このサイトを見てくださるファンの方々からのメールを読み返していたところ、興味深い ネタがあった。「それにしても、根本的に城戸に集められた子供が 全部兄弟っていう設定が無理矢理だよなあ…と昔から思っていました。By 河嶋さん」 ・・・確かに!そこで早速我々はこのエロオヤジの果てしない愚行を検証してみようと思う。
早速行きたい所だが、いきなり壁にブチ当たる。研究に必要な情報が少しばかり足りない。
天馬星座の星矢達、青銅聖闘士10人が銀河戦争に集まる6年前に、星矢達100人の孤児は城戸邸に集められる。そこまでは良い。
だが、この100人の孤児達の年齢が解らない!!いきなり企画打ち切り風味の嫌な風が
研究室に吹く・・・。しかし、ここでくじける我らがセ研ではない。
無事聖闘士になり戻って来た孤児の中(10人)で最年長は15歳の鳳凰座の一輝や大熊座の檄。そして最年少は天馬星座
の星矢、アンドロメダ座の瞬などの13歳。よって100人の孤児の年齢層は13歳〜15歳と仮定してしまおう。
さらに聖闘士となった10人の年齢は13歳が3人、14歳が4人、15歳が3人と見事な配分具合。
よって100人の中では13歳が33人。14歳は34人、15歳が33人と推測を立てる。これで、モノの見事に平均年齢14歳の孤児
100人が出そろった。それでは行ってみよう。
<愚行 1 : お盛ん>
そもそも100人の子供を作るというのはそう簡単な事ではない。パソコンのデータのように
簡単に作るわけには行かないのだ(あたりまえ)。では、城戸のおっさんはどれほどウハウハな
生活をはじめていたのだろうか?
単行本8巻の回想シーンの一つで、射手座のアイオロスから赤子のアテナを預かった城戸ジジイは
「神よ・・・あなたは私に百人近い子が有るという事を知っていて、女神を託されたのでしょうか?」
と言っている。つまりは13年前のこの時、既に孤児100人はコンプリートしつつあるのだ。
おそろしい・・・。孤児の年齢幅が13〜15歳の2歳差である以上、
その仕込み期間も2年以内でなくてはならない。
2年間=730日・・・全ての仕込みが100発100中の成功率であったとしても、1週間に1回ペースだ。
毎週のように、違う女と生本番。なんと良い御身分であろうか!?さすが財閥のトップは格が違う!
当時のオッサンが何歳なのかは定かではないが、既に財閥が有ったと思われる事や、「光政翁」と呼ばれている事から
絶対に若くはないはず。それに総計100人もの子供を産ませる為に、それだけの女性を集めるのも大変だ。
鳳凰座の一輝とアンドロメダ座の瞬は両親が同じなので、最高で99人の女性・・・しかも城戸のじじいと
まぐわい、子供をこさえなければならない。一人の女性を落とすのに、全身全霊を掛けても失敗する事が多い私としては
信じられない事だ。
さらに、白鳥座の氷河の母親がシベリア人である事から、かなりインターナショナルに
行為を繰り返したと思われる。ここまでくるともはや恋愛どうこうなどとは言っていられない。
おそらく城戸財閥の財産を使い、買っていたとしか思えない。
<愚行 2 : そんなに要らない!>
次の愚行に移ろう。聖闘士になるべく集めた孤児が100人というのは納得がいかない。
なぜなら聖闘士は全天88星座と同じく88人。100人集めたところで、100人(集めた孤児)−88人(聖闘士総数)=12人で、どう頑張ったって12人は聖闘士になれず
派遣された先で死ぬしかないのだ。それだけではない。光政が射手座のアイオロスからアテナを預かった時点で、
既に黄金聖闘士12人(アイオロスは殉職するので11人)は決まっている。よってさらに11人と、後に継承者争いを
催す射手座の聖闘士1人分も埋まっている。さらにさらに!孤児達に聖闘士修行をしたケフェウス座のダイダロス、
鷲座の魔鈴、蛇遣い座のシャイナ(弟子はカシオスだが)の3人分の枠もはずさねばならない。
合計すると100人の孤児の中で絶対無理なのは12人+12人+3人の27人!
アンドロメダ座の瞬と一緒にアンドロメダ島で修行したカメレオン座のジュネが孤児の中に居たかどうかは定かではないが、
最低でもこれだけの脱落が出発前から決まっている100人の孤児達・・・城戸光政を恨むのも無理はない。
ギリシア旅行中に出会った、どこの馬の骨とも解らない傷だらけの青年の言葉をあっさり信じ、
確実に死ぬ27人を踏まえた自らの子供100人を地獄に送り出す城戸光政。
なぜ、黄金の箱を持って傷だらけになって赤子を抱いている青年をこんなにあっさり信じてしまったのか?
「黄金の箱を奪った強盗犯が、赤子を人質に瀕死の傷を負いながらも逃走中!」等とは考えなかったのだろうか?
こんな平和ボケした、馬鹿正直なエロジジイのせいで、ワガママなお嬢様にいびられ、挙げ句の果てには世界各地に飛ばされ
6年もの間、地獄のような想いをさせられた100人の孤児(うち27人は確実にご逝去)。無事帰還しても、これまた
城戸財閥の勝手な催し「銀河戦争」によって聖域から狙われたりと、なんとも可哀相なのだろう。
孤児達が聖闘士となって帰って来た時、まだ城戸光政が生きていたら、真っ先に狙われていた事だろう。
いきなり聖闘士の御法度「私闘をするべからず」にひっかりもするが、どのみち「銀河戦争」でひっかかった掟だから
いまさら何も言うまい。