ネットワークスペシャリスト'99/07は,斎藤末広氏
http://www.mirai.ne.jp/~suehiro/ が出されている宿題を再編集したものです。
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990701  ネットワークスペシャリスト午前平成10年2

 ウ 複数のデータリンクを一つの論理的データリンクとして扱うプロトコルで
  ある。

> ISDNのマルチリンクPPPでは64K+64K=128Kで接続されるの
> で、ウにしました。

 どうもありがとうございました。

>マルチリンク手順は、OSI基本参照モデルのデータリンク層内の上位副
>層としてのプロトコルを定めた標準。データリンク層内の下位副層の複
>数のシングルリンク手順とネットワーク層との間で動作し、複数の通信
>回線を束ねて1つの回線として動作させる。
>ITEC「ネットワークスペシャリストのためのネットワーク技術」P96を参考

 どうもありがとうございました。

>http://findx.nikkeibp.co.jp/
>の『用語の検索』より

 どうもありがとうございました。

> 最近、自宅の回線をアナログ回線からINS回線に切り替えたときにTAを購入しまし
> た。
> この時、TAの機能としてマルチリンクが使えるのも購入時の重要項目だったのに、
> いざ繋いだらプロバイダが対応していなかったのでガッカリしました(・・、)

 そういうこともありますね。

> マルチリンク
> バルク転送とも呼ばれる技術で, ISDN のディジタル回線(B チャンネル)
> を二本同時に使用し, 1本 64kbpsの 2倍, 128kbps のデータ転送を実現す
> る方法.
> 規格化以前はメーカーや TA により方式が異なっていたが, インターネッ
> トの仕様を策定している IETF(Internet Engineering Task Force)によっ
> て "The PPP Multilink Protocol"(略称 MP)が提案されると, あっと言
> うまに標準となってしまった. それだけメーカー側は標準を待ち望んでい
> たわけである.
> (http://www.asuka.net/wavedic/search.cgi)

 どうもありがとうございました。

>JISX5107(マルチリンク手順)は、複数の通信回線を束ねて、
>一つのデータリンクとして動作させるためのプロトコルを定めた標準である。 
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990702  ネットワークスペシャリスト午前平成10年3

 エ 伝送制御キャラクタは,情報として扱ってはならない。

> ア:正しくはSOH
>     SYNはキャラクタ同期用符号
> イ:1ブロックごとに行う
> ウ:基本モードは半二重通信
> エ:正解

 どうもありがとうございました。

> ア ×:情報メッセージのヘッディングの開始を示すのは、
>        SOH(Start Of Heading:ヘディング開始)である。
> イ ×:情報メッセージの受信確認は、1ブロックごとに行う。
> ウ ×:基本モードの通信方式は半二重である。
>        全二重通信を行うのは、 全二重モードである。
> エ ○:正解。伝送制御キャラクタは、基本モードでは情報として
>        扱えないが,コードインディペンデントモードでは、DLE
>        (Data Link Escape:伝送制御拡張)を前に置くことにより
>        送信できる。
>
> 「第一種・高度情報処理用語辞典」P86-87、
> 「ネットワークスペシャリストのためのネットワーク技術」P73-74
> を、参考にしました。

 どうもありがとうございました。

>ベーシック手順
>基本モードでのデータリンク確立手順は2種類ある。一つはコンテンション方式
>で、各端末がメッセージの送信権を早い者勝ちで奪い合う。もう一つはポーリン
>グ/セレクティング方式で、制御局(ホスト)が従属局(端末)に対して送信を促し
>たり(ポーリング)、受信を促す(セレクティング)。
>
>日経コミュニケーション「通信・ネットワーク用語ハンドブック」P479より

 どうもありがとうございました。
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990705  ネットワークスペシャリスト午前平成10年4

 ウ 問合せ

> 基本形データ伝送制御手順とは,BSC手順のことですか?

 厳密にいうと,BSC 手順をもとに標準化したものが,基本形データ伝送制御手順
です。私も仕事では,BSC 手順と言ってました。

> ア−ACK
> イ−EOT
> ウ−ENQ
> エ−SYN
> 基本形データ転送制御手順とは何ぞや?と思っていましたが、ベーシック手順のことでし
> たね。ど忘れしていました(^^;)。

 どうもありがとうございました。

>ENQuiry:問い合わせと電気書院の模範解答集にあったのですが、
>Queryではないんでしょうか?

 enquiryという綴りでいいです。inquery は enquiry の古い綴り方です。

>ENQ=ENQUIRE=INQUIRE?

 そうです。

> enquiry->inquiry と同義ですが、enquiry は簡単な問合せの意味で用いる
> ことが多いそうです。(小学館プログレッシブ英和中辞典より)
> 私は ENQ -> アンケート -> 問合せ と覚えています。

 どうもありがとうございました。

> ア:ACK(Acknowledge)
> イ:EOT(End od Transmission)
> ウ:ENQ(Enquiry)
> エ:SYN(Synchronous idle)
> 参考<図解でわかるデータ通信のすべて 日本実業出版社 P.92>

 どうもありがとうございました。

>【ENQ】(エンク)[ENQuiry]
>「enquiry」(問い合わせ)の略。
>データ通信で、送信側が受信側に、通信の準備ができたことを知らせる伝送制
>御符号のこと。
>ASCIIコードでは、16進数で"05"。受信側は「ACK」や「NACK」を返す。
>MioCity : Dictionary of computing terms
>http://www.big.or.jp/~mio/ga/cd/cddic/cd05302.htm

 どうもありがとうございました。

>池田先生のメールマガジンです。
>http://www2.osk.3web.ne.jp/~kazikeda/magazine/LIT0021.txt
>ほかのものについても説明があります。

 どうもありがとうございました。
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990706  ネットワークスペシャリスト午前平成10年7

 ウ  -------------------
   | FTP | SNMP |
    -------------------
   | TCP | UDP  |
    -------------------
   |   IP     |
    -------------------

> UDP:User Datagram Protocol。
>      TCP/IPプロトコル体系の中に含まれており、
>      TCPと同じトランスポート層に属するプロトコル。
>      TCPがコネクション型であるのに対し、コネクションレス型。
> 学研 合格情報処理 99年8月号付録 通信ネットワーク用語事典 P250参照
> 
> IP:Internet Protocol。
> ネットワーク層に相当するプロトコル。TCP又はUDPと組み合わせて使用される。
> 学研合格情報処理 99年8月号付録 通信ネットワーク用語事典 P216参照
> 
> ということで、TCPとUDPがトランスポート層にあり、
> IPがネットワーク層にあるウが正解。
> ちなみに、学研 合格情報処理 99年8月号付録 通信ネットワーク用語事典の
> P248には、わかりやすい図が載っています。

 どうもありがとうございました。

> FTP (File Transfer Protocol) RFC 959
>   4.  FILE TRANSFER FUNCTIONS
> より、TCP の上位プロトコルです。
> 
> SNMP (Simple Network Management Protocol) RFC 1157
>   3.2.4.  Form and Meaning of Protocol Exchanges
> より、一応の UDP の上位プロトコルのようです。

 どうもありがとうございました。

> <ネットワーク管理者(の卵)養成講座より>
> http://www.remus.dti.ne.jp/~sim/tcpip/stack/tcpip-impl.html
>

 どうもありがとうございました。

>参考:http://www.remus.dti.ne.jp/~sim/tcpip/index.html

 どうもありがとうございました。

> インターネットでは、トランスポート層のプロトコルとしてTCPも使われるが、UDP
> は転送速度は高いが信頼性が低く、TCPは信頼性は高いが転送速度が低い。 
> 情報・通信略語林 http://ryakugo.incept.co.jp/

>ファイル転送は、信頼性が必要なのでコネクション型のTCPを用い、
>ネットワークの管理のためのSNMPは信頼性制御を行わないUDPを使う。

 どうもありがとうございました。UDPの方がネットにかける負荷が小さいのが
メリットですね。
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990707  ネットワークスペシャリスト午前平成10年11

 エ 一つの層の中の機能を処理する主体を,エンティティと呼ぶ。

>ア:  ×  層(下位)が、層(上位)に提供する機能
>イ:  ×  プロトコルは同層間の取り決め
>ウ:  ×  SAPは、ある層がすぐ上の層にサービスを提供する切り口
>エ:  ○  エンティティは一般にデータの実体をさすが、OSI参照モデルでは各
>     層にひとつまたは複数存在する機能モジュールを意味する
>         (通信ネットワーク用語辞典'99 / 学研 合格情報処理8月号付録より)

 どうもありがとうございました。参考にされた辞典は,今月号の付録ですね。

> ア:層に提供する機能をサービス
> イ:層と相手の層とのインターフェースをプロトコルと呼ぶ
> ウ:ある層が上位層に提供するサービスを提供する切り口をSAP
> エ:正しい

 どうもありがとうございました。

>(N)エンティティ  (N)層が必要とする機能モジュール
>(N)コネクション  (N)層同士の通信パス
>(N)サービス    (N)層が(N+1)エンティティに提供する
>          通信機能
>(N)サービスアクセス点
>          (N+1)エンティティが(N)層から
>          (N)サービスを提供されるアクセス点
>(N)プロトコル   (N)エンティティ間の通信動作を規定する
>          プロトコル
>     ネットワークスペシャリストパーフェクトテキスト
>     プレンティスホール出版 p.187 一部改

 どうもありがとうございました。
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990708  ネットワークスペシャリスト午前平成10年14

 ウ 28,800

> 1分間の伝送速度:4800×60ビット/分
> 1文字の伝送ビット:8ビット+2ビット(スタートビットとストップビット)
> よって4800×60÷10=28,800
> 答えはウ

 どうもありがとうございました。

> 調歩同期式(非同期方式)では、1文字伝送するのに、
> 1(スタートビット)+8(1文字)+1(ストップビット)=10
> ビット必要となる。
> 伝送速度は4800ビット/秒なので、4800/10=480文字/秒
> 1分間では、480文字/秒*60秒=28800文字となる。
> 

 どうもありがとうございました。

>【調歩同期方式】
>ユーザデータ1文字ごとに2ビット以上の制御ビットを付加して、文字単位で
>伝送する。ビットとビットの間隔は、あらかじめ決められた時間間隔でタイ
>ミングをとる。ユーザデータに比べ制御用の情報が多くなるために、伝送効率
>は悪い。<日本経済新聞社 第一種(午前)問題集 p.109参照>

 どうもありがとうございました。調歩同期方式のモデムの販売台数は多いため
技術革新がおき,結果として,コストからみると伝送効率はいいですね。
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990709  ネットワークスペシャリスト午前平成10年15

 イ 4

> 4kHzまでの音声信号を符号化する。
> サンプリング周波数は,アナログ信号の最高周波数の2倍が必要なので
> 一秒間に8000回サンプリングする。
> 回線速度が32kビット/秒。
> 一秒あたりで見てみると
> 32000[ビット]=8000[回]×答え[ビット]
> 答え=4[ビット]
> になりました。

 どうもありがとうございました。

> サンプリング周波数:4kHz×2=8kHz
> 時間にすると         :1/8000=1.25^-4
> ビット符号は          :32^3×1.25^-4=4
> 答えはイ 4

 どうもありがとうございました。

> http://www.mirai.ne.jp/~suehiro/aobaroot/ttkuz16.htmより
> 符号化
> 符号化は、量子化された個々の値を、8ビットの0/1データ(ディジタルデー
> タ)に変換します。

 どうもありがとうございました。

>  8ビット符号のときは、必要な回線速度は64ビット/秒となり、ISDN回線のBチ
> ャネル一本と対応していることがわかります。

 どうもありがとうございました。

> 山梨大学工学部電子情報工学科マルチメディアクラスのホームページに、
> 標本化、量子化、符号化の図が載っています。
> 「Computer Network 第2章 データ伝送方式 第3節 多重化方式 パルス変調」
> http://www.ese.yamanashi.ac.jp/~itoyo/lecture/network/network02/
> index02.htm#no3

 どうもありがとうございました。
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990712  ネットワークスペシャリスト午前平成10年16

 ア 情報を幾つかのユニットに分割し,各ユニットのヘッダ部に送信順序や転
  送先アドレスなどの制御情報を付加し別々に送受信する。

> 固定長ではないのでは、と思いました。アとウで悩んだんですが。

 いい見方ですよ。

> パケット交換方式:
> ユーザデータを小さな断片(パケット)に分解し複数端末から
> 多数の伝送を1つのチャネル内で行なえるようにした方式。
> 答えはア

 どうもありがとうございました。

>パケット交換
>http://www4.nikkeibp.co.jp/NCC/wordindex/word2290.html

> ア 正解
> イ 回線交換方式
> ウ ATM
> エ フレームリレー

 どうもありがとうございました。

>前にここで紹介されてましたが、転送の仲間は
>何3兄弟でしたか?

 蓄積3兄弟でしょう。パケット,フレームリレー,ATM ですね。
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990713  ネットワークスペシャリスト午前平成10年17

 ウ パケット通信のプロトコルを簡略化することによって,通信の高速化を図っ
  たものである。

>  ア 可能である。
>  イ エンドツーエンドのフレーム伝送遅延時間は一定ではない。
>  ウ 正解
>  エ ネットワーク層ではなく、データリンク層である。

 どうもありがとうございました。コメントは左づめでお願いします。

> フレームリレー
> http://www.allied-telesis.co.jp/cgi-bin/ysearch/esearch.cgi?kopt=3&kwd
> =%A5%D5%A5%EC%A1%BC%A5%E0%A5%EA%A5%EC%A1%BC
> 
> http://www4.nikkeibp.co.jp/NCC/wordindex/word2442.htmlより
> フレーム・リレーはプロトコルを簡素化し,誤り制御はエンド端末間で行う方
> 式にし,数Mビット/秒程度の高速データ伝送を実現した。
> 
> CIR
> http://www4.nikkeibp.co.jp/NCC/wordindex/word221.html

 どうもありがとうございました。

>ア CIRは0にする事は可能。でも現実的ではないそうです。
>詳しく載っているところがあるんでしょうか。

 NTT の OCN は,CIR は 0 ですよ。

> ア)0に設定することもできます。輻輳(ふくそう)パラメータです。>CIR
> イ)フレームリレーネットワークのトラフィックは変化します。
> ウ)正解。
> エ)データリンク層。
> 
> x.25 のフレーム構造とくらべると、制御部がないです。だから、高速です。
> バックボーンの一つにフレームリレーネットワークがあると考えていいのでしょ
> うか?

 LAN 間接続に向いています。利用側からみると,ディジタル専用線の代わりで
すね。

> <日経コミュニケーション:通信サービスガイド 用語集
> http://www4.nikkeibp.co.jp/CSG/wordindex/fr.htm>
> 高速伝送を実現するために伝送誤り時の再送制御を割愛し,データリンク層
> レベルでのデータ多重化を実現したデータ中継/交換方式。

 どうもありがとうございました。

> >蓄積3兄弟でしょう。パケット,フレームリレー,ATM ですね。
> 並び順序には意味があるのでしょうか?

 生まれた(普及)順です。
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990714  ネットワークスペシャリスト午前平成10年18

 ウ 4線式の回線で半二重通信を行う場合,データの流れの方向を切り替える
  時間は不要である。

>【全二重通信】
>full-duplex
>独立した送信チャネルと受信チャネルを用意し,送信と受信を同時に行なえる
>ようにした通信方式.
>→http://www.ascii.co.jp/ghelp/19/001929.html
>
>【半二重通信】
>half-duplex
>1つの通信チャネルを使用して,送信と受信を切り替えながら通信を行なう
>通信方式.同時に送受信を行なえる全二重通信とは異なり,半二重通信では,
>ある瞬間には送信または受信のいずれかのみを行なうことができる.
>→http://www.ascii.co.jp/ghelp/19/001930.html

 どうもありがとうございました。

> 半二重通信
> 1つの通信チャネルを使用して、送信と受信を切り替えながら通信を行なう通信方
式。
> 同時に送受信を行なえる全二重通信とは異なり、半二重通信では、ある瞬間には
> 送信または受信のいずれかのみを行なうことができる。
> http://www.ascii.co.jp/ghelp/19/001930.html
> 全二重通信
> 独立した送信チャネルと受信チャネルを用意し、送信と受信を同時に行なえるよう
に
> した通信方式。
> http://www.ascii.co.jp/ghelp/19/001929.html

 どうもありがとうございました。

>http://www4.nikkeibp.co.jp/CSG/wordindex/fdx.htm
>この文から判断しました。

 どうもありがとうございました。

>全2重(Full Duplex)
>AとBとの通信において、AからBへの通信とBからAへの通信の両方ともが
>同時に可能な通信方式。実現方法としては、通信方向で通信路を完全に分ける
>方法と、時分割多重や周波数多重などの多重技術を使って通信路を共用する
>方式がある。
>
>日経コミュニケーション「通信・ネットワーク用語ハンドブック99」P461より

 どうもありがとうございました。

> 2線式回線のままで全二重通信を可能にする手法(2線式全二重通信)とし
> て、「アースリターン」や「エコーキャンセラ」、「時分割方向制御{伝送}
> などの方式が利用されている。
> from http://www.mc.joho.ohara.ac.jp/~aiz/tushin/Network03.html
> 4線式で半二重通信を行うことはあるのでしょうか?

 あります。

>位相変調:
>データ伝送におけるアナログ変調の1方式で、搬送波の振幅は一定であるが、
>位相を送信データの信号に応じて変化させる方式。
>2相変調方式 1度に1ビットを変調できる。
>4相変調方式 1度に2ビットを変調できる。
>8相変調方式 1度に3ビットを変調できる。
>
>(合格情報処理 通信ネットワーク用語辞典’99より引用)

 どうもありがとうございました。
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990715  ネットワークスペシャリスト午前平成10年19

 エ 80

> アーラン
> 電話網などのネットワークを利用する場合のトラフィック量。(呼量)の単位。
> (日経BP社 情報・通信新語辞典 P.6)

 どうもありがとうございました。

> 3分に1回のトラフィックなので、1時間に20回よって
> 電話機1台の呼量(アーラン)=20回x80秒/3,600=4/9
> 全体では 4/9x180=80(アーラン)

 どうもありがとうございました。

> 呼量[アーラン]=1時間の通話回数×通話時間(回線保留時間)
> なので、
> 1時間の通話回数=1×60÷3=20[回]
> 180台分の平均回線保留時間=180×80÷3600=4[時間]

 どうもありがとうございました。

> 【アーラン】
> 電話網などのネットワークを利用する場合のトラフィック量(呼量)の単位。
> 1時間に1つの回線(または設備)を占有(保留)するトラフィックを
> 1アーランとする。
> 単位時間当たりの呼の数と平均保留時間の積によっても求められる。
> アーランとは,トラフィック理論の創始者であるA. K. Erlangにちなんで付けられた。 
> →http://www4.nikkeibp.co.jp/CSG/wordindex/erlang.htm

 どうもありがとうございました。
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990716  ネットワークスペシャリスト午前平成10年20

 ウ 77

> 1分間に送るメッセージ
>    3kバイト x 150件 ÷60=7.5kバイト/秒
> ビット単位に表現すると
>    7.5 x 1024バイト x 8=61440ビット/秒
> ランダムビット誤りによる再送ビット
>    3x 150件 x 1024バイト x 8÷100,000=36.894
> 再送が最大37回行われることになる。
> 再送によるトラフィックは
>    3 x 37x 1024バイト x 8÷60=15155.2ビット/秒
> 必要となる回線速度は
>   (61440+15155.2)/1000=76.5952k ビット/秒
> よって答えはウ 77

 どうもありがとうございました。

> まづ再送件数を求める。
> 1分間に送信すべきビット数は
>   150×3×1024×8(ビット)=3686400
> ビット誤りによって発生する再送件数は
>   3686400/100000=36.864
> よって37件が再送される。
>   150+37=187件/分
> この回線速度を求めればよいので
>   (187/60)×3×1024×8=76595.2ビット/秒
> ゆえに,77Kビット/秒

 どうもありがとうございました。
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990719  ネットワークスペシャリスト午前平成10年22

 イ トークンと呼ばれる特殊な電文をノードからノードへ巡回させ,送信要求
  のあるノードは,トークンを受信したときに送信権を得る。

> FDDIはトークンリング方式を拡張したアペンドトークン方式を利用してい
> るのでイ

 どうもありがとうございました。

> FDDI(Fiber Distribyuted Data Interface)
>   ANSIが検討し、ISOに提案している光ファイバーケーブルを用いたトークン
>   リング方式のループ型LANプロトコル標準規格

 どうもありがとうございました。バックは IBM でしょう。

> http://www.ascii.co.jp/ghelp/6/000662.html
> には・・・伝送レートは150Mbps・・・と書いてあります。しかし書籍などで調べ
> てみると100Mbpsと載っています。どちらが正解なのでしょうか。個人的には
> 100Mbpsだと思うのですが。

 どうでしょうか? どなたか詳しい方お願いします。

>トークン・パッシング(Token Passing)
>LANにおける媒体アクセス方式の一種。トークンと呼ぶ特定のビット列が常に
>伝送路を周回し、データフレームを送信したいステーションはトークンを伝送路
>から取り込み、代わりに自分の送信したいフレームを送信する。トークンは送信
>権とも呼ばれ、トークンが周回する事により、フレームを送信する権利をステー
>ションに与える。
>
>日経コミュニケーション「通信・ネットワーク用語ハンドブック99」P504より

 どうもありがとうございました。

> FDDI(Fiber Distributed Data Interface)
> ANSIが検討し、ISOに提案している光ファイバケーブルを用いた
> トークンリング方式のループ型LANプロトコル標準規格。
> IEEE802.5と異なり1回のトークンの捕捉で複数回データを送出できる
> マルチトークン方式である。
> (合格情報処理 通信ネットワーク用語辞典'99 P209より)

 どうもありがとうございました。

> ア:CSMA/CD方式
> イ:トークンリング方式。FDDIはこれ。
> ウ:コンテンション方式
> エ:ポーリング・セレクティング方式 

 ウは,「コンテンション方式」とはいえないように思います。

> ア CSMA/CD方式
> ウ ポーリング/セレクティング方式(セントライズド方式)
> エ ポーリング/セレクティング方式(ノンセントライズド方式)
> <http://apricot.ese.yamanashi.ac.jp/~itoyo/lecture/network/network01/
> index01.htm>
> にネットワークのことが簡単に載っていました。

 どうもありがとうございました。
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990721  ネットワークスペシャリスト午前平成10年31

 ア 一次群速度インタフェース(23B+D)のBチャネルは,チャネル速度64kビッ
  ト/秒でユーザ情報の転送だけに用いる。

>ISDNのチャンネルには、ユーザー情報伝達用のBチャンネル、
>                      高速データサービス用のHチャンネル、
>                      信号情報伝達ようのDチャンネルがある。
>(『通信ネットワーク用語辞典1998年版』合格情報処理1998年2月号
>   118頁)  

 どうもありがとうございました。

> ISDNには2つのインタフェース(基本、一次群)があり、
> それぞれデータ(B,H0,H1)と制御信号(D)を論理的に
> 分けて伝送している。
> 
> ア 正しい
> イ H0チャネルはユーザ情報の転送なので誤り
> ウ Bチャネルはユーザ情報の転送なので誤り
> エ Dチャネルは制御信号の転送なので誤り

 どうもありがとうございました。

> ア:正解
> イ:H0チャネルは呼制御用信号情報の転送に用いれない
> ウ:Bチャネルはユーザ情報の転送だけに用いる
> エ:Dチャネルはパケット交換モードでユーザ情報の転送も可能

 どうもありがとうございました。
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990722  ネットワークスペシャリスト午前平成9年問4

 エ 物理層には,X.21,X.21bis などを使用することができる。

>X.25
>  パケット網に関するITU-Tの勧告。公衆網に専用線で接続されたパケットモード
>  で動作するためのDTEとDCE間のインターフェースを規定している。
>Xシリーズ勧告(recommendation S series)
>  ITU-TのSG(データ通信網に関する標準化作業部会)が行う勧告。このSGの勧告
>  コードの先頭にはXがついているためこのように呼ばれる。
>  パケット交換インターフェースを規定したX.25が有名。
>(『通信ネットワーク用語辞典1998年版』合格情報処理1999年2月
>  311.312頁)

 どうもありがとうございました。DTEとDCE間の規定ですので,ウの「パケット
交換機間のプロトコル」は間違いですね。

>X.25
>物理層は勧告X.21の相当項を参照するように規定。データリンク層はISOのHDLC
>手順が基になっているが、X.25ではデータ転送に主従の関係を持ち込まないLAP-B
>が規定されている。パケット層はパケット多重の原理、VCの表現方法等を規定して
>おり、フレーム・リレー多重やATM多重の基礎になった。
>
>日経コミュニケーション「通信・ネットワーク用語ハンドブック99」P331より

 どうもありがとうございました。

>ア:X.25はネットワーク層までのプロトコル。
>イ:LAPDはISDNのパケット通信に使用されている。
>ウ:X.75が交換機間のプロトコル
>
>PT<--(X.25)-->パケット交換機<--(X.75)-->パケット交換機
> ↑
> +---(X.29)----+
>               ↓
>NPT<--(X.28)-->PAD

 どうもありがとうございました。

> なお,X.25で使われるフレームを大幅に簡略化することで,スループットを向
>上させたサービスをフレーム・リレーという。
>http://www4.nikkeibp.co.jp/CSG/wordindex/X25.htm より

 どうもありがとうございました。

> LAPD  Link Access Procedure on the D Channel
> データ通信プロトコルの一つ。ISDNのDチャネルを使う。ラップディーと呼ぶ。
> http://www5.airnet.ne.jp/tomy/info-dic/info-e-l.htm#lapd

 どうもありがとうございました。

>ITU-Tで決められた,パケット交換ネットワークにおけるDTE-DCE間の通信方式.
>http://www.ascii.co.jp/ghelp/15/001524.html より引用

 どうもありがとうございました。
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990723  ネットワークスペシャリスト午前平成9年問6

 イ セルリレーの論理多重機能と同様に,1本の物理回線上で複数の相手との
  通信が可能である。

> フレームリレー
> ISDNのパケット通信を利用した交換方式で、データを
> フレームと呼ばれる小さな単位に分割してディジタル伝送する方式。
> 再送制御を行わないので、パケット伝送に比べ伝送遅延が少ない。
> (合格情報処理 通信ネットワーク用語辞典'99より)

 どうもありがとうございました。

> フレームリレー(frame relay)
> 再送制御を省略して伝送速度を向上させたパケット交換方式
> 
> 各フレームにデータリンクコネクション識別子(DLCI)を付加することで、1本
> の通信回線で複数相手端末に同時に通信することも可能である。
> (合格情報処理 「通信ネットワーク用語辞典 '99 」p154)

 どうもありがとうございました。

> ア:帯域を占有しない。
> イ:正解
> ウ:通信路を固定的に確保しない。
> エ:輻輳制御、再送制御などを簡略化して高速なデータ転送を実現している。

 どうもありがとうございました。

>OSI第2層のデータリンク層まで規定されている。DLCIにより複数の
>データリンクを設定でき同時に通信できる。輻輳制御は端末が行う。
>網が正常なときはCIR以上の伝送速度で通信できる。

 どうもありがとうございました。

> ア:帯域は占有せず通常はCIRの範囲内の帯域が使用される
>     網の利用度合いが低ければCIRを超えた帯域も可能である
> イ:正解
> ウ:通信路は固定的ではなく、網の状態で変化する可能性がある
> エ:フレームリレーでは網内で再送制御はしていない
>     エンド端末で再送制御を実施しなければならない

 どうもありがとうございました。

>CCITT勧告I.122およびQ.922で指定されている標準通信プロトコルで、データリ
>ンク層(OSI参照モデルの第2層)にリレー機能とルーティング機能を追加します。
>フレームリレーは、PVC(Permanent Virtual Circuits:相手固定接続)のネットワ
>ークでフレームを伝送するための最小限の機能セットを提供し、伝送の保証や損
>失したフレームの通知は行いません。 
> http://www.ascend.co.jp/techdoc/networkbasic/3013_j.html より

 どうもありがとうございました。

> セル・リレー
> http://www4.nikkeibp.co.jp/CSG/wordindex/selrelay.htm

 どうもありがとうございました。
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990726  ネットワークスペシャリスト午前平成9年問7

 ア ウィンドウサイズ

> ウィンドウ制御のことなのでウィンドウサイズ。少し短絡的ですが。
> 
> ウィンドウ制御
> 1セグメント単位ではなく、大きな単位で確認応答を制御することにより転送
> 時間を短縮させる。確認応答を待たずに送信できるデータの大きさをウィンド
> ウサイズといいます。

 どうもありがとうございました。
 通信で流れている情報に窓つきの定規を当ててそこだけをチェックしながら,
ずらしていくイメージです。

> TCPプロトコルの場合、確認応答を待たずに送信することのできるバイト数を
> TCPセグメントフォーマットの中のウィンドウ部で指定する。
> <参考 図解でわかるデータ通信のすべて 日本実業出版社 P.125 >

 どうもありがとうございました。

> いちいち受信可能コマンドを受信することなしに一括転送可能な最大の
> パケット数。送信側は、ウィンドウサイズの個数以上に一度にパケットを
> 送ることはできない。
> 学研 合格情報処理 8月号付録 通信ネットワーク用語辞典 P17参照

 どうもありがとうございました。

>6月4日と同じ問題ですね。前は知らない言葉ばっかしでお手上げでしたが、
>今回は調べてみました。辞書も買ったし。(答えはおぼえてましたが。)

 どうもありがとうございました。
 http://www.mirai.ne.jp/~suehiro/homework/hwbackup/199906/hw19990604.txt
 で解説が見れますよ。
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990727  ネットワークスペシャリスト午前平成9年問27

 ウ 輻輳が発生していない状態で,端末から 16 kビット/秒の情報転送が可
  能である。

> CIR=認定情報速度。 フレームリレー網が正常な状態にある場合、各通信に保証する
> データ転送速度のこと。(ITEC ネットワーク技術 P284)

 どうもありがとうございました。

>CIR (Committed Information Rate)
>認定情報速度。フレーム・リレー網で、軽い輻輳の時に保証されるスループット。
>輻輳が発生すると、ユーザー側は予め決められたCIR速度までフレーム送出数を
>落とすことを求められる。
>
>日経コミュニケーション「通信・ネットワーク用語ハンドブック」P61より

 どうもありがとうございました。

> CIR:認定情報速度
> ITU-Tの勧告では「網が正常状態で保証される速度」
> ただし、一般のサービス業者のフレームリレーサービスでは網が輻輳状態で保証
> されるケースもある。通常は物理速度以下で設定されるが、網が混んでいなけれ
> ば物理速度で利用することが可能。
> (技術評論社 「ネットワークスペシャリスト受験研究 上」 p379より)

 どうもありがとうございました。

>ア:輻輳した状態ではCIR以上のフレームには廃棄ビットが立ち、網は優先的に
> これらのフレームを廃棄する。
>イ:フレームリレー網に接続された回線速度以内となる。
>ウ:輻輳してない状態では、CIR以上のフレームには廃棄ビットが立つが、網は
> 廃棄しないのでCIR以上で通信が可能。
>エ:網は網自身の保護のため輻輳時の制御は行うがそれ以外の制御は行わない。

 どうもありがとうございました。

> 「輻輳」という単語自体が読めません。解説あるとうれしいのですが。

 「ふくそう」です。通信に負荷が過度にかかっている状態です。

> http://www.miharujoho.co.jp/itac/nsp/point06.html
> を参考にしました。
> 軽い輻輳が起こった場合でも保証できる転送速度
> という表記を見かけたこともあります。

 どうもありがとうございました。

>  フレームリレー回線のスループットはCIR(Committed Information Rate;
> 認定情報速度)と密接な関係がある.端末機は各PVC(論理チャネル)毎に網と
> CIRを契約する.CIRは網が平常時に保証する情報転送速度(スループット)であ
> る.平常時とは一般には網輻輳も障害も発生していない状態と定義され,この状
> 態の時にはCIRまでのスループットを保証するとの意味である.
> http://www.unisys.co.jp/tec_info/tr54/5403.htm
> 2.3.3 スループットと輻輳制御より

 どうもありがとうございました。
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990728  ネットワークスペシャリスト午前平成8年問4

 エ ビット透過性を確保するため

>FCSではなく、フラグと区別するためなのでアは誤り

 どうもありがとうございます。

>ア:フラッグシーケンス(’01111110’)を識別する。
>イ:伝送路の仕事と思います。
>ウ:フレームチェックシーケンスで行う。
>エ:フラッグシーケンスを識別してフレームの構成を認識できるためビット
> 透過性を確保できる。
>オ:同期をとるのはフラッグシーケンスの役目。

 どうもありがとうございます。

>HDLC手順の特徴は任意のビット列を透過的に送れることですが、
>これに、「送信側で五つの連続する“1”の後に強制的に“0”
>を挿入する」が関係あるのでしょうか?

 そうですよ。

>FCS (Frame Check Sequence)
>http://www.ascii.co.jp/ghelp/39/003960.html
>
>http://www.mirai.ne.jp/~suehiro/homework/hwbackup/199903/hw19990329.txt
>1990701宿題より
> ビット透過性:基本型データ転送手順では文字単位伝送を基本としている為、
>               8ビット単位という伝送の制限を受ける。
>        HDLC手順では、任意ビット長のデータ伝送が可能。

 どうもありがとうございます。
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990729  ネットワークスペシャリスト午前平成8年問6

 ウ 一つのフレームの終結を示すフラグシーケンスと次のフレーム開始を示す
  フラグシーケンスは兼用できない。

>フレーム構成の最初と最後はフラグであり、そのビットパターンは共通
>である。そのため、フレームの終結を示すフラグと、開始を示すフラグ
>は兼用できる。

 どうもありがとうございました。

> フレーム検査シーケンス(FCS: Frame Check Sequence)
>   誤り制御のためのシーケンス。
>   CRC 方式で誤りを検出する。
>   検査の対象範囲はアドレス部・制御部・情報部。
>   通常 16 ビットだが、より高度な信頼性が要求される場合、
>   32 ビットに拡張できる。

 どうもありがとうございました。これで,エの記述は正しいことが分かります
ね。

> エ:ダイムフィルとは何でしょう?空き時間の埋め合わせでしょうか。

 そうですよ。
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990730  ネットワークスペシャリスト午前平成8年問19

 ア B-ISDN による高速なデータ通信サービスを実現するために開発され
  た交換方式で,1.5 M ビット/秒以下には利用できない。

>ATM(Asynchronous Transfer Mode):データ,音声など異なる種類の情報を
>53bytesの固定長のセルに分割して伝送する方式で,ATMスイッチと呼ばれる交換
>機によってあて先を振り分ける.光ファイバなどの高速伝送を有効に活用するの
>に用いられる.
> ASCII Glossary Helpより http://www.ascii.co.jp/ghelp/5/000587.html

 どうもありがとうございました。

> ◆ATM(Asynchronous Transfer Mode)
> 音声やコンピュータのデータなど,あらゆるデータを53バイトの小さ
> なセルに分割して送るデータ通信方式。従来,電話やデータ通信な
> ど,別々に構築された通信網を統合するために開発されたWANの技術
> だったが,今はLANの分野でも使われている。
> (http://www.glasscom.com/Tone/Glossary/GlossaryFrame.htm)

 どうもありがとうございました。