驚異的に回復
し、歩けるようになったし、痴呆もかなりよくなった。
母が亡くなった直後は、父もかなり精神的に不安定だったが、その後は
さらに痴呆が改善されたように思う。
きっと、以前のように世話をしてくれる母がいなくなったことで、
『自分がしっかりしなきゃ』と多少は思っていたのでしょう。そういう
刺激が、却ってよかったようだ。
今日のTVでも、あのきんさん・ぎんさんの、先日107才で亡くなっ
たきんさんの話題があった。
我々がTVで見ていたきんさんは、なかなかシャレっ気があり、楽しい
方だったが、実は、98才の頃、かなり痴呆の症状がヒドかったそうだ。
自分で歩くことも難しく、満足にひらがなを書くこともできなかったと
いう。
それが、100才を機に、マスコミで注目され、いろんな人と会い、
いろんな体験をし、TVの撮影のために歩く練習などをした結果、あん
なに元気な姿になったという。
やはり、なんらかの刺激というのは、痴呆に大いなる効果があるんだね。
そして、もう1つ、興味深い話として、若年性のボケについて取り上げ
られていた。最近30代、40代で、痴呆になるケースがあるという。
紹介されていたケースは、働き盛りのバリバリ仕事をこなす人が痴呆に
なってしまった例だった。
仕事が忙しく、結果、脳の左部分しか使わずに、脳のバランスが崩れて
しまったための痴呆だという。
左脳は計算とか、分析とかをつかさどり、右脳は情緒とか色彩とかを
つかさどるんだそうだ。
仕事ばっかりで、趣味とかの時間がないとよくないんだね。
夕陽を見て感動したり、花をみてキレイだと思ったり、そういう情緒的
な部分が日常生活にないと、将来ボケてしまう可能性があるんだそうな。
仕事の中でも、単調な繰り返しでなく、創意工夫やヒラメキを持って
いればいいんだって。
まあ、どちらかといえば、私は右脳人間なので、大丈夫だとは思うけど
仕事のし過ぎは良くないよ >>ダンナ
By Toshiko