lavender 
    Lavender(バイオレット メモリー)

    (これは バイオレット メモリー)

    学 名 Lavandula officinalis
    英 名 lavender
    仏 名 Lavande
    和 名 ヒロハラワンデル
    科 名 シソ科
    原産地 地中海沿岸


    ハーブといえば真っ先に名前があげられるラベンダー、名前の由来はラテン語のLavareで、洗うという意味です。 古代ローマの人々が浴槽に浮かべたと伝えられています。 現代でも良い香りで大人気、ポプリの材料、装飾品、精油(エッセンシャルオイル)の原料として有名です。
    数多くの品種があり、香りもそれぞれに違いがあります。 花の色も紫色以外に白やピンクのものもあります。
    分類の仕方も色々あるようで、難しいですが、大まかな分類は下の5つになっていることが多いようです。 出回っている品種のほとんどは、次の3つに属しています。
    *Spica(スパイカ、スピカ) Spicaは穀物の穂を意味するラテン語。 花序が穂状になることを指します。 代表的なラベンダーです。 トゥルー、コモン、イングリッシュ、ヒドコートなど。 精油の原料になります。 暑さに弱く寒さに強い。

    ※Lavandin(ラバンディン)は、Spicaの交配種ですが、違った特徴を持ち、大きな一派を形成しています。 香りは少し弱いのですが、花も背丈も大きめで立派なので観賞用に向きます。 暑さ寒さにの両方に強く丈夫。

    *Stoechas(ストエカス) Stoechasは地名だと聞いたことがありますが、詳細は不明です。 花序の先端に細長いうさぎの耳のような苞をつけます。 フレンチ、葉に鋸歯(ギザギザ)があるデンタータ(フリンジド)など。 花期が長い。 暑さに強く寒さに弱い。
    *Pterostoechas(プテロストエカス) Pteroは翼を意味するラテン語。 葉が羽のような形であることを指します。 ピナータ(レース) 、マルチフィーダー(ファーン)など。 寒さに弱い。
    残りの2つは
    *Chaetostachys(カエトスタシス)
    *Subnuda(スブヌダ)
    左の写真のバイオレット メモリーはトゥルーの一種。 花の大和より苗で購入しました。 葉も花と似た良い香りがします。
    環境が合えば、大きな株になる多年草ですが、蒸れに弱いので注意が必要です。 株分けや挿し木で増やせます。 種からも作れますが、花が咲くようになるのは2年目以降になりますし、苗から始めた方が楽です。
    バイオレット メモリー
    開ききったバイオレット メモリーの花
    ブルーリバー
    インリッシュの一種 ブルーリバー
    ブルーリバー
    開いたたブルーリバーの花
    ラベンダーで有名なのは、北海道の富良野。 この写真は、1958年からラベンダーの栽培を始めた中富良野町のファーム冨田を訪ねた時のものです。
    その中でも最初に栽培を始めたという、トラディショナルラベンダー畑での1枚です。
    丘の斜面に広がる、一面のラベンダー色は写真で見ていましたが、やはり実際に目にしてみると感激しますね。 それに、漂う香りは行ってみないと経験できません。
    ちょっと残念に思ったのは、足を踏み入れてはいけない畑の中へ入って写真を撮ろうとする人たちが多かったことです。 それを注意するために、スピーカーから頻繁に呼びかけがあり、美しい風景には不似合いでした。 これから訪ねられるみなさんは、どうかそのようなことはなさいませんように。
    花の見頃にはとても混雑していて、駐車場へ向かう道はたいへん渋滞します。 1999年からは、JR北海道がラベンダー畑駅を開設しましたので、そこから徒歩で向かった方が良いかも知れません。 この駅に停車するのは、期間限定で走っているノロッコ号とSLふらの・びえい号、一部の普通列車です。(時刻表をお確かめください)

    ファーム冨田のラベンダー畑
    7月下旬のファーム冨田にて

    ところで、コットンラベンダーと呼ばれるハーブがありますが、これはキク科のサントリナ(Santolina)の別名。 このシソ科のラベンダーとは全く別のものですから、お間違えのないように。


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