3月26日(日)元気神話崩壊
『いつも元気だねぇ』『相変わらず元気そうだねぇ』
と言われ続けて、ウン十年...
栗田さんと会うと元気を分けてもらえる気がするとまで言われていた
私が、なんと入院した。しかも2週間。
原因は婦人病による激しい不正出血で、貧血になってしまったのだ。
婦人病系はやっかいで、普段の生活で気をつけたからと言ってどうな
るものでもない。遺伝だったり、体質だのホルモンバランスの関係で
なってしまうし、痛みなども伴わないことが多い。
3月初の金曜の夜に出血がひどくなり、翌土曜に病院で薬をもらった。
日曜日の朝には、いくらか落ち着いたので、そのまま芝居の稽古に出か
けたところ、なんと稽古場で気を失って倒れてしまったのだ。その日は
芝居仲間に付き添われてなんとか帰宅。その夜も、ひどい出血だった。
翌月曜日は、救急車を呼ぶか、かかりつけの病院へタクシーで行くか
悩んだが、救急車で見知らぬ病院に運ばれるのもイヤだったので、1人
タクシーを呼んで、1時間半かけてお茶の水の病院へ我が身を運んだ。
しかし気力で病院に辿り着いた感じ。気を失う寸前だった。
診察を受け、即入院決定!
貧血の値を示すヘモグロビン値が、その時5.6。しかし、入院中にも
再出血があり、一時4.1まで下がった。
この数値は、かなりヒドイ。普通の人の3分の1。輸血が必要な状態だ
ったが、エイズが怖いので輸血はしないとお医者さまに言われた。
しかし点滴と食事療法では、なかなか急激に貧血は良くならないらしい。
たまたま入院した時期が、悪かった。なんとその週末が、システムの
納品で、一番忙しい時期だったのだ。一緒に仕事をしていたメンバー
には多大なる迷惑をかけてしまった。(ゴメンナサイ!)
幸い個室だったので、メンバーに来てもらい、ミーティングをしたり、
専用電話もついていたので、打ち合わせしたりと、できる限りのことは
やったけど、それでも彼らには申し訳ないことをしてしまった。
入院当初、『貧血だから2、3日すれば退院か』などと内心思っていた
が、甘かった...看護婦さんからも『実態が把握できてませんね』と
怒られるし。
それでも、2、3日すると気分は元気になり、電話で話したりする限り
では普段と同じ『元気そうだね』と言われるのだが、とにかく血が足り
ない。顔は真っ白だし、目の下をアッカンベーしても真っ白。
また、ずっと7度5分くらいの微熱が続き、一時は頭痛もヒドかった。
やはり、一度体が極限状態までいったため、血を作るのに熱が出るらし
い。また、いくら気が元気でも、血が足りないために酸素が脳に届かず、
頭痛となるようだ。
私の元気そうな様子には、先生も看護婦さんも驚いて(呆れて)いたが
まあ大丈夫でしょうと、2週間後ちょっと無理やり退院させてもらった。
ただし、一人歩きはしないこと/絶対に無理しないことという条件つき。
ちなみに退院時のヘモグロビン値は5.1。通常、この値では退院でき
ないと言われた。
退院後も、通院し貧血のための注射を打っている。お蔭様で、貧血の値
も徐々に回復中。
入院中、いろいろ心配をしてくれたみんな、どうもありがとう!!
みんなに『ゆっくり休め』『無理するな』『のんびりしろ』とアドバイス
をもらったのですが、難しい..
『どうやって休めばいいのか休み方がわからない..』
『何にもしないと落着かない...』
要するに貧乏性なのかしらね、私。
【今回の教訓】
自分の元気を過信して、無理をすると気を失って倒れることもあるので
体の無理はしない。
ただし、精神が元気だと治りも早いので、やっぱり精神は元気な方が
よい。
みなさんも、健康には気をつけて健康診断とか人間ドックとか行ってくだ
さいね。
By Toshiko