サンセット
ウベアのビーチはサンセットがよく見えました。障害物がなにもない水平線に太陽が沈んでゆきます。
ホテルビーチからちょっとは離れたところでサンセットを眺めていたら、地元の子供たちがビーチで
遊んでいました。シルエットの彼らです。
 

2人でボーっとサンセットを眺めていたら、彼らが周りに集まってきて、話しかけてきます。
でも残念ながらフランス語なのでよくわからない。「ナーメ」と聞かれてどうも「name」を聞かれたよう
だったので、名前を伝えました。少し年長の子がカタコト英語で「国籍は?」と聞くので「ジャポン」
そのうち「Photo!」「Photo!」と言われました。お目めのクリクリしたかわいい子たちばかりです。
このとき、私たちは「写真を撮ってあげるよ」という意味だと思ったのです。
しかし残念ながら海外で子供たちに取り囲まれるとき、なんらかお金を要求されるケースが多かった
ため、「写真を撮ってあげるからお金ちょうだい」、もしくはカメラを盗まれるかも、という悲しいケース
を想定してしまい、警戒してしまったのです。
「ノン」と断りましたが、彼らがとても人懐こいので、彼らの名前を聞いたり、年齢を聞いたり...
子供たちもだんだん慣れてきて、小さい子が遊んでと手を引くので、立ち上がり、彼女を両手で持ち
上げ、グルグルしたら、みんなに「私も」「わたしも」とせがまれて...
10人くらいの子供たちに囲まれ、サンセットをバックに楽しいひとときを過ごしました。

翌日もまたサンセットを見に同じ場所を訪れました。するとその日、子供は2人しかいなかったの
ですが、前日の「Photo!」「Photo!」の意味がようやくわかりました。彼らからすると、どうもデジカメ
が珍しいらしく、純粋に「自分たちの写真を撮って見せて!」ということだったのです。
前日に自分たちの考えたことがとっても悲しく思えました。撮ってあげればよかった....
残念なことをしちゃいました。海外でいろんな経験をすると、どうも警戒心が強くなって...
ちょっと反省しました。で、2日目に撮ったのが右の写真。かわいい子たちでした。
赤い帽子を彼女たちに褒められちゃった。うふ。

メトル島
次に渡ったのはメトル島。首都ヌーメアからボートで20分。
水上コテージはモルディブやボラボラ島で泊まっているのですが、ここメトル島にもあったので、水上
コテージを選びました。
各コテージにはサンデッキがあって、サマーベッドが置かれ、デッキから直接、海へ出られるように
なっています。
また、部屋の海に面した窓は一面ガラス。サンセットがこんな感じに見えます。
 

面白いのは洗面台。こんな風に木をくりぬいた台なの。サンデッキからお魚にパンをあげようとして
いたら、カモメが素早くみつけて舞い降りてきました。完全にエサを狙ってる目つき。
 

メトル島はメチャ風が強かった。ちっちゃな島なので、一回りお散歩したのですが、風が強くて寒く
風邪が悪化し、熱っぽくなっちゃいました。(>_<)
水が冷たいのでウェットスーツを借りシュノーケルをしましたが、体調も悪かったので30分ほどで
切り上げました。

ニューカレドニアの物価
東京は世界の中でも物価が高いことで有名ですが、なんとニューカレドニアの物価は東京並!
スーパーや市場にも足を運びましたが、値段は日本のジャスコと変わりない。ビックリでした。
当然、ホテルでのお食事などもお高い。しかもフランス料理のコースだけ。
たまにコース料理をいただくのはよいですが、毎晩そんなもの食べたくありませぬ。
ウベアではビーチから歩いて行けるところに「SNACK」がありました。なんとも素朴なバラックのよう
な造りですが、地元の方たちのたまり場みたいになっていて、食事も出してくれます。
やはりホテルとか観光客相手のところより、ちょっとドキドキするけれど、こうした地元っぽいところ
を覗いてみるのが楽しいです。滞在中、このSNACKには何度も足を運びました。
 

私の右隣がお店のママさん。彼女の着ている赤いドレスは、ニューカレドニアの女性の衣装で、
袖口にはレース、ギャザーがいっぱい。右の写真は車で10分くらのところにあるSNACKでの
DINNER。
 


今回の旅行、とにかくのんびりでした。まあ、海以外、なにもないし、ちょいと風が強くて寒いので
ビーチでぼぅっとしている時間が多かった。キレイな海を眺めるのがメインの旅でした。
もしまた行く機会があるならば、次は絶対、ニューカレドニアの夏(日本の冬)の時期がいいな。
おしまい