4月2日(金)ウェディングキャンドル


お花見に千鳥が淵に出かけたときのこと。(お花見については次の
日記で詳しく..)
私たちの宴は遅くまで(照明が消えても)かなり盛り上がっていた。
飲み物もツマミもほとんど無くなっていたが、久々に集まった気の
合う仲間たちで、おしゃべりは続いてた。

そこへ、サラリーマン風の2人。
「なんか楽しそうですねぇ。あ、コレよかったらどうぞ!」
と缶ビール12本の差し入れ。見ると、お花見の幹事さんだったようで
折りたたんだ大きな青いビニールシートと大きなクーラーボックスを手
にしてる。どうやら宴会で余ったビールを差し入れたくれたのだ。
「え?いいんですか?なんかすいません!!もしよろしかったら一緒に
どうですか?」
と私たち。という訳で彼らも合流と相成った。

そこで彼らが「自分たちはローソク屋なんです」と自己紹介。
最初ローソク屋と言われてもピンとこなかったが、1人は最近時々み
かけるアロマキャンドルの営業担当で、もう1人がウェディングキャ
ンドルの担当者だった。
そこで私が「あ、ウェディングキャンドル、10何年も毎年ちゃんと点
けてますよ」と言ったら、その営業の方にも、花見のメンバーにも驚か
れてしまった。

「ローソクが大きいから、ただ火を点けただけじゃダメで、芯の周りに
溜まったロウを、金串で周囲のロウに切り込みを入れて流しながら燃
すの。そうして最後には、来年のためにちゃんと平らにするの」と私。
「え、そんなにしてまで使ってもらっているんですか!感動しました。
握手して下さい!!」

その営業さんが言うには、「日々の仕事で、結婚式場側とただ事務的に
流れ作業的に仕事をこなしてしまっていて、そのキャンドルをその後
そんな風に使ってくれているお客さんのことを忘れてしまっていた。
今日は、本当にいい話しを聞かせてもらいました。ありがとうござい
ました!」といたく感動。

う〜ん、そうか...確かに私の友達にも、キャンドル毎年使ってい
る人っていないなぁ..私としては、結婚記念日にはウェディングキ
ャンドルに灯をともすのが当たり前だと思っているから、特別なこと
ではないんだけどねぇ。
確か目盛りが25くらいまで付いてるのよ。もう既に半分は越えてい
るから、多分最後まで行くことでしょう。
でも、あのキャンドルって、裾広がりなの。だから、年々1目盛燃え
るのに時間がかかってきてるから、最後の25の目盛りの時はきっと
何時間もかかるだろうなぁ。

でも、あんなに大きいキャンドル使わない人たちって、どうしている
だろう。結婚していきなり捨てたりはしないと思うんだけど...
するとダンナが
「きっと押し入れの奥の方にしまっておいて、忘れちゃって、10年後
くらいにみつけて、『あ、こんなところにあったんだ。もう捨てちゃ
っていいよな』とか言って捨てちゃうんだよ」

なかなかキャンドルの灯をともしながら、夫婦で話しをしたりなんて
まずないじゃないですか。なかなかいいもんですよ。お薦めです!


By Toshiko