9月12日(日)パパさん当番奮闘記


私の家は、実家から車で10分程度。私の弟の家も、実家から車で10分
程度。2人とも持ち家です。また、弟のところは、上が2才、下が0才児
がいて、お嫁さんは大変な時です。
ですから、実家に父が残されたとき、この先どうしようか、ということが
大問題でした。
とりあえずは、交替制にして、実家に寝泊まりすることにしました。

パパさんは現在73才。大正生まれです。
あの時代の男性の多くはそうなのかもしれませんが、母が何から何まで
やってあげていたので、自分では電子レンジでチンもできないんです。
それでいてエバっていて、また病気(脳梗塞)のせいで、ちょっとボケて
いるので、手がかかります。
一週間交替ではありますが、一緒に暮らしてみて母の苦労がよ~くわかり
ました...

現在は、週に3日、市のデイサービスを利用させてもらっています。
朝、バス停まで送りに行くと、バスのお迎えが来て、施設でお習字や陶芸
など、また昼食のお世話をしていただけるので助かります。
また平日は、親切なヘルパーさんお2人の協力を得て、デイサービス以外
の日の昼食のお世話と、そして夕食作りをお願いしています。
しかし、ヘルパーさんもご家庭があるので、夕方5時か6時には帰宅され
ます。ですから夕食を父に食べさせる時間はありません。

そこで、パパさん当番の週は残業せずに超特急で実家へ。しかし、帰宅時
点で、パパさんは1時間半~2時間半、1人ぼっちなので、結構ご機嫌が
ナナメだったりします。
しかし、こちらもムリヤリ仕事を早めに切り上げ、一生懸命急いで帰って
きて、慌てて食事を温めたり、忙しく準備をしてあげている途中に、パパ
さんに何だかんだと、あまりにブツブツ言われると、はっきり言ってキレ
ます! ^^);

冷静に考えれば、きっとパパさんも感謝してくれてるのでしょうが、我々
が一生懸命いろいろやってあげていることは、母が今まで、当たり前のよ
うにやってきたことで、彼にとっては、当たり前、しかも、今までよりも
サービスがレベルダウンしている訳で、感謝されるよりも、不平不満や
追加ニーズが多いんです。(ふぅ...)
もちろん、母と同じようにサービスするなんて我々にはできません。
ですから、パパさんは彼なりにストレスを感じているようです。

また、これは年を取れば、仕方のないことなのですが、何度も同じ事を聞
いてくるので、「パパ、それはね、さっきも言ったけど、~なのよ。わか
りましたか?」と毎回、優しく丁寧に答えてあげるのも疲れますなぁ。
また、トイレから出て来ると、パンツやズボンをちゃんと上まで持ち上げ
履かないんです。「パパ、ズボンが落っこちてるから、ちゃんと履いてよ」
と言うと「お前はママみたいに口うるさいなぁ」と不機嫌になります。
きっとママもいろいろストレスがあったんだろうなぁ。

週末は病院の付き添い。脳梗塞後の薬をもらいに月に1回。泌尿器科の薬
は2週間に1回。また皮膚科にも月1度程度通っています。
また、月に1度は床屋にも連れて行かねばなりません。
今までのように、お気楽な楽しい週末という訳にはいかなくなりました。

そんなパパさんではありますが、多少は変化があって、些細なことでは
ありますが、夜寝る時、入れ歯をはずして、洗浄剤に浸けるのですが、
今までは「洗浄の薬を入れといてくれ」と言ってたのですが、「自分でで
きることは自分でやるように」と伝えたので、この薬を自分でセットする
ようになりました。

また、パパさんは寝るのが早いので、朝は4時半頃(!)に目が覚めるら
しいのですが、母には、そんな時間に「お腹が空いた。サツマイモをチン
してくれ」とか言っていたらしい。(ママも大変だった...)
パパさん当番だった朝、6時頃に「まだ起きないのかぁ。お腹が空いた」
と言われ「私は夜が遅いんだから7時前には起こさないで!!」と怒った
後は、早朝起こされることもなくなりました。7時すぎまでは静かに待っ
てます。(お腹が空くとあんパンとかおせんべいを食べているようです)

また、ゴミ出しの日に、私が庭掃除をしていると自分もホウキを持って手
伝いに来たり、ゴミ袋を収集場まで出しに行ったりと、気が向くと、ちょ
っとだけ協力姿勢を見せたります。
これからも、パパが段々といい方向に変わっていってくれることを願って
います。(難しいだろうけど..)

というようにパパさん当番の週は、なかなかハードなのですが、その反動
からか、パパさん当番でない週は、お誘いも多いので、夜の予定がすぐに
埋まってしまいます。...ストレス解消ネ ^^);;

今後は、実家をリフォームして弟夫婦がとりあえず同居することを検討し
ていますが、同居後もいろいろ協力してやっていく予定なので、パパさん
のお世話は続きます。どうなることやら...

By Toshiko