ご存知のように爆発的ヒットのたまごっち。インターネット上で
も関連ページが数多く開設されています。
かく言う私も、2月初め、デパート、おもちゃ屋、カワイものシ
ョップなど5、6軒をハシゴしましたが、まったくダメで、今で
も買えずじまいです。
今更、話題にするまでもないのですが、今日買った雑誌に、開発
担当者(例の女性ではなく男性です)のインタビューで、気にな
る一節がありました。
「本物のペットは、何時に寝て何時に起きるのか、何も教えてく
れません。たまごっちは、あくまでもペットであり、ゲームとし
てとらえてほしくはないんです」(DIME 3/20号)
う〜ん、わたし最初、この「たまごっち」ブームの話をTVで見た
時、なんか凄くイヤな感じがしたんです。というのは、犬や猫、
小鳥などペットを飼うことは、大人だけでなく、特に子供にとっ
て、精神面でプラスになると思います。
しかし、「たまごっち」のようなバーチャルな世界で、その中のペ
ットが本物に思えるという感覚は、現実と架空の世界がゴッチャ
になってしまい、特に子供にとって危険な気がするんです。
だから、あくまでも私はゲームとしてとらえるべきだと思ってま
す。今年のスキーの時、友人が持ってきた「たまごっち」は、確か
によくできていて、エサをやると喜んでいる姿はカワイイし、ウ
ンチしたり、こっち向いてホイなど、ゲームとしては、充分楽し
めます。でも、生き物ではない。死んでも、リセットボタンで、
また生き返る...。
パソコンやら、こうしたインターネットが身近になっている今日
だからこそ、やはり、ペットというのは、抱いたり、触ったりし
た時に、「ぬくもり」を感じられるということが大事なんじゃない
のでしょうか。生き物だからこそ、思い通りにならないこともあ
るし、予測のつかないこともある訳です。
そういう意味では、臭いウンチもするし、吠えて近所迷惑だった
りもするけど、我が家のメリーの方が、やっぱりカワイイ。
By Toshiko