当ホームページのアクセス数No.1の『SQL講座』です。 マイクロソフトのAccessというデータベースソフトを利用して、10回の講義形式で、SQLを学んでいきます。
初級シスアドから目指すSQLというコンセプトのもと、なるべく分かりやすく、かつ、注意すべき点などを随所に盛り込みながら、解説していきます。
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■ 行の挿入 行を追加(新規書き込み)するには、INSERT INTO コマンドを用います。 INSERT INTO <テーブル名>(<列名リスト>) VALUES (<値のリスト>); 表に 1 行ずつ追加するときは,設定する値を書くのに、VALUES句を用います。
INSERT INTO 社員 ( 社員コード , 氏名 , 誕生日 ) VALUES ( 999 , '松坂' , #80/09/13# ) ;
テーブル「社員」に、社員コード "999" 氏名 "松坂" 誕生日 "80/09/13"の行を 追加します。
<注意> 日付/時刻型の値を囲む文字はシャープ (#) です。 < 実行結果ch08-1 > INSERT INTO <テーブル名1>SELECT * FROM <テーブル名2>; テーブル2の内容をテーブル1に複写します。
INSERT INTO 社員2 SELECT * FROM 社員 ;
テーブル「社員」を読み出し、テーブル「社員2」に書き出します。
<注意> ch08-2 を実行する前に、テーブル「社員2」を作成する必要があります。 作成の仕方は、「社員1」をコピー&ペーストしてください。 そして、そのテーブル名を「社員2」にして、貼りつけの設定をテーブル構造のみを選択してください。 < 実行結果ch08-2 > ■WHERE句 をつけて(行の挿入)
INSERT INTO 社員2 SELECT * FROM 社員 WHERE 在籍支社 = '東京本社' ;
テーブル「社員」から、在籍支社が東京本社の行を選択して、テーブル「社員2」に書き出します。 < 実行結果ch08-3 > ■データの更新 データの更新には、UPDATE コマンドを用います。 UPDATE <テーブル名> SET <代入式リスト>; テーブルを代入式リストに基づいてデータを更新します。
テーブル「商品」で区分コードが 1 の行を選択して、単価を 1.05 倍し、在庫を 100 にします。
< 実行結果ch08-4 > ■行の削除 行の削除自体はとても簡単ですが、どの行を削除するかを指定するのが難しいです。
行単位の削除は、DELETEコマンドを用います。
DELETE FROM <テーブル名>; テーブルからデータを削除します。
テーブル「社員」から氏名が松坂の行を選択して削除します。
< 実行結果ch08-5 >