05月01日(金)ショートストーリー セレクト4
4/28〜5/1、ひさびさ舞台がありました。
古川オフィスプロデュース
『ショートストーリー セレクト4』

アクティングコーチをしているtoriさんのワークショップに参加したのがきっかけで、
お声かけいただきました。
アメリカの作家のショートストーリー4本を日本初演!
ブラックユーモアたっぷりのクレイグ・ポスピシル作品から『どうでもいいじゃん』
『ダブルウェディング』『モラル』
ピュリッツァー賞受賞作家ウィリアム・インジ作品から『夏の記憶』
私は『どうでもいいじゃん』『夏の記憶』に出演しました。

会場は江戸橋駅近くにある「絵空箱」
普段はこんな感じ

シアターカフェということで、客席は60作るといっぱい。
お陰さまで連日満席。最大78人まで来場されました。ありがとうございました。
短編4本で、間に演出家がトークするという珍しい構成。賛否両論ありましたが
少しでも楽しんでいただけたなら嬉しいです。
Aチームのみんな

Bチームのみんな

ジェシカ役の知ちゃんと、リズ役の私。

ヴィオラお嬢様役の井料さんと、警備隊役の小関くん、メイド役の私。

お友達の広さんが自身のブログに書いてくれた感想:
4本ひとつひとつをしっかり見てくださって、感想を書いてくださいました。
2015年04月30日
今日は、アメリカの4つのショートストーリーをみてきました。
日本初演らしいから、オペラと違って、感想書いても、きっと、わかる人がひとり
くらいしかいないねー。
まずは、劇作家グレイグ・ポスピシルさんという方の「どうでもいいじゃん」
女友達のジェシカとリズ。
ジェシカの家には、なんと、凶暴なハトがいるらしいのだけど、、
どうも、ジェシカ、何かに病んでる系
うわっ、もう、ほんっと、ジェシカの言ってることとか、うざいんですけど・・・
リズ、やってらんないね。
なーんて、リズに同情しながら見てたんだけど、
え、ジェシカ、ふられたん?
でも、すっごい男に執着してるのね。
うん、わかるわかる。
男には執着しないけど、私、わりと、何か物事とか必死になると、かなり執着す
るタイプですから。
絶対あきらめられないよ。
最後のリズの台詞ね、、
うん、言ってること、わかる。
それが、この芝居のテーマなんだよね。
でもさ、、
それは正論だよ。
私がリズの立場でも言うな。
でも、、
でも、、、、
そうなれないジェシカの気持ちもわかった。
どっちの気持ちにもなれて、
こういうシチュエーションって、結構、女友達同士にはありだよねって思ったなー。
次が同じ作家さんの「ダブル・ウェディング」
最初は、鏡だと思ったの。
でも、結婚前の花嫁の、ゆれる気持ちだったのね。
にしてもさぁ、、
なんで、結婚には、「おめでとう」なんだろう?
結婚=幸せ
そうじゃないってわかってる人が多いと思うんだけど、
なんで、結婚おめでとう、なんだろうか。
表向きの顔と、内面と、違っているけど、
別に、表向きをつくろってるわけじゃなくて、、
どっちの気持ちも、本当の気持ちなんだって感じました。
3本めが、同じ作家さんの「モラル」
これ、ちょーぜつおもしろいわ
ネタバレしていい?
女性が、病院に、返品お願いしますって言いに来るの
何を返品したと思う?
なんと・・・
赤ちゃんなんですよ
3週間前に、ここで赤ちゃんを産んで連れて帰ったけど、いらないから、
返品します。
だから、払った代金を返してください、って・・・
はあ
でも、、リアルにこういうことあったら、ほんっと困るね
ここから、話が発展して、、
誰が、本当にモラルがあるのか。。
つか、、モラルって何なのか。。
そして、赤ちゃんがお金持ちに引き取られたら、
将来はポニーも買ってもらえるかも、なんて言ってて、、
やっぱ、馬はお金持ちじゃないと買えないのねぇ、って思ってしまった。
しかも、、お金持ちでも、ポニー
サラブレッドじゃないの?
最後は、ウィリアム・インジさんの「夏の記憶」
これって、季節の夏を、人生の夏の時期にたとえているのだろうか。
人生の秋を迎えている人が、夏の記憶から抜け出せないせつなさみたいなのを感じました。
この4本の作品、、
どの人物にも共感できる部分があって、、
短い作品だけど、、
与えられるものが凝縮されているからこそ、
そのまわりに、みた自分が何かを付け足す余白があるというか、、
客席でみながら、自分の色に芝居を染めていくような感覚が楽しかったなー
By Toshiko