10月10日(金): |
近年、若者の凶悪犯罪が多発し、社会問題となっています。
それも、未成年や中高生という低年齢層にまで及び、ますます深刻化しています。
原因はいろいろ言われていますが、その一つとして、蒲田屋は、誤った道徳教育があるのではないかと思うのです。
大人たちは「道徳」や「倫理」などと言っては、あれこれと「あるべき姿」を押し付けるくせに、自分たちはそんなこと一つも実行していないどころか、正反対の行動を至極普通にやってのけます。
多感で純粋な少年たちが、そんな世の中を見て、不信感を抱き、反抗的にならないはずがありません。
そういう社会的な矛盾が彼らの心を乱し、心理的に不安定になっていくのです。
とはいえ、現実社会では「あるべき姿」と「実際の姿」に隔たりが生じるのはやむを得ないことですし、実現は難しくとも「目指すべき姿」への理解ももちろん必要です。
そこで、蒲田屋はもっと現実的で実践的な道徳教育を提案します。
まず、小学校から高校までの「道徳」や「倫理」などの授業は、生徒の年齢に合わせて「きれい事」、「理想論」、「建前学」と名前を変えます。
そして、「こういう状況では○○するのが一番人道的で美しいですが、そんなこと実際にはやってらんないのが現実ですね」と、社会情勢に沿った形で「ホンネとタテマエ」を教えていきます。
このような「生きた道徳」をしっかりと教えていくことが、知識と現実のギャップを解消し、より健全で社会的な若者を育むのではないでしょうか。
・・・いやしかし、これでは、「大人へのステップとして、自ら気付くべきこと」を奪うことにはなりはしないか。
むむ、やはり教育のなんと難しいことか。
てゆーか、大人ってキタナイ。 |
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