偽ケンタッキー

上海の市内に数軒あるファーストフード「永和大王」。
赤い看板に蝶ネクタイのオジサンのイラストとかなりケンタッキーを意識した作りですが、台湾料理がメインの定食屋といったメニューの店だ。

外観がケンタッキー風だからか、店内もシャレた感じで上海にしては小奇麗な作り。
店員もファーストフードらしい制服を着ている。

レジで注文をして先払い、料理はテーブルまで持って来てくれるシステム。
食後の食器などはそのままにしておけば、店員が片付けてくれる。
店員が片付けてくれるのはマクドナルドなども同様だが、喰い散らかしてそのまま帰るのはちょっと後ろめたい感じだ。

メニューは定食や麺類、春巻や小龍包などの点心など。
以前紹介した豫園の定食屋で4元(約60円)だった牛肉麺が15元(約185円)と、値段は上海の定食屋にしては高めだが、日本人の感覚ではかなり安い。

台湾の定食屋の定番「排骨飯(豚肉のカラアゲ定食)」や、「日式鮭魚飯(焼鮭定食)」などもあり味もけっこう良い。
「排骨飯」は「台湾炸猪排飯」(上画像)の名前だが、本場(台北)の排骨飯と比べてもかなりいい線いっているのではないだろうか?(12元)

麺類はそれほどうまくなかったが、ピーナッツ風味の「八宝辣醤麺(8元)」などは日本では無い味で面白い。(上画像)

ケンタッキー風だが、チキンはカラアゲ系。
塩胡椒とスパイスの風味でうまくて、ビールが欲しくなる感じ。
ビールがメニューに無いのが残念。

春巻きはけっこう普通の味、小龍包はイマイチだったが軽く食べるには最適だ。
小皿は「永和大王」の文字がプリントされているが、看板のオジサンのイラストが無いのが残念。(オジサンのイラスト入りだったらなんとかして手に入れているところだが)


本物のケンタッキーと並べてみると、それほど似てない(^^;
ちなみに中国のケンタッキーは、ほぼ日本と同じ。ペプシを頼んだらペットボトル(1.5リットル)で出て来て驚いた事があったが。