コンピュータ科学の基礎/アーキテクチャ'99/02は,斎藤末広氏 http://www.mirai.ne.jp/~suehiro/ が出されている宿題を再編集したものです。 ------------------------------------------------------------------------ 990201 RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)と呼ばれる記憶装置が広く 使われるようになった。RAID には RAID1 〜 5 などの複数のタイプがある。これ らのタイプは何に基づいて区別されるか。 ア コンピュータ本体とのインタフェースの違いで区分したものである。 イ 装置の記憶容量で区分したものである。 ウ データと冗長ビットの記録方法と記録位置の組合わせで区分したものであ る。 エ 保証する信頼性をMTBFの値で区分したものである。

------------------------------------------------------------------------ 990202 CD-ROM に関する記述のうち,正しいものはどれか。 ア 書込みはできないが,アクセス速度は磁気ディスク装置と同等の性能を有 する。したがって,情報の追加や更新がなく,ランダムにアクセスされるデー タベースに適している。 イ 各レコードは,シリンダ,トラック,セクタの三つのレベルのアドレスで 管理されている。 ウ ディレクトリに関する情報を保持できないので,各ファイルに "/" や "\" などの記号を含む長いファイル名を用いることで,階層構造を管理している。 エ データやそれを処理するプログラムなどのディジタルデータを含む領域と, 音楽用 CD と同様のオーディオ情報を含む領域の両方を混在させることがで きる。

------------------------------------------------------------------------ 990203 アウトラインフォントとビットマップフォント(ドットフォント)の比較に関 する記述のうち,正しいものはどれか。 ア アウトラインフォントとビットマップフォントは,ともにプリンタ印字及 びディスプレイ表示の両方に使用することができる。 イ 出力デバイスの解像度が低い場合,印字や表示の品質(文字形状)はアウ トラインフォントの方が特に優れている。 ウ 同等のハードウェア構成では,アウトラインフォントを使用すると,ビッ トマップフォントを使用するよりも高速に印字を行うことができる。 エ ワープロソフトなどで文字の拡大表示を行うときには,必ずアウトライン フォントを使用する必要がある。

------------------------------------------------------------------------ 990204 IC メモリのうち,記憶セルにフリップフロップを使用していて,高速にアクセ スができ,パソコンのキャッシュメモリとして多く用いられているものはどれか。 ア DRAM イ EDO DRAM ウ SRAM エ VRAM

------------------------------------------------------------------------ 990205 CMOS とバイポーラに関する記述のうち,正しいものはどれか。 ア BiCMOS は CMOS の出力部分にバイポーラを使用し,高速化したものである。 イ 出力で大電流能力を必要とする場合には,バイポーラよりも集積度が高い CMOS を選ぶ。 ウ バイポーラは,CMOS に比較して,高速であり,作動温度範囲が広い。 エ バイポーラは,回路的にスイッチング以外は電力を消費しないので,電卓 などを中心に急速に使われるようになってきている。

------------------------------------------------------------------------ 990208 プロセススケジューリング方式に関する記述のうち,ラウンドロビン方式の説 明として正しいものはどれか。 ア 各プロセスに優先順位が付けられる。後に到着したプロセスの優先順位が 処理中のプロセスよりも高ければ,処理中のものを中断し,到着プロセスを 処理する。 イ 各プロセスの処理時間に比例して,タイムクォンタム(CPUC 割当て時間) を変更する。 ウ 各プロセスを待ち行列に置かれた順にタイムクォンタムずつ処理し,終了 しないときは同じ優先順位の待ち行列の最後尾につなぐ。 エ 入出力の終了やコマンド入力などの割込みを引き金にして,次に実行する プロセスを決める。

------------------------------------------------------------------------ 990209 イベントドリブン方式のプロセス切替えに関する記述のうち,正しいものはど れか。 ア イベントドリブン方式とタイムスライシング方式は排他的なものであり, 一つのシステムで共存することはない。 イ プロセス切替えのきっかけは,入出力終了やプログラム異常などであり, ユーザプログラムが要求するものではない。 ウ プロセス切替えの処理はソフトウェアによって行われ,ハードウェアが介 在することはない。 エ 割り込まれたプロセスが,割込み処理終了後に,引き続いて実行される保 証はない。

------------------------------------------------------------------------ 990215 プログラム実行時のメモリ管理に関する記述として,正しいものはどれか。 ア 主記憶の容量を超えるプログラムを実行できるようにすることを,メモリ コンパクションという。 イ プログラムが使用しなくなったヒープ領域を回収して再度使用可能にする 処理をガーベジコレクションという。 ウ プログラム実行中必要になった時点で,ライブラリに用意されているプロ グラムモジュールをロードする方法を,動的再配置という。 エ メモリを有効にするために,オブジェクトモジュールを主記憶上で移動さ せ,プログラムを実行することを,動的リンキングという。
