−検証1−
龍星座の紫龍はすぐ裸になるというのは事実なのか?

〜露出狂の疑惑をかけられた男、魅惑の青春時代〜

青銅聖闘士の「龍星座ドラゴンの紫龍」が「すぐ裸になる」ともっぱらの噂なので、 全国1000万人の紫龍ファンのため疑惑を晴らすべくこの事実について検証してみ ることとなった。なお、資料として「聖闘士星矢」の原作本(集英社)を使用 した。よってアニメ版、劇場版についてのデータは基本的に含まれていない。
*注:本文中の「裸」の表記は「聖衣を着ていない」という意味で使われています。

それでは彼の闘いの記録を追っていこう。


<第1戦 VS青銅聖闘士 天馬星座の星矢(ギャラクシアンウォーズにて)>
星矢に両腕のパーツを砕かれ脱衣。ベルトとひざのパーツは残す。裸で一言「盾も拳も砕け た今、聖衣などオレにとっては無用の長物」。彼にとって聖衣は拳と盾以外は無意味らしい。 だったら最初から拳と盾だけを装備して闘った方が動きやすいのでは?

<第2戦 VS暗黒龍星座 ブラックドラゴン(富士の地底にて)>
廬山昇龍覇を打つため立ち上がりながら脱衣。脱ぐ必要はどこにも無いが、そいつは言ってくださるな。またもベルトとひざパーツは残した。 数コマ後全身より血を吹く。昇龍覇を撃つ時は小宇宙を爆発させ、血を沸騰、逆流させるらしい。こんな事したら死ぬんじゃないだろうか? 体力が低下していると血を吹いてしまうらしいが、これ以降はいくら死ぬ寸前まで衰弱してようが血は吹かない。 昇龍覇を打つのに血を吹く必要性を書いたのはこれっきり。血が足りないのなら血圧が低い訳だから全身から血を吹くのは普段 より難しいのではないだろうか?謎多き技「廬山昇龍覇」。

<第3戦 VS青銅聖闘士 鳳凰星座の一輝(富士の地底にて)>
星矢、瞬、氷河も共に戦闘。紫龍は一撃で吹っ飛ばされ気絶。セクシーショットはな かった。かわりに星矢と一輝は二人で裸に。秘密のお話で盛り上がり、二人のハートは急接近!

<第4戦 VS白銀聖闘士 ペルセウス座のアルゴル>
アルゴルの持つメデューサの盾の力から逃れるため自らの目をつぶす。筆者が選ぶ名勝負の一つ。メデューサの盾は有名だがアルゴル自体は忘れ去られ気味。

<第5戦 VS黄金聖闘士 蟹座のデスマスク(五老峰にて)>
最初から聖衣を着ていない。途中から聖衣を装着。ムウの出現により対戦を中断し、脱衣シーンなし。

<第6戦 VS黄金聖闘士 牡牛座のアルデバラン(金牛宮にて)>
いつもの4人で戦いを挑むが、星矢を残して紫龍を含む全員気絶。お色気シーンはなし。

<第7戦 VS黄金聖闘士 双子座の聖闘士の幻影(双児宮にて)>
星矢と二人で敵と対峙。目の見えない紫龍が幻影を見破りあっさり通過。脱衣シーンどころか戦闘すら見られない。

<第8戦 VS黄金聖闘士 蟹座のデスマスク(積尸気、黄泉比良坂の前にて)>
デスマスクに積尸気に落とされた後、聖衣に見捨てられたデスマスクの前で脱衣。今回はパーツを残さず完全に脱ぎ、ズボン一丁。 「これで対等ということだ!あとは互いの小宇宙の力のみが勝敗を分ける!」というそれらしい言い訳をする。しかし、脱ぎたかったとしか思えない。

<第9戦 VS黄金聖闘士 乙女座のシャカ(処女宮にて)>
またもや4対1、これまたあっさり気絶。紫龍の裸体は拝めない。

<第10戦 VS氷河が眠る氷(天秤宮にて)>
天秤座の聖衣の武器を使うために脱衣。武器を使うだけなので脱ぐ必要はないはず。ベルト、ひざ、足のパーツは残す。仲間の前では衝撃の初ヌード。

<第11戦 VS黄金聖闘士 山羊座のシュラ(磨羯宮にて)>
シュラのエクスカリバーで無理矢理脱がされるが、あまり嫌そうではなく抵抗一つしない。その後、二人は熱く抱き合い遥か天高く舞い上がっていく。

<第12戦 VS海闘士 七将軍 クリュサオルのクリシュナ (インド洋の柱前にて)>
クリシュナに「いつまでも聖衣の力を借り、盾のかげに隠れて逃げつづけるつもりか」といわれ自ら脱ぐ。この時を待っていたとばかりに脱ぐ。 やはりベルト、ひざ、足のパーツを残す。

<第13戦 VS冥闘士 天角星 ゴーレムのロック(冥界にて)>
氷河と双子座カノンと同行中現れる敵を一撃で倒す。お約束はなし。敵の方も虚しいほど早くやられる。まともに姿が映っているのは10コマ以下。

<第14戦 VS冥闘士 天敗星 トロルのイワン(冥界にて)>
現れた敵を氷河が一撃で倒す。紫龍はまたも脱がない、それどころか敵が出ているコマは紫龍の姿が映らない。敵は名前を名乗る暇が無いほど早くやられる。5コマしかでてこない。

<第15戦 VS冥闘士 天罪星 リュカオンのフレギアス(冥界にて)>
一撃で気絶する紫龍。同時に氷河も気絶。このあたりはなかなか脱がない。急に色気づいたのだろうか?。

<第16戦 VS冥闘士 アルラウネのクイーン&ミノタウロスのゴードン&バジリスクのシルフィード>
紫龍一人で三人を相手にする。ここでも脱がない。最強最後の青銅 聖衣というのが、案外気に入っているのか、それとも自慢の肉体で誘惑する価値のある相手がいないのか?。

<第17戦 VS死を司る神 タナトス(エリシオンにて)>
仲間5人で戦う。青銅聖衣はボロボロになり、黄金聖衣が現れたときには ちょうど裸になっている。その後、黄金聖衣も破壊され再度裸になる。

<最終戦 VS冥王 ハーデス(エリシオンにて)>
その昔、神話の時代に神衣(カムイ)といわれたものに限りなく近い神聖衣(ゴッドクロス)を装備している。相 当気に入ったらしく脱ぎそうもない。聖衣が砕けるシーンがあり、読者に「裸かっ!?」と思わせるが実際はヒビが入っただけ。


以上が原作本の中での紫龍の戦闘ダイジェストだ。18戦中8回脱いでいる。これで脱衣率を割り出すと44.4 %になる。それほど高くないが、これは紫龍がいたすべての戦闘シーンである。紫 龍のタイマン勝負だけで脱衣率を見ると7勝負中5回、実に71.4%にもなる。これに は第10戦の氷河の眠る氷の時は含まれていない。相手が物であることが理由だ。 すぐ脱ぐと言われる紫龍だが全体的に見ると実際(原作本の中)は思ったよりそ の率は高くなかった。参考として書いておくと、劇場版4作品のうち4作品全てタイマン勝負中に 自ら脱ぐなり無理矢理脱がされるなりして、肌をあらわにしている。これを数字に含めると脱衣率は81.8%。 タイマン勝負だけを見るとほとんど脱ぐので、タイマン勝負においては「すぐ脱ぐ」というのは当たっているらしい。 紫龍が1対1の勝負を始めたら、まず脱ぐであろうと睨んで良い。裸になる事が自らの意志であれ、敵の意志であれ、 それが紫龍のバトルスタイルでもあるのだ。

結果:龍星座ドラゴンの紫龍はすぐ裸になる!