ソフトウェア開発'04/06は,斎藤末広氏
http://www.mirai.ne.jp/~suehiro/ が出されている宿題を再編集したものです。
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040601
仮想記憶方式の一つに,仮想アドレス空間を固定長の領域に分割して管理する
ものがある。この固定長の領域を示す用語はどれか。
ア セクタ
イ セグメント
ウ フレーム
エ ページ
解説
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040602
CPU の処理時間を微小時間に分割し,それを実行可能な状態にあるタスクに割
り当てることを何というか。
ア オーバレイ
イ スワッピング
ウ タイムスライシング
エ リアルタイム処理
解説
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040603
スプーリングの説明として,適切なものはどれか。
ア キーボードからの入力データを主記憶のキューにいったん保存しておく。
イ システムに投入されたジョブの実行順序を,その特性や優先順位に応じて
決定する。
ウ 通信データを直接通信相手の装置に送らず,あらかじめ登録しておいた代
理の装置に送る。
エ プリンタなどの低速出力装置へのデータをいったん高速な磁気ディスクに
格納しておき,その後に目的の装置に出力する。
解説
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040604
パソコンの OS が提供する機能を利用するための API に関する記述のうち,
適切なものはどれか。
ア API で呼び出される OS の処理モジュールは,あらかじめそれを利用する
プログラムに静的にリンクしておく必要がある。
イ OS の API が提供されない周辺機器は,ユーザプログラムから利用又は制
御することはできない。
ウ アーキテクチャの異なる CPU 間でも,同じ OS とその API を使用するこ
とによって,プログラムの互換性を高め,移植時の工数を削減することが可
能である。
エ 異なる OS 間でも API は共通であり,API だけを使用したプログラムで
あれば,再コンパイルだけでほかの OS への移植が可能である。
解説
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040607
パソコンのクロック周波数に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア CPU のクロック周波数と,主記憶を接続するシステムバスのクロック周波
数は同一でなくてもよい。
イ CPU のクロック周波数の逆数が,1 秒間に実行できる命令数を表す。
ウ CPU のクロック周波数を 2 倍にすると,システム全体としての実行性能
も 2 倍となる。
エ 使用している CPU の種類とクロック周波数が等しければ,2 台のパソコ
ンのプログラム実行性能は同等と考えてよい。
解説
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040608
データ管理ユーティリティのうち,アーカイバの機能について説明したものは
どれか。
ア 磁気ディスクに,データを記録するための領域と,それを管理するための
領域を作成する。
イ データのバックアップや配布のために,複数のファイルを一つにまとめた
り,元に戻したりする。
ウ 不正使用や破壊からデータを守るファイルプロテクトや,不正コピー防止
のためのコピープロテクトなどによって,データを保護する。
エ フラグメンテーションが発生した磁気ディスクで,ファイルを連続した領
域に再配置する。
【実習課題】アーカイバ機能を持つ有名なソフトの名前をあげよう。
解説
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040609
RPC に関する記述のうち,適切なものはどれか。
ア 遠隔地のコンピュータで実行しているプログラムの開始と終了を指示する
技術
イ 遠隔地のコンピュータに存在するプログラムが提供する手続を,あたかも
同一コンピュータにあるように利用できる技術
ウ 遠隔地のコンピュータに存在するプログラムのバージョンを,自コンピュー
タと同一に保つ技術
エ 遠隔地のコンピュータにプログラムを配信する技術
【実習課題】RPCをどの業務の処理に利用しているか調べてみよう。
解説
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040610
表に示すタスク A 〜 D の集合に対して,ラウンドロビン方式の CPU スケ
ジューリングを適用する。タイムクウォンタムを 1 秒から 2 秒に変更すると,
タスク B のターンアラウンドタイムはどうなるか。ここで,タスクが到着した
時には,CPU 待ち行列の先頭に置かれるものとする。OS のオーバヘッドは考慮
しないものとする。また,表の処理時間は各タスクを単独で実行したときのもの
であり,各タスクともすべて CPU 処理だけである。
単位 秒
┌───┬────┬────┐
│タスク│到着時刻│処理時間│
├───┼────┼────┤
│ A │ 0 │ 6 │
├───┼────┼────┤
│ B │ 3 │ 6 │
├───┼────┼────┤
│ C │ 4 │ 4 │
├───┼────┼────┤
│ D │ 5 │ 3 │
└───┴────┴────┘
ア 2 秒短くなる。
イ 1 秒短くなる。
ウ 変わらない。
エ 1 秒長くなる。
解説
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040611
表に示す仕様の磁気ディスク装置において,500 バイトのデータを読取りに要
する平均時間は何ミリ秒か。
┌───────────┬────────┐
│回転数 │ 5,000 回転/分 │
├───────────┼────────┤
│平均シーク時間 │ 10.00 ミリ秒 │
├───────────┼────────┤
│転送速度 │ 10 M バイト/秒 │
├───────────┼────────┤
│コントローラの処理時間│ 2.00 ミリ秒 │
└───────────┴────────┘
ア 12.15
イ 16.05
ウ 18.05
エ 24.05
解説
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040614
マルチプロセッサによる並列処理で得られる高速化率(単一プロセッサのとき
と比べた倍率) E を,次の式によって評価する。r = 0.9 のアプリケーションの
高速化率が r = 0.3 のものの 3 倍となるのは,プロセッサが何台のときか。
1
E = ─────────
1 - r + (r / n)
ここで,
n : プロセッサの台数(1 ≦ n)
r : 対象とする処理のうち,並列化が可能な部分の割合(0 ≦ r ≦ 1)
とし,並列化に伴うオーバヘッドは考慮しないものとする。
ア 3
イ 4
ウ 5
エ 6
解説
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040615
ホストコンピュータとそれを使用するための 2 台の端末を接続したシステム
がある。ホストコンピュータの故障率を a,端末の故障率を b とするとき,こ
のシステムが故障によって使えなくなる確率はどれか。ここで,端末は 1 台以
上が稼動していればよく,通信回線などほかの部分の故障は発生しないものとす
る。
ア 1 - (1 - a)(1 - b^2)
イ 1 - (1 - a)(1 - b)^2
ウ (1 - a)(1 - b^2)
エ (1 - a)(1 - b)^2
解説
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040616
2.4 GHz 帯の電波を利用し,半径 10 m の範囲で 1 Mビット/秒程度までの通
信速度を実現する無線技術はどれか。
ア Bluetooth
イ IEEE 802.11b
ウ IEEE 1394
エ IrDA
解説
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040617
リポジトリシステムは,メタデータを管理するためのある種の DBMS である。
一般の DBMS とは異なり,リポジトリシステムが備えるべき機能として,適切な
ものはどれか。
ア 格納したデータに対する照会機能
イ 格納したデータについての複数のバージョンを管理する機能
ウ 多数の端末から入力されるデータ間の整合性を保証するための同時実行制
御機能
エ データごとの更新・照会操作の権限を管理する機能
解説
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040618
ADSL の特徴として,適切なものはどれか。
ア 電話線をスプリッタによって分岐させてアナログ電話機とパソコンを同時
利用すると,スプリッタを用いない単独利用に比べ,パソコンの利用できる
通信速度が低下する。
イ 上りと下りの通信速度が異なり,上り(利用者から電話局への方向)のデー
タ量が多い通信アプリケーションに適している。
ウ 複数の 64 k ビット/秒のチャネルを使ってバルク転送することによって,
高速通信を実現している。
エ 利用者宅から収容電話局までの距離が遠い場合や ISDN との干渉の影響が
ある場合,通信速度が低下する。
解説
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040621
システムを構成する要素のうち,次の特徴をもつものはどれか。
(1) ユーザから仕事を託され,ネットワーク内でその仕事を処理するのに必要
な場所(サーバ)を自律的に巡って,仕事を片づける。
(2) すべての仕事が終了した時点でユーザのもとに返る。
(3) ネットワーク内に送出された後,返ってくるまで,ユーザはネットワーク
にアクセスする必要はない。
ア エージェント
イ クライアント
ウ スクリプト
エ プロセス
解説
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040622
プログラムの構造に関する次の記述の下線部 a 〜 d に,誤りが一つある。誤
りの箇所と正しい字句の適切な組合せはどれか。
自分自身を呼び出して使うことができるプログラムは,a 再帰的 であるとい
 ̄ ̄ ̄
う。このようなプログラムを実行すると,局所変数,b 仮引数 及び戻り番地の
 ̄ ̄ ̄
格納領域が c スタック に確保され,d FIFO(First In First Out) 方式で制御
 ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
される。
┌───────┬────────────┐
│ 誤りの箇所 │ 正しい字句 │
┌─┼───────┼────────────┤
│ア│ a │再入可能 │
├─┼───────┼────────────┤
│イ│ b │実引数 │
├─┼───────┼────────────┤
│ウ│ c │待ち行列 │
├─┼───────┼────────────┤
│エ│ d │LIFO(Last In First Out) │
└─┴───────┴────────────┘
解説
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040623
Java アプレットに関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
ア クライアントにアドインとして組み込んで実行する。
イ サーバからダウンロードしてクライアントで実行する。
ウ サーバ側にある HTML 文書と連携しながら処理を行う。
エ ソースプログラムは,コンパイルせずに実行できる。
解説
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040624
システム開発において,システムを幾つかのサブシステムに分け,それぞれに
ついて分析・設計・開発・テストを繰り返しながら徐々にシステムを作成した。
開発の進め方として,最も適切なものはどれか。
ア 画面のプロトタイプを繰り返し作成し,利用者の要求を確認しながら開発
を進めた。
イ この方法は,利用者からの要求を容易に取り込めるので,すべての要求を
取り込んで開発した。
ウ 実務で使用しながら改良していくので,実稼働前のテストは簡単な動作確
認だけを実施した。
エ データベースの更新方法や,画面レイアウトの仕様などを個々のサブシス
テムごとに設定した。
解説
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040625
ソフトウェアの再利用技術に関する記述のうち,リバースエンジニアリングの
説明として適切なものはどれか。
ア 既存のプログラムから,そのプログラムの仕様を導き出す技術である。
イ 既存のプログラムから導き出された仕様を修正して,新規プログラムを開
発する技術である。
ウ 既存のプログラムを部品化し,それらの部品を組み立てて,新規プログラ
ムを開発する技術である。
エ クラスライブラリにある既存のクラスを再利用しながら,新規プログラム
を開発する技術である。
解説
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040628
アプリケーション開発の成果物であるジョブ,プログラム,画面,帳票,コピー
句を管理するためのリポジトリ構造を次のように定義した。このリポジトリ構造
を表現した E-R 図の(3)に入るものはどれか。
(A) ジョブは複数のプログラムから構成される。
(B) 一つの画面には一つのプログラムが対応する。
(C) 一つの帳票を出力するのに,複数のプログラムを必要とする場合がある。
(D) 一つのプログラムが,複数の帳票出力で使用される場合がある。
(E) 一つのジョブで,複数の帳票を出力する場合がある。
(F) コピー句はプログラムの入出力定義であり,複数のプログラムで共用され
る。
(G) 一つのプログラムで複数のコピー句を使用する場合がある。
┌─────┐
│ (1) │
└──┬──┘
│
│
┌─────┐ ┌──┴──┐ ┌─────┐
│ (2) │←→│プログラム│←→│ (3) │
└─────┘ └─────┘ └──┬──┘
↑ │
↓ │
┌─────┐ │
│ (4) │←────┘
└─────┘
┌─┐ ┌─┐
ここで,A と B が,1 対 1 の対応関係のときは│ A├─┤ B│,
┌─┐ ┌─┐ └─┘ └─┘
1 対多の対応関係のときは│ A├─→│ B│,
└─┘ └─┘
┌─┐ ┌─┐
多対多の対応関係のときは│ A│←→│ B│と表記する。
└─┘ └─┘
ア 画面
イ コピー句
ウ ジョブ
エ 帳票
解説
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040629
オブジェクト指向におけるデザインパターンに関する記述として,適切なもの
はどれか。
ア 同じ性質をもつオブジェクト群を更にクラスとして抽象化したものである。
イ オブジェクトの内部にデータを隠ぺいし,オブジェクトの仕様と実装を分
離したものである。
ウ システムに類似的に現れる設計構造をクラスライブラリとして整理し,関
係を明確にしたものである。
エ システムの構造や機能について,共通するテーマを抽出して解析し,記述
したものである。
解説
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040630
ソフトウェアの要求定義や分析・設計で用いられる技法に関する記述のうち,
適切なものはどれか。
ア 決定表は,条件と処理を対比させた表形式で論理を表現したものであり,
複雑な条件判定を伴う要求仕様の記述手段として有効である。プログラム制
御の条件漏れなどのチェックにも効果がある。
イ 構造化チャートは,システムの"状態"の種別とその状態が遷移するための
"要因"との関係を分かりやすく表現できる。
ウ 状態遷移図は,DFD に"コントロール変換とコントロールフロー"を付加し
たものであり,制御系システムに特有な処理を表現することができる。
エ 制御フロー図は,データの"源泉,吸収,流れ,処理,格納"を基本要素と
しており,システム内のデータの流れを表現することができる。
解説