今夜は、気の合った仲間たちと久々に飲んだ。
そこで盛り上がったテーマが生きること・死ぬこと。死生観。
私は中学生の頃から好きな言葉として寄せ書きなどに
「悔いなく死ぬために悔いなく生きる」
と書いていた。きっとなにかの本で見つけた言葉だったと思うが、
その後の私のポリシーみたいなもんだ。でも、どちらかというと
「悔いなく死ぬため」よりも「悔いなく生きる」ことの方に重点がある。
多分、私は生きることに対してのエネルギーはかなり強い方だ。
例えば、生命保険なども「歳とってから遊ぶお金がないのはイヤ」
とせっせと個人年金に入ったりしている。長生きして、さらに
エンジョイしようとしている。
ちょっと話は変わるが、海が好きでもスキューバダイビングはやら
ない。バンジージャンプなんて、もってのほか。これらは、私に
勇気が無いのはもちろんだが、命に関わることに対して非常に抵抗
があるのだ。死ぬ危険性があることは苦手だ。
今夜の飲み会で、ひとりの女性が「私は野垂れ死にしたい」と言った。
野垂れ死に?!...お金とか家族とかシガラミとか全て取り去っ
た状態で死にたいということなのか...それだと、私はチトさび
しい。
また、ある女性は「あんまり長生きしたくない。」と言う。よく女性
で長生きしたくないって言う人がいる..きれいなまま、若いまま
でストップしたいということなのかなぁ。老後の遊ぶお金を考えて
個人年金に入っている私とはちょっと違う。彼女は、死ぬ時はもう
その後関係ないんだから、どんな死に方でもいいと言ってた。
また、あるメンバーは「死ぬんだったら、いろいろ整理しないと死
ねない。あんまり無様な死に方はしたくない」と言う。いつ死ぬか
わからないんだから、日頃から身辺キレイにしとかないとね。死
に方についても人それぞれ美学があるのね。
今夜、みんなといろいろ話してみて、私は「どう生きる」かという
ことについてはよく考えるけど、「どう死ぬか」については全然
イメージがないことを改めて認識した。
「歳をとったら陶芸をやってみたい」とか「ヨーロッパは歳をとって
から行こうかな」とか...私にとって歳をとることって、シワシワ
の婆ちゃんになるには違いないが、なんだか自分の時間がいっぱい
あって、のんびり生きられるプラスのイメージがある。(今が忙し
いからかもしれないけど..)
人さまざまな死生観。
みなさんは、どんな風に考えてますか?
By Toshiko