私は多分マメな方である。ちょこまか動くし、ちゃちゃっとなにか作ったり
するのが好きだ。
実は、パパさん、ご心配をおかけしましたが、その後もなんとか落ち着いて
います。延命措置の延長ではありますが..
危篤だったある時期を除いて、調子がよければ、目も見えてはいないけど開
くし、左手はしっかり握ってくれるし、上下にもよく動く。
でも鼻やノドのチューブを抜いてしまうため、今まで我々が居ない時は抑制
帯で左手を縛られていた。ちょっとかわいそうな気もするが、24時間看護
婦さんが見張ってる訳にもいかないから仕方ない。
ところが先日看護婦さんに「ミトンをご用意ください」と言われた。手袋をす
れば、抑制帯はしなくともすむらしい。同じ病室の患者さんはみなミトンを
している。
そこで早速パパさんのミトンを用意。
まず花柄の鍋つかみミトンをGETした。でも、そのままじゃ、なんとなく
ムレそうだ。そこで手の甲のあたりに穴を開け、かがって、また、親指の先
を切って赤いリボンでテーピング。
また、手首を締めるのにマジックテープでワンタッチとし、かわいく赤い
リボンを付けた。
なんかこんなことを、ワークショップの「魚民」から帰って、ちょこまかやって
いて、「あら、私ってマメなんだわ」と思った次第である。
そうした私を称してダンナがよく「小細工としこ」とか「小技(こわざ)士」と言う。
でもね、考えたら、コレって母親ゆずりなのよ。
死んじゃったママが、昔、古くなった丸椅子のカバーを作ったんだけど、孫
を喜ばそうとして、古いセーターで大きなキティちゃんのアップリケをこし
らえていたっけ。それが、黒いバックに、茶系のセーターで顔を作ったもん
だからなんとなくセピア色のキティちゃんなの。ダンナは「渋いキティちゃん
の椅子」と呼んでいた。
あの母もマメだったなぁ..
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By Toshiko