11月08日(木)パパさんのミトン


私は多分マメな方である。ちょこまか動くし、ちゃちゃっとなにか作ったり
するのが好きだ。

実は、パパさん、ご心配をおかけしましたが、その後もなんとか落ち着いて
います。延命措置の延長ではありますが..
危篤だったある時期を除いて、調子がよければ、目も見えてはいないけど開
くし、左手はしっかり握ってくれるし、上下にもよく動く。
でも鼻やノドのチューブを抜いてしまうため、今まで我々が居ない時は抑制
帯で左手を縛られていた。ちょっとかわいそうな気もするが、24時間看護
婦さんが見張ってる訳にもいかないから仕方ない。
ところが先日看護婦さんに「ミトンをご用意ください」と言われた。手袋をす
れば、抑制帯はしなくともすむらしい。同じ病室の患者さんはみなミトンを
している。
そこで早速パパさんのミトンを用意。
まず花柄の鍋つかみミトンをGETした。でも、そのままじゃ、なんとなく
ムレそうだ。そこで手の甲のあたりに穴を開け、かがって、また、親指の先
を切って赤いリボンでテーピング。
また、手首を締めるのにマジックテープでワンタッチとし、かわいく赤い
リボンを付けた。

なんかこんなことを、ワークショップの「魚民」から帰って、ちょこまかやって
いて、「あら、私ってマメなんだわ」と思った次第である。
そうした私を称してダンナがよく「小細工としこ」とか「小技(こわざ)士」と言う。
でもね、考えたら、コレって母親ゆずりなのよ。
死んじゃったママが、昔、古くなった丸椅子のカバーを作ったんだけど、孫
を喜ばそうとして、古いセーターで大きなキティちゃんのアップリケをこし
らえていたっけ。それが、黒いバックに、茶系のセーターで顔を作ったもん
だからなんとなくセピア色のキティちゃんなの。ダンナは「渋いキティちゃん
の椅子」と呼んでいた。
あの母もマメだったなぁ..

By Toshiko