3月27日(日)リーダー論
今月の「気まぐれ日記」を書いてない!!こりゃ大変!
25日、サッカーW杯予選でJapanA代表はイランに負けてしまいました。(残念!)
今回は約1年ぶりの中田の復帰がかなり話題になりました。
A代表は昨年、ブーイングの嵐の中、アジアカップを制しました。でも、そこには中田
は居なかったのよね。いわゆる国内組で勝ち取った勝利でした。
今回、中田の復帰に合わせ、ジーコはシステムを3バックから4バックに変更。
このあたりが、話題の中心でした。アジアカップを制した選手たちは、それなりに自負
もあるし、慣れているし...それを中田に合わせてシステム変更し、しかも合流して
からの練習日程も短いことから、それがうまく機能するかどうか...
まあ、結果はご覧のとおり、かな。
翌日の記事の中には中田不要論みたいなものまで飛び出しました。中田はその抜群の
技術からヨーロッパに渡り、日本サッカー界において、ずっとリーダーでした。
技術もある。精神力も強い。存在感もある。
でも、もしかしたら、周囲はやり難いかもなぁ...
そこでふと考えた。
私もずっと子供のころからリーダー格でした。
学級委員、班長、生徒会の議長、なにかイベントのまとめ役、飲み会の幹事...
仕事でも20台後半からずっとプロジェクトリーダー...
まあ性格というか、キャラクターだよね。
そんな中、今から10年ちょっと前、気づいたことがあります。
自分はいっつも先頭に立って、物事を進めていく立場でしたが、世の中には、逆に
決して前に出ないタイプの人たちがいるんだってこと。
私が前に進んで行こうとする時、そこには風が起きる。空気を突き破るというか、空気
抵抗みたいなものかな。私の後ろに居る人たちはその風を受けてしまうんだなぁって。
うまく言えないけど、風が起きることは前に進むために仕方がないことなんだけど、その
風を受ける人たちがいることをわかってなきゃいけないなぁって。
そんなことを10年ほど前に感じていたのに、ここ1、2年、バタバタ忙しく、そのことを
忘れていたことに、気づきました。昨年末くらいかなぁ。
仕事でこうやれば上手くいくとかいうことがわかっていると、ついそれを押し付けがちに
なってしまっているかもなぁ。時間に余裕があって、かつ答えがひとつでない場合は
みんなの意見を聞いて進めてるけど、なかなかなぁ...
でも自分が起こす風のこと、忘れちゃいかんわね。
イラン戦を見ていて、日本サッカー界のリーダー、中田のことを考えました。
世界の舞台で活躍する中田。彼が持つ独特の雰囲気は、周りに威圧感を与えるん
だろうなぁ。
それは、存在感という意味では、ひとつの持ち味ではあるけれど、リーダーというのは
難しい。技術がなければ尊敬されないし、でも技術だけでも人は付いてこない。
今回、中田本人から、キャプテンマークは昨年同様、宮本にした方がよいと申し入れが
あったと言います。当然、彼自身、そうしたことに気づいているんだよね。
今後の彼にリーダーぶりに期待したいと思います。
By Toshiko